大学受験の会場の下見って、何するの?

枚方本校の土谷です。

昨日(2/25日曜日)から国公立の二次試験がスタートしました。

毎日、京都大学の前を歩いて通勤しているのですが、昨日の京都大学はこんな感じでした↓

撮影時はお昼頃で、ポカポカとした陽気が漂っていたしたが、会場内は物凄い熱気だったかもしれませんね。

門の横には試験場の案内図が置かれていました。

京大はキャンパスが広いので、こういう案内図は、初めて来る受験生にとって、なくてはならない物です。

実際、私が受験した時も、下見で軽く迷いました(苦笑)。

 

さて、この案内図、実際には二次試験の前々日頃から置かれているのですが、この看板を見るたびに学生時代のある出来事を思い出します。

それは、吉田キャンパス内を歩いていた時のことです。

ちょうど、二次試験の前日か前々日で、受験生が何人もキャンパスに下見に来ていました。

そんな時、とある受験生が構内の警備員に話しかけている場面に遭遇しました。

「あぁ、試験会場の場所を聞いているのかなぁ。」

と思ったものの、すれ違い様に聞こえたその受験生のセリフがこちら↓

 

「会場の下見って、何するんですか?」

 

 

…お、おぉ。

確かに、自分も高校時代を思い出してみると、学校の先生は「いいか、受験会場の下見だけは行っておけよ。」と言っていましたが、「何をしに行く」、「何の為に行く」、のかは言ってくれませんでしたけど…。

 

と言うことで今回は、これから大学受験生になる方へ、そしてKECに入塾しようかどうかを迷っている方々へ特別に、「受験会場の下見は何をしに行くのか?」「何の為にするのか?」をお教えしましょう。

 

 

当然ではありますが、「会場の下見ですること」とは、

「しっかりと試験会場を確認すること」

です。

「そんなこと、ネットで調べれば簡単簡単!」と思っている方、甘いですよ。

そんな風に思っている方は、今から述べる2点を、しっかりと覚えておいてください。

 

1.大学はとにかく広い!

例えば、京都大学の吉田キャンパスを見て見ると、北部、中央、南部、等々とキャンパスが分かれています。

ここで知っておいて欲しい事が、北部だけでも、敷地面積は213,276平方メートルなんです。

 

…いまいちピンと来ませんか?来ませんよね。

では、牧野高校が約60,000平方メートルと言えばどうでしょう。

つまり、大学の敷地と言うのは、キャンパスの一部であっても、高校が幾つも入ってしまう位の広さなのです。

関関同立でも同じことが言えます(同志社大学の京田辺キャンパスで、788,274平方メートル、立命館大学の衣笠キャンパスでも、124,057平方メートル etc.)。

なので、実際に見て、そして歩かないと、その広さの実感が湧かないものです。

 

 

2.大学はとにかく建物が多い!

大学の特徴として、同じ学部の建物なのに、例えば理学1号館、2号館、3号館…と言った形で、同じような名称なのに全く別の建物、というものが幾つもあります。

この「同じ学部の名前が付いているのに番号が違う」というのが意外と曲者なのです。

何故なら、建物の並んでいる順番通りに、番号がふられている訳ではないからです。

2号館、3号館の間になぜか6号館があったりするので、思い込みで「並んでいる順番で行くと、次の建物が受験会場だな」と、曖昧な形で判断してしまうと、当日に慌てること間違いなしです。

なので、実際に建物の前に行って、しっかりと建物の名前を確認する、ことが大事です。

 

 

 

上記の2点をまとめると、

「受験票に書かれている試験会場を最後まで見て、建物の場所を正確に把握すること」

が、下見ですることです。

 

さらに、当日自分が移動を始める地点(家や宿泊先など)から目的地までの時間を測る事も忘れずにしましょう。

今ではネットで、時刻表やマップなどで、移動時間がある程度把握できます。

ですが、あくまでそれは目安です。

実際に自分が歩くスピードで、何分かかるかを把握しておらず、予想よりも着くのがギリギリになってしまった、というケースもあるので要注意です。

大学に着いてから、試験会場の建物へ行くまでの時間も測っておきましょう。

先述した通り、大学は広いですから、キャンパスの入り口前に到着しただけで、決して満足しないようにしてください。

 

 

では、こうした下準備を何故、何の為にするのでしょうか。

それは、

「試験以外の不安要素を無くす為」

にです。

 

「試験がうまく行くかどうか」と、ただでさえナーバスになっているのに、「会場を間違えた」、「当日に迷子になった」、では余計に心理状態が不安定になります。

大学受験において、試験前に自分で拭うことが決してできない不安というのは、「試験本番に何が出るのか?」ということだけです。

試験内容に集中する為にも、会場の下見には、絶対に行きましょう。

 

 

KECでは、勉強を教えるのは勿論、受験に関するあらゆる疑問を解決できるスタッフが揃っています。

生徒一人一人の学力に合った講座設定、学習アドバイスをすることで、正確に志望校合格へのプロセスを踏むことが可能です。

 

https://www.youtube.com/channel/UCLWkDYXqiSR9f91Fz_vghgw

 

さらに来月、3月26日から、春期集中講座が開講します。

https://www.prep.kec.ne.jp/spring/

各学年に応じ、大学受験から逆算して設計された学習内容となっております。

 

高校3年生だけが受験生ではありません。

大学受験を決めた時こそが、受験生としての始まりです。

 

是非一度、最寄りの校舎にて、お問い合わせください。