定期テスト対策_古典_竹取物語 口語訳&品詞分解

こんにちは。塾予備校部門枚方本校の福山です。                       竹取物語『かぐや姫の昇天』の口語訳&品詞分解です。                    本日は後半、ついにかぐや姫が天の羽衣を着て帰ってしまうシーンです。            ぜひ定期テスト対策にお役立てください!

✿ 本文:太字、現代語訳:赤字 

竹取物語『かぐや姫の昇天』(後半)

天人の中に持たせたる箱あり。天の羽衣入れり。                      (さて、)天人たちの中に持たせてある箱がある。(一つの箱には)天の羽衣が入っている。

またあるは、不死の薬入れり。一人の天人言ふ、                       また(別の)ある箱には、不死の薬が入っている。一人の天人が言うには、

「壺なる御薬奉れ。                                   「壺に入っているお薬をお飲みなさい。

きたなき所のもの聞こしめしたれば、御心地あしからむものぞ。」とて、            けがれた所の食べ物を召し上がったから、ご気分が悪いことでしょうよ。」と言って、

持て寄りたれば、わづかなめ給ひて、                           (薬の壺を)持ってそばに寄ったので、(かぐや姫は)ほんの少しおなめになって、

少し形見とて、脱ぎ置く衣に包まむとすれば、ある天人包ませず。              少々形見にと思って、脱いで残して置く着物に包もうとすると、そこにいる天人は包ませない。

御衣を取り出でて着せむとす。                              (もう一つの箱から)天の羽衣を取り出して(かぐや姫に)着せようとする。

そのときに、かぐや姫、「しばし待て。」と言ふ。                      そのときに、かぐや姫は、「ちょっと待って。」と言う。

「衣着せつる人は、心異になるなりといふ。                        「天の羽衣を着せられた人は、心が変わってしまうのだといいます。

ものひとこと言ひ置くべきことありけり。」と言ひて、文書く。                ひとこと言っておかなければならないことがあったのでしたよ。」と言って、手紙を書く。

天人、「遅し。」と心もとながり給ふ。                           天人は、「遅い。」とじれったがりなさる。

かぐや姫、「もの知らぬこと、なのたまひそ。」とて、                   (一方)かぐや姫は、「ものの道理を解さないことを、おっしゃるな。」と言って、

いみじく静かに、おほやけに御文奉り給ふ。あわてぬさまなり。                たいそう静かに、帝にお手紙を差し上げなさる。慌てない様子である。

「かく、あまたの人を給ひてとどめさせ給へど、                      「こんなふうに、大勢の人を派遣してくださって(私を)お引き留めなさいましたが、

許さぬ迎へまうで来て、とりゐてまかりぬれば、                      (拒むことを)許さない迎えが参って、(私を)召し連れて行ってしまうので、

くちをしく悲しきこと。宮仕へつかうまつらずなりぬるも、                 残念で悲しいことです。宮仕えせずじまいになりましたのも、

かくわづらはしき身にて侍れば。                             こんな煩わしい身の上でございますから(なのです)。

心得ずおぼしめされつらめども、                             (そのわけを)合点がいかないとお思いになったことでしょうけれども、

心強く承らずなりにしこと、                               強情にご命令に従わないままになってしまいましたことを、

なめげなるものにおぼしめしとどめられぬるなむ、                     無礼千万な女だとお心にお思いとどめになられてしまうことが、

心にとどまり侍りぬる。」とて、                             心にかかっております。」と書いて、(最後に)

 今はとて 天の羽衣 着る折ぞ 君をあはれと 思ひ出でける

 今はこれまでと、天の羽衣を着るときになって、

 帝のことをしみじみと思い出したことですよ。

とて、壺の薬添へて、頭中将呼び寄せて、奉らす。                      とよんで、(この手紙に)壺の薬を添えて、(勅使の)頭中将を呼び寄せて、(帝に)献上させる。

中将に、天人取りて伝ふ。中将取りつれば、                         中将に、天人が取り次いで伝える。中将が受け取ったところ、

ふと天の羽衣うち着せ奉りつれば、                            (天人がかぐや姫に)さっと天の羽衣を着せかけ申し上げたので、

翁を、いとほしく、かなしとおぼしつることも失せぬ。                   (かぐや姫の心から)翁のことを、気の毒で、いとしいと思っておられた気持ちも消えてしまった。

この衣着つる人は、もの思ひなくなりにければ、                       この羽衣を身につけた人は、もの思いが一切なくなってしまったので、

車に乗りて、百人ばかり天人具して、昇りぬ。                       (かぐや姫は何の悩みもなく)車に乗って、百人ほど天人を連れて、天に昇って行った。

※ 品詞分解はこちら                                    → 竹取物語『かぐや姫の昇天』(後半)

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