リスニング強化トレーニング法

こんにちは。石山本校の梶山です。
さて,先日中学生の英語の授業でリスニングについての案内物を配布されていたのですが,その内容について担当の先生にお話をお聞きしたところ「なるほど~~」と思ったので皆さんにも紹介。

ご存じの方もいるかもしれませんが,滋賀県の公立高校入試において英語のリスニングの配点は32点前後と高く, 確実な対策が必要です。

今回紹介するリスニング力アップ方法は,生徒自身が学校で使用している英語の教科書のCDを用いることから,定期考査においても大きなメリットがありますので,是非実践して欲しいと思います。

《リスニング強化トレーニング法》

1.まずは何も見ないで音だけ聴いて内容をとる

2.次に,英文を見ながら聴く

3.日本文を声に出して読む
この時,感情を込めて読むことが大切です。以後,英語のリーディングに入りますが,どういった内容なのかをしっかりと頭に入れるためです。

4.英文を見ながら発音練習を3回繰り返す→(感情と英語をつなげる練習)ここがポイントです!

1回目:意味のかたまりで区切って読む練習
→例えば,「I want to play tennis in the park.」という文であれば,「I want / to play tennis / in the park.」 という具合に区切ります。この訓練によって,意味のかたまりが見えるようになるわけです。

2回目:小さな声で読む練習
これは試してみれば直ぐにわかりますが,子音が聞こえるようになります。
そもそも,大きな声を出す=母音を強める,ですから,当然なのですが確かに今まで聞こえなかった音が聞こえるようになります。

3回目:思い切り早く読んでみる。
例えば,I got up late.という文であれば,そのまま普通に読むと,「アイ ゴット アップ レイト」と発音しますが,思い切り早く読むことで,「アイ ゲッタプレィト」と言った風に,消える音があらわれます。

普通に聴いた場合,「I get a plate」(私は皿を取った)と聞こえてしまいますが,この訓練によって,実際に文を呼んだ時,どんな音になるのかを確認することができるのです。

この3パターンのリーディングによって,自分の耳に自分の声で,発音を焼き付けていくわけです。

5.CDを聴きながら英文を見て音読

6.何も見ないでCDだけ聴く
1の時とは明らかに違って,はっきりと聞こえるようになっているはずです。

何度も音読することで,英語の感覚が体に染みてきます。発音はCDの真似をしていくことが大切。
最大のポイントは,意味がわかって感情と英文をつなげることだそうです。