定期テスト対策_古典_源氏物語_口語訳&品詞分解

こんにちは。塾予備校部門枚方本校の福山です。
源氏物語『光る君の誕生』の口語訳&品詞分解です。

本日は牧野高校2年生のテスト範囲です!
長いので前半と後半に分けてアップしますね。
ぜひ定期テスト対策にお役立てください!

✿ 本文:太字、現代語訳:赤字 

源氏物語『光る君の誕生』(前半)

いづれの御時にか、女御・更衣あまた候ひ給ひける中に、
どの(帝の)御代であったか、女御や更衣が大勢お仕えしていらっしゃった中に、

いとやむごとなききはにはあらぬが、
それほど高貴な身分ではない方で、

すぐれて時めき給ふありけり。
きわだって帝のご寵愛を受けていらっしゃる方がいた。(桐壺の更衣である。)

初めより我はと思ひあがり給へる御方々、
(宮仕えの)最初から自分こそは(帝の寵愛を得よう)と自負していらっしゃった(女御の)方々は、

めざましきものに、おとしめ、そねみ給ふ。
(この方を)目にあまるものと、蔑んだり、妬んだりなさる。

同じほど、それより下咢の更衣たちは、
(この方と)同じ身分、それより身分の低い更衣たちは、

ましてやすからず。
(女御の方々よりも)まして気持ちがおさまらない。

朝夕の宮仕へにつけても、人の心をのみ動かし、
朝夕の宮仕えにつけても、ひどく他の女性たちの嫉妬をかきたてるばかりで、

恨みを負ふ積もりにやありけむ、いとあつしくなりゆき、
恨みを受けることが積もったのだろうか、ひどく病気がちになってゆき、

もの心細げに里がちなるを、
何となく心細そうに実家に下がることが多いのを、

いよいよ飽かずあはれなるものに思ほして、
(帝は)いよいよたまらないほどいとしく不憫なものにお思いになって、

人のそしりをもえはばからせ給はず、
人々の非難をもはばかることがおできにならず、

世のためしにもなりぬべき御もてなしなり。
世の語りぐさにもなってしまいそうなご待遇ぶりである。

上達部・上人なども、あいなく目をそばめつつ、
上達部や殿上人なども、困ったことだと目をそらしそらしするありさまで、

いとまばゆき人の御おぼえなり。
まことに見てはいられないほどの更衣に対する(帝の)ご寵愛である。

唐土にも、かかることの起こりにこそ、
中国でも、このような原因によって、

世も乱れあしかりけれと、やうやう天の下にも、
世の中も乱れ、悪いことになったものだと、だんだん世間一般でも、

あぢきなう、人のもて悩みぐさになりて、
苦々しく、人々のもの悩みの種になって、

楊貴妃のためしも引き出でつべくなりゆくに、
楊貴妃の先例までも引き合いに出してしまいそうになっていくので、

いとはしたなきこと多かれど、
(更衣は)とてもいたたまれないことが多いけれど、

かたじけなき御心ばへのたぐひなきを頼みにて、
恐れ多い帝のご寵愛が比類ないのを頼りとして、

まじらひ給ふ。
(ほかの女性たちの間に)立ち混じって(宮仕えを続けて)いらっしゃる。

父の大納言は亡くなりて、母北の方なむ、
父の大納言は亡くなって、母である(大納言の)北の方が、

いにしへの人の、よしあるにて、親うち具し、
古い家柄の出の人で、教養ある人であって、両親がうちそろい、

さしあたりて世のおぼえはなやかなる御方々にもいたう劣らず、
現在世間の評判が華々しい御方々にもさほど劣らぬように、

何事の儀式をももてなし給ひけれど、
(宮中の)何事の儀式の折にもとりはからっていらっしゃったけれども、

とりたててはかばかしき後見しなければ、ことあるときは、
これといったしっかりした後見人がいないので、特別なことのあるときは、

なほよりどころなく、心細げなり。
やはり頼るところもなく、心細い様子である。

※ 品詞分解はこちら
源氏物語『光る君の誕生』

古文:現代語訳/品詞分解全てのリストはこちら⇒https://www.prep.kec.ne.jp/blog/28470

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