定期テスト対策_古典_万葉集_口語訳&品詞分解

こんにちは。塾予備校部門枚方本校の福山です。
万葉集の口語訳&品詞分解です。
ぜひテスト対策にお役立てください。

✿ 本文:太字、現代語訳:赤字 

万葉集

天皇、蒲生野に遊猟するときに、額田王の作る歌 額田王
(天智)天皇が、蒲生野でみ狩りをするときに、額田王が作る歌

あかねさす 紫野行き 標野行き 野守は見ずや 君が袖振る

(あかね色が映える)紫草の生えている標野をあちらに行きこちらに行きなさって――野の番人が見ないでしょうか、あなたが袖を振るのを。

 

皇太子の答ふる御歌 大海人皇子
皇太子が答えるお歌

紫草の にほへる妹を 憎くあらば 人妻ゆゑに 吾恋ひめやも

紫の色が映えるように美しいあなたがもし憎いのだったら、あなたは人妻なのだから私は恋などするでしょうか、いや、しませんよ(。憎くないので人妻であっても恋をするのです)。

 

柿本朝臣人麻呂、石見の国より妻に別れて上り来るときの歌 柿本人麻呂
柿本朝臣人麻呂が石見の国から妻と別れて(都へ)上って来るときの歌

石見の海角の浦廻を 浦なしと人こそ見らめ
石見の海の角の浦の入り組んだ海岸を、(よい)浦がないと人は見ていようが、

潟なしと人こそ見らめよしゑやし 浦はなくともよしゑやし
(よい)潟がないと人は見ていようが、ええ、ままよ、(よい)浦がなくても、ええ、ままよ、

潟はなくとも 鯨魚取り海辺をさして
(よい)潟がなくても、(鯨を捕る)海辺を目指して、

和多豆の荒磯の上にか青く生ふる玉藻沖つ藻
(この)和多津の荒磯の上に青々と生える美しい藻や沖の藻は、

朝羽振る風こそ寄せめ 夕羽振る波こそ来寄れ
朝鳥が羽を振るように風が寄せるだろうが、夕方鳥が羽を振るように波が寄せるだろうが、

波のむたか寄りかく寄る玉藻なす
波といっしょにああ寄ったりこう寄ったりする(その)美しい藻のように、

寄り寝し妹を露霜の置きてし来れば
寄り添って寝た妻を、(露霜のように角の里に)置いて来たので、

この道の八十隈ごとに よろづたび顧みすれど
この(都に向かう)道の数多くの曲がり角ごとに、何度も何度も振り返って見るけれども、

いや遠に里は放りぬ いや高に山も越え来ぬ
いよいよ遠く(角の)里は離れてしまった。いよいよ高く(高角)山も越えて来てしまった。

夏草の念ひしなえて偲ふらむ妹が門見む
(夏草のように)思いしおれて(私を)慕っているであろう妻の(家の)門を見たいと思う。

靡けこの山
なびき伏せよ、この(立ちはだかる)山よ。

 

反歌二首

石見のや 高角山の 木の際より 我が振る袖を 妹見つらむか

石見の国の高角山の木立の間から私が振る袖を、妻は見てくれているだろうか。

 

小竹の葉は み山も清に さやげども 吾は妹思ふ 別れ来ぬれば

笹の葉は山(全体)をざわざわさせて(風に)乱れているが、私は妻をひたすら思っている。別れて来た(ばかりな)ので。

 

山上憶良臣、宴を罷る歌 山上憶良
山上憶良臣が宴を退出する歌 山上憶良

憶良らは 今は罷らむ 子泣くらむ それその母も 吾を待つらむそ

(私)憶良めは今はもうご退出申し上げよう。今ごろは(家で)子供が泣いているでしょう。そして、その子の母も私を待っているでしょうよ。

 

山部宿昜赤人が作る歌 山部赤人
山部宿昜赤人が作る歌 山部赤人

み吉野の 象山の際の 木末には ここだも騒く 鳥の声かも

吉野の象山の山あいの木々の梢には、たくさん鳴きざわめいている鳥の声がすることだよ。

 

二十三日に、興に依りて作る歌 大伴家持
(天平勝宝五年二月)二十三日に、(心に)感興の起こるままに作る歌 大伴家持

春の野に 霞たなびき うら悲し この夕かげに 鶯鳴くも

春の野に霞がたなびいていて、なんとなくもの悲しいことだ。この夕暮れの光の中で鶯が鳴いているよ。

 

東歌

信濃道は 今の墾道 刈株に 足踏ましむな 沓履けわが背

信濃に行く道は、最近切り開いた道です。木の切り株に足を踏み抜いて、馬に怪我をさせるな。(馬に)履き物を履かせなさい、わが夫よ。

 

防人歌

父母が 頭かきなで 幸くあれて 言ひしけとばぜ 忘れかねつる

父母が(おいらの)頭をなで、無事でいろと言った言葉が忘れられないことだよ。

右の一首、丈部稲麻呂。
右の一首は、丈部稲麻呂(の歌である)。

 

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万葉集

 

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