定期テスト対策_古典_去来抄_口語訳&品詞分解

こんにちは。塾予備校部門枚方本校の福山です。
去来抄の口語訳&品詞分解です。

「去来抄」は向井去来による江戸時代中期の俳論書です。
ぜひテスト対策にお役立てください。

✿ 本文:太字、現代語訳:赤字 

去来抄「下京や」

下京や雪つむ上の夜の雨   凡兆
(京の下町、下京では、しばらく前から降り積もった雪が、家々町々を白く覆っている。そこに今夜は気温も上がり、雨がやわらかに降っていて、)雪の上の夜の雨という風情が、下京の雰囲気に何ともぴったりに感じられることだ。

この句、はじめに冠なし。
この句は、当初初句がなかった。

先師をはじめいろいろと置き侍りて、
先生をはじめ門下の皆々もいろいろと初句を置きまして、

この冠にきはめ給ふ。
(先生が)この「下京や」の初句にお定めになった。

凡兆「あ。」と答へて、いまだ落ち着かず。
凡兆は「はあ。」と答えて、まだ納得のいかない様子である。

先師いはく、「兆、
先生のおっしゃるには、「凡兆よ、

なんぢ手柄にこの冠を置くべし。
おまえは立派な仕事としてこの初句をつけよ。

もしまさるものあらば、
もしこれ以上の句があるなら、

我ふたたび俳諧を言ふべからず。」となり。
私は二度と俳諧を口にしないつもりだ。」とのお言葉だった。

去来いはく、「この五文字のよきことは、
去来の言うには、「この初句のすぐれていることは、

たれたれも知り侍れど、このほかにあるまじとは、
誰もみなわかっていますが、これ以外にないだろうとは、

いかでか知り侍らん。
どうしてわかりましょうか、いや、わからないでしょう。

このこと、他門の人聞き侍らば、
このように議論して定めたことを、他門の人が聞きましたら、

腹いたくいくつも冠置かるべし。
笑止千万に思っていくつもの初句を置かれるだろう。

そのよしと置かるるものは、
他門の人がこれでよいとしてお置きになった句は、

またこなたにはをかしかりなんと、思ひ侍るなり。」
また我々にはきっと変にちがいないと、思うことでしょう。」

※ 品詞分解はこちら
去来抄「下京や」

 

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