定期テスト対策_古典_枕草子  口語訳&品詞分解

こんにちは。塾予備校部門枚方本校の福山です。                       枕草子『かたはらいたきもの』の口語訳&品詞分解です。

かたはらいたし」は、自分の言動などを見られていて「きまりが悪い」、           逆に誰かを見ていて「みっともない」「いらいらする」という気持ちを表します。       (気の毒だ、という意味もありますが今回は出てきません。)                           清少納言はどちらの例も挙げていますが、ほとんどが後者の訳です。              ぜひ定期テスト対策にお役立てください!

✿ 本文:太字、現代語訳:赤字 

枕草子『かたはらいたきもの』

かたはらいたきもの、よくも音弾きとどめぬ琴を、                      その場にいながら口出しかなわずいらいらするもの、上手にその音を弾きこなさない琴を、

よくも調べで、心の限り弾きたてたる。                           十分な調律もしないで、思う存分弾いているの(を聞くときの気持ち)。

客人などに会ひてもの言ふに、奥の方にうちとけ言など言ふを、                客などと会って話しているときに、(家族などが)奥の部屋で遠慮のない話などしているのを、

えは制せで聞く心地。                                   制止することもできないで聞いている心地(は、いらいらする)。

思ふ人のいたく酔ひて、同じことしたる。                          愛する人がひどく酔って、同じことを繰り返ししゃべるの(も、いらいらする)。

聞きゐたりけるを知らで、人のうへ言ひたる。                       (本人が)聞いていたとも知らず、その人のうわさをしゃべったとき。

それは、何ばかりの人ならねど、                              それは、(聞いていた本人が)どれほどの身分の人でなくても、

使ふ人などだにいとかたはらいたし。                           (自分の)使用人の場合でさえ本当に困ってしまう。

旅立ちたる所にて、下衆どものざれゐたる。                         外泊した先で、そこの下男たちがふざけているの(は、いらいらする)。

にくげなるちごを、                                   (はた目には)不器量に見える赤ん坊を、

おのが心地のかなしきままに、                              (親ともなると)自分の気持ちにはかわいく思うのにまかせて、

うつくしみ、かなしがり、これが声のままに、                        いとおしみ、かわいがり、その子の声色をそのまままねて、

言ひたることなど語りたる。                               (その子の)しゃべった言葉などを人に話しているの(は、いらいらする)。

才ある人の前にて、才なき人の、                              学問のある人の前で、学問のない人が、

ものおぼえ声に人の名など言ひたる。                            もの知りぶった声の調子で(有名な)人の名前などを話すの(は、いらいらする)。

ことによしともおぼえぬわが歌を、人に語りて、                       特別よくできたとも思われない自作の歌を、人に話して聞かせて、

人のほめなどしたるよし言ふも、かたはらいたし。                      人がほめたりしたことを自慢しているのも、(聞いていると)苦々しい気がする。

※ 品詞分解はこちら                                    →枕草子『かたはらいたきもの』

 

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