数学の勉強法

こんには。 KEC近畿教育学院・高槻芝生校の吉井です。
これまで、このブログで国語の勉強法と英語の勉強法についてお伝えしてきました。
本日は数学の勉強法について考えたいと思います。
数学の最大の教科目的は思考力の育成にあると思います。従って思考力が育つような勉強方法が必要です。
小学校時代には速さや割合などの文章問題を解く時に、まず公式を覚えてから問題を解いたのではないでしょうか。
また、中学生では問題を解く前に例題を見て、その解法を理解してから練習問題を解いている人が多いと思います。
もちろん公式や例題の解法は問題を解く際に大変役に立つのですが、単に公式に当てはめて問題を解く、あるいは例題の通りに問題を解いているのではあまり思考力は働かせていないことになります。
ではどのように学習すれば思考力が働くのでしょうか?
小学生の算数問題ではまず、公式を知らない状態で問題を解いてみることです。
中学生の数学では例題の解法を見ないで例題を解いてみることです。
初めての問題でも今までの知識を駆使すれば問題を解くことが出来ます。「今までの知識を駆使して初めて問題を考える」… ここに思考力を働かせる鍵があります。
考えを巡らせて問題が解ければ「やったー」となり、大きな喜びが得られ、自信がつきます。
また問題が解けなくても、さんざん考えた後で解答を見ると、「なるほど」と納得ができてその解法が深く理解できます。
この訓練を積み重ねることが思考力の育成となり、数学力をつけることになります。
また数学力をつけるには、スポーツの技術習得と同じように出来るだけ多くの問題練習をすることも大切です。
さあ、今日からあなたもじっくりと数学の問題を解きましょう。