定期テスト対策_古典_大鏡   口語訳&品詞分解

こんにちは。塾予備校部門枚方本校の福山です。                       大鏡『三舟の才』の口語訳&品詞分解です。

昨日から枕草子に入ったのですが、高校生の期末テスト勉強に使えるものを優先的にアップしていきます!四條畷高校の2年生、必見です!

大鏡」は平安時代後期に成立した歴史物語です。                        「今鏡」「水鏡」「増鏡」と合わせて「四鏡」と呼ばれています。               大鏡、今鏡は人物ごとの業績をまとめていく紀伝体で書かれています。            (後半の水鏡、増鏡は時系列順に出来事をまとめる編年体です。)               大鏡では2人の老人が藤原道長の実績について語り合っています。

ぜひ定期テスト対策にお役立てください!

✿ 本文:太字、現代語訳:赤字 

大鏡『三舟の才』

ひととせ、入道殿の、大井川に逍遥せさせ給ひしに、                     ある年、入道殿〔藤原道長〕が、大井川で舟遊びをなさったときに、

作文の舟・管弦の舟・和歌の舟と分かたせ給ひて、                      漢詩文の舟・音楽の舟・和歌の舟と三つにお分けになって、

その道にたへたる人々を乗せさせ給ひしに、                         それぞれの専門の道にすぐれている人々をお乗せになったが、

この大納言殿の参り給へるを、                              (そこに)この大納言殿〔藤原公任〕が参上なさったので、

入道殿、「かの大納言、いづれの舟にか乗らるべき。」とのたまはすれば、           入道殿が、「あの大納言は、どの舟にお乗りになるだろうか。」とおっしゃったところ、

「和歌の舟に乗り侍らむ。」とのたまひて、                        (公任偕は)「和歌の舟に乗りましょう。」とおっしゃって、

よみ給へるぞかし、                                   (その舟で)およみになった歌なんですよ、

 小倉山 嵐の風の 寒ければ 紅葉の錦 着ぬ人ぞなき

 小倉山や嵐山から吹き下ろす嵐の風が寒いので、

 紅葉の葉が散りかかって、

 誰もが一様に錦の衣を着ているように見える。

申し受け給へるかひありて、あそばしたりな。                        自ら進んでお願いし(て和歌の舟にお乗りになっ)ただけのことはあって、すばらしい歌をおよみになったことですなあ。

御みづからものたまふなるは、「作文のにぞ乗るべかりける。                 公任偕ご自身もおっしゃったとかいうところでは、「漢詩の舟に乗ればよかったよ。

さて、かばかりの詩を作りたらましかば、                          そうして、この歌と同じくらいの(すばらしい)詩を作ったのだったら、

名の上がらむこともまさりなまし。くちをしかりけるわざかな。                名声を博することもきっとまさっていただろうに。残念なことをしてしまったなあ。

さても、殿の、『いづれにかと思ふ。』とのたまはせしになむ、                それにしても、殿が、『どの舟に(乗ろう)と思うか。』とお尋ねになったのには、

我ながら心おごりせられし。」とのたまふなる。                       我ながら得意な気持ちがしてならなかった。」とおっしゃったとかいうことです。

一事のすぐるるだにあるに、                                一道に秀でることさえたいしたことなのに、

かくいづれの道も抜け出で給ひけむは、いにしへも侍らぬことなり。              このように諸道に卓越していらっしゃったそうなのは、昔にも例のないことです。

※ 品詞分解はこちら                                    →大鏡『三舟の才』

 

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