数学への取り組み方

こんにちは。枚方本校アシスタントの神田です。

この間の「中秋の名月」は見事でしたね。9月になって早10日が経ちましたが、しばらくは30℃を超える日が続きそうです。引き続き体調管理には気をつけましょう。

*おススメの数学勉強法*

秋になって受験対策も本格化していきますが、そこで皆さんの頭を悩ませるのが数学だと思います。公式は知っているのに模試や問題集の数学に歯が立たない、解答を見てもそこに書いてある解き方が自力で思いつく気がしない、といった経験がある方も多いのではないでしょうか。

そこで今回はオススメの数学の勉強法について紹介しようと思います。少しでも皆さんの勉強の手助けになれば幸いです。

まず勉強法を紹介する前に、皆さんは大学入試が原則として高校で学習する範囲内から出題されることはご存知でしょうか。
もちろん教科書の内容と比べると高度で難しい問題が出題されますが、回答に必要な知識自体は教科書範囲で済む場合がほとんどです。

これを踏まえた上で勉強法を紹介していきます。

1⃣ 解き方の定石を身に付けよう

たとえば変数が複数あるときに問題文の条件から文字を減らしたり、空間図形の問題で平面の切り口を考えたり、図形に座標を導入したり、存在しないことを証明するときに背理法を用いたり、数学にはいくつか「問題を解くための定石」が存在します。

数学ができるようになるためにはこれを身に付けることがとても大事です。
全ての問題が定石どおりにいくわけではなく、また定石自体も数多く存在するのでキリがないように感じてしまいますが、これを意識して数学の問題集を1冊終えてみると数学の見え方がかなり変わってきます

数学に手も足も出ないという方はここから取り組んでみてはいかがでしょうか。この勉強法には「チャート式」や「Focus Gold」、「NEW ACTION LEGEND」など多様な問題を手広く網羅した問題集を利用するのがおすすめです。

2⃣ わからない問題の答えを見るときは、操作の意味を考えよう

この勉強方法は先ほど紹介した解き方の定石を身に付ける上でも、そして定石の通じそうにない目新しい問題に食い下がれるようになるためにも、かなり有効になってきます。

どうしてそこで場合分けしたのか、平方完成したのか、因数分解したのか、そして何故それで上手く問題が解けるのか、これをじっくり考えるようにしてみてください。
意外と難しい問題ほど初歩的な操作が有効なことも多いです。

3⃣ 問題文の条件を自分なりに図や数式で表現しよう

これは勉強法というより問題を解くときの心構えですが、誰しも奇数を2n-1と表現したり、確率の問題で図を書いたり、有理数を互いに素(最大公約数が1)の2つの整数p, qの分数で表した経験が1度はあると思います。
これは数学的な思考をする上で非常に大事な作業です。
入試の中には条件が複雑、説明が長い、抽象的で分かりにくいなど、問題を理解するところから難しいものもありますが、こういう問題に出会った時でも諦めず読み込んで、少しずつ数式に変換していけば光明が見えてきます。
これは記述試験でも、問題文の長い共通テストでも有効なのでぜひ意識してみてください。

今回紹介するのは以上になります。

受験勉強はまだ中盤です。
解けないとなかなか気乗りしない数学ですが、しっかり時間をかけて克服していきましょう。

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