「先生、どうして?」

こんにちは。滋賀県の大津京にある塾、KEC西大津本校の梶山です。

今週から大津京近隣の中学校は、期末テストが始まります。
ということで、授業はテスト対策に切り替えて、生徒はワークを解いたり、過去問を解いてみたり、と頑張っています。

数学が担当の私は、生徒が解いている問題が、問題の主旨を理解して解いているかのチェックに生徒のノートを見回っている状態です。

例えば、文字式の計算は、きちんと共通因数を他の文字に置き換えて解いているのか、最も効率よい方法を選択しているか、等。

そんな授業中、生徒から一言。

「学校でもそうなんだけど、普段の授業ではテキストへの書き込みはだめなのに、どうしてワークは書き込みがOKなの?」

まあ、たしかに生徒たちにとっては不思議に思うのも無理がありません。

でも、理由があるのです。

テキストは、「新しいことを学習し、自分のものにする」のが目的です。
何度も書いていますが、「わかる」を「できる」にするには、その後の復習が重要になります。
復習の目的は、授業での解法を自分ひとりで「再現」できるようにすることです。

ですから、ヒントになってしまう情報を書き込まないのです。
例えば、角度の問題で、図に答えを出すために必要な情報が書き込まれた状態だと、見ただけで答えがわかっちゃいますよね?

それに対して、ワークは、「一度習った項目を再確認」することや、「練習量を積んで鍛える」こと、つまり「訓練」が目的です。

単なるルール」ではないことは理解してもらえましたか?

めざすは、100点ですよ! 頑張れ!


KEC近畿教育学院・予備校
西大津本校
TEL077-526-0226