先生の本だな③

みなさんこんにちは。門真市・守口市の教育発信塾予備校、大和田本校の小林です。

ウェブ授業の最終回、他校舎の生徒たちからの「ありがとう」のコメントがたくさんチャットに流れて、思わず泣いてしまいました。
ユーザー名を変えられるのですが、一人の生徒さんは「小林先生ありがとう」ってわざわざ名前を変更して「先生、名前見て!」って
40のおっさんを泣かしてどうする(感動)。

ウェブ授業でもKECの生徒たちの温かさに触れられて、たくさん助けてもらいました。この場を借りてみんなにお礼を言いたいと思います。本当にありがとう。

一方、対面授業が再開し、生徒たちの元気な顔を見られてほっとしております。
ライブ授業はやっぱりいいですね。もちろん今までと同じではありません。換気と消毒を徹底して授業をしています。
アフターコロナではなくウィズコロナ。この意識が大切と考えています。

ところでみなさん、ウイルスって何だと思いますか。
ウイルスって生きている?

なにを小林は当たり前なことをと思われるでしょうか。
ウイルスは微生物に決まっているだろう。
きっとそう思われる方が多いと思います。

けれども、じつはそう簡単ではないのです。
今日ご紹介する本はこちら。

生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書)
著者は動的平行論者の福岡伸一氏
ウイルスはもちろん自己増殖をします。
「自己増殖をするシステムを備えたもの」
それが生物の定義でした。

しかしウイルスは呼吸や代謝がない。
生物特有の特徴を兼ね備えていないシステム(「系」といったほうが小林はピンときますが)なのです。

このウイルスは今までの生物観を覆すものです。

未曽有のコロナ禍です。
「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」とは孫氏の言葉。
ウイルスというものを知り、正しく恐れるということも必要かと思います。

追記
同じ講談社現代新書から『ウイルスは生きている』(中屋敷均)という本も出ています。
こちらは2016年と比較的新しい図書で、小林がまだ読んでいないものです。
読まれた方がおられましたら、ぜひとも感想を教えてください。