定期テスト対策_古典_無名草子_口語訳&品詞分解

こんにちは。塾予備校部門枚方本校の福山です。
無名草子の口語訳&品詞分解です。
前回は清少納言に対する評価で、今回は紫式部です。

ぜひテスト対策にお役立てください。

✿ 本文:太字、現代語訳:赤字 

無名草子「紫式部」

「繰り言のやうには侍れど、
「くどくどと同じことを話すようではありますが、

尽きもせずうらやましく、めでたく侍るは、
尽きることもなくうらやましく、すばらしゅうございますのは(以下のお話です)、

大斎院より上東門院、『つれづれ慰みぬべき物語や候ふ。』
大斎院から上東門院に、『退屈を慰めるのにちょうどよい物語はありますか。』

と尋ね参らせ給へりけるに、紫式部を召して、
とお尋ね申し上げなさったところ、(上東門院は)紫式部をお呼びになって、

『何をか参らすべき。』と仰せられければ、
『何を差し上げたらよいか。』とおっしゃったので、

『めづらしきものは、何か侍るべき。
(紫式部が)『目新しいものは、何がございましょうか、いいえ、何もございません。

新しく作りて参らせ給へかし。』と申しければ、
新しく創作して差し上げなさいませよ。』と申したところ、

『作れ。』と仰せられけるを、承りて、
(院は)『(では、おまえが)作りなさい。』とお言いつけになったのを、お受けして、

源氏を作りたりけるこそ、いみじくめでたく侍れ。」
『源氏物語』を作ったというのは、とてもすばらしゅうございます。」

と言ふ人侍れば、また、
と言う人がいますと、また(もう一人の人は)、

「いまだ宮仕へもせで里に侍りける折、
「まだ宮仕えもしないで実家にいましたとき、

かかるもの作り出でたりけるによりて、
このようなもの〔『源氏物語』〕を創作したことによって、

召し出でられて、
(才能が人の目にとまって)出仕するよう召されて、

それゆゑ紫式部といふ名はつけたりとも申すは、
(その登場人物の名にちなんで)それゆえ紫式部という名をつけたとも申しますのは、

いづれかまことにて侍らむ。
どちらが本当なのでしょうか。

その人の日記といふもの侍りしにも、
その人の日記というものがありましたのにも、

『参りける初めばかり、はづかしうも、心にくくも、
『宮仕えに参りました当初は、(私のことを)立派で気が引けもし、奥ゆかしくもあり、

また、添ひ苦しうもあらむずらむと、おのおの思へりけるほどに、
また、つきあいにくくもあるだろうと、同僚の女房たちみんなが思っていたところ、

いと思はずにほけづき、かたほにて、
全く意外にもぼんやりしていて、世慣れていなくて、

一文字をだに引かぬさまなりければ、かく思はずと、
「一」という文字すら書かない様子だったので、こうとは思わなかったと、

友だちども思はる。』などこそ見えて侍れ。」
友達たちは思っておられる。』などと書いております。

※ 品詞分解はこちら
無名草子「紫式部」

 

*******************
“宇宙一、キミと向き合う塾・予備校”
KEC近畿予備校・KEC近畿教育学院

<公式HP>
https://www.prep.kec.ne.jp

<お問合せ電話番号>
0120-99-1919
*******************