定期テスト対策_古典_竹取物語 口語訳&品詞分解

こんにちは。塾予備校部門枚方本校の福山です。                       竹取物語『帝の求婚』の口語訳&品詞分解です。                       古典の物語はロマンチックな部分が多くて好きです。                     和歌のやりとりも素敵ですね。                               ぜひ定期テスト対策にお役立てください!

✿ 本文:太字、現代語訳:赤字 

竹取物語『帝の求婚

帝、にはかに日を定めて、御狩りに出で給うて、                       帝は、急に日を定めて、御狩りにお出かけになって、

かぐや姫の家に入り給うて見給ふに、                            かぐや姫の家にお入りになって(内部を)御覧になると、

光満ちて、清らにてゐたる人あり。                            (家の中いっぱいに)光が満ちあふれるように輝いて、美しい姿で座っている人がいた。

これならむとおぼして、近く寄らせ給ふに、                        「これがかぐや姫だろう。」とお思いになって、近くお寄りあそばすと、

逃げて入る袖をとらへ給へば、                              (女は奧のほうへ)逃げて入ろうとした、その袖を(帝が)おとらえになったので、

面をふたぎて候へど、                                  (女は)顔を(もう一方の袖で)覆ってそこに控えていたが、

初めよく御覧じつれば、                                  初めに(かぐや姫の姿を)よく御覧になっていたので、

たぐひなくめでたくおぼえさせ給ひて、「許さじとす。」とて、                比類なくすばらしくお感じになって、「放しはしないよ。」と言って、

ゐておはしまさむとするに、かぐや姫答へて奏す、                      連れていらっしゃろうとすると、かぐや姫が答えて奏上する、(それは、)

「おのが身は、この国に生まれて侍らばこそ使ひ給はめ、                  「私の身は、もしこの国に生まれておりましたらお召し使いになってよろしいのですが、

いとゐておはしましがたくや侍らむ。」と奏す。                      (そうではないのですから)連れていらっしゃるのはとても難しいのではございませんでしょうか。」と奏上する。

帝、「などかさあらむ。                                  帝は、「どうしてそんなことがあろうか、いや、そんなことはない。

なほゐておはしまさむ。」とて、御輿を寄せ給ふに、                     やはり連れて行こう。」と言って、御輿を(そばに)お寄せになると、

このかぐや姫、きと影になりぬ。                              このかぐや姫は、急に(影のように姿を消して)見えなくなってしまった。

はかなく、くちをしとおぼして、                             (これには帝はあまりにも)あっけなく、残念だとお思いになって、

げに、ただ人にはあらざりけりとおぼして、                         本当に、普通の人ではないのだなあとお思いになって、

「さらば、御ともにはゐて行かじ。                            「それほどいやなのなら、お供としては連れて行かないよ。

もとの御かたちとなり給ひね。それを見てだに帰りなむ。」                  もとのお姿におなりください。せめてそのお姿だけでも見て帰ろう。」

と仰せらるれば、かぐや姫、もとのかたちになりぬ。                     と仰せになると、かぐや姫は、もとの姿になった。

帝、なほめでたくおぼしめさるることせき止めがたし。                   (その姿を見て)帝は、やはり(かぐや姫を)すばらしいとお思いになるお気持ちを(どうにも)抑えきれない。

かく見せつる造麻呂を喜び給ふ。                             (帝は)こうして(かぐや姫を)見せてくれた造麻呂にお礼をおっしゃる。

さてつかうまつる百官の人々、                               そうして(翁のほうも、帝のお供をして)お仕えしているもろもろの役人たちに、

あるじいかめしうつかうまつる。                              癘宴を盛大に催して差し上げる。

帝、かぐや姫をとどめて帰り給はむことを、飽かずくちをしくおぼしけれど、          帝は、かぐや姫を残してお帰りになることを、満足ゆかず残念にお思いになったが、

魂をとどめたる心地してなむ帰らせ給ひける。                        魂を残しとどめた気持ちがしてお帰りあそばした。

御輿に奉りてのちに、かぐや姫に、                             御輿にお乗りになってから、かぐや姫に対して、(帝は、次のようにおよみになった。)

 帰るさの みゆきもの憂く 思ほえて そむきてとまる かぐや姫ゆゑ

 帰途のがもの憂く思われて、つい振り返ってしまって心が残る。

 (それというのも)私の言葉にそむいてあとに残るかぐや姫ゆえに。

御返り事、                                        お返事を(、かぐや姫は次のようによんだ)、

 葎はふ 下にも年は 経ぬる身の 何かは玉の うてなをも見む

 葎がはい広がっている(ような粗末な)住居でも(こうして)長年暮らしてきた私が、

 どうして(今さら)玉の(ような美しい)御殿を見る気になりましょうか

 (、とうていそんな気にはなれません)。

これを帝御覧じて、いとど帰り給はむそらもなくおぼさる。                  これを帝は御覧になって、ますますお帰りになる方向もわからないように思われなさる。

御心は、さらに立ち帰るべくもおぼされざりけれど、                     ご心中は、とても帰ることができそうにも思われなさらなかったけれども、

さりとて、夜を明かし給ふべきにあらねば、帰らせ給ひぬ。                  だからといって、(ここで)夜をお明かしになるわけにもいかないので、(しかたなく)お帰りあそばした。

※ 品詞分解はこちら                                    → 竹取物語『帝の求婚』

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