先生、全部あってた!

こんには。KEC高槻芝生校の吉井です。
本日は私が感動を覚えた中学1年生の男子生徒についてお話ししたいと思います。

その生徒は小学5年生からKEC高槻芝生校に通ってくれています。
小学生時代は学力的にはやや厳しい生徒で、基礎問題を解くのがやっとという学力でした。
この生徒が今年中学1年生になって今は中学の学習に取り組んでいます。

先日、数学の正負の数の四則混合計算練習をしました。
この計算問題(30問)はかなり難しい問題で、成績の良い生徒でも2~3問は間違う問題でしたので、全問を正解する生徒は2~3人でしたが、彼がその中の一人でした。途中の計算式も完璧でした。

彼が「先生、全部あってた!」と言いながらこの答案用紙を見せに来たときは感動でした。
小学校時代、あんなに学力が厳しかったのに、こんな難しい計算を全問正解できるようになったかと思うと感慨深いものがありました。

私は彼が小学校の時から算数を指導していました。彼は入塾以来、基礎問題から彼には難しすぎる応用的な問題まで、根気強く問題に取り組みました。やや難しい応用問題は説明をして、正解できるまで何度も解かせました。

その努力が徐々に実り、小学6年生の中頃にはほぼ平均的な学力に達し、6年生の終わりごろにはかなり難しい応用問題も自力で解けるようになってきていました。

今年、中学に入って引き続き数学を担当していますが、確実に平均以上の学力になってきています。

子どもの体格が1~2か月では急に成長しないように、学力もすぐに伸ばすことは出来ないことが多いです。(生徒によっては短期で伸びる場合もありますが…)

しかし、地道に努力を続けていけば、やがてしっかりとした学力が身に着くようになります。
そのためにはやはり適切な指導システム、適切な教材が必要なのだろうと思います。それも早ければ早いほどいいのです。

例えば、中学2年生の終わり頃に学力的に難しいお子様をお預かりして、ややレベルの高い高校へ入学させるということは至難の業といえます。
何事も基礎が大切です。その基礎力をしっかりと鍛え上げるには、少しでも早く学習に取り組むことが大切であると実感します。