どうなるEdTech

こんにちは。茨木本校2230です。
文科省は来年度から,AI技術を教育に生かす
「EdTech」
(エドテック,教育Education+技術Technology)
の実証実験を始めるそうです。
生徒たちのつまずきポイントや得意不得意といった
情報をビッグデータ化し,AIで解析した上で,
授業や個別指導に生かすのです。
 
このハシリのようなものが
「atama+」
でして,KECの高1高2数学を中心に受講できます。

EdTechも,文科省による2020年入試改革も,
大元は「イノベーションを生み出す人材をどう育むか」
といった経産省の視点が大きいのです。

これからは,多様な人材が個々の得意とする分野で
個性や能力を開花させることを求められます。
教育のAI化によって,より深く学ぶ者は学び,
より広く好奇的に世界に接することができます。

ということで,今後の教育界からも
ますます目が離せなくなってきましたね。

ただ気になるのは,新井紀子氏の
「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」
にあるように,生徒たちの誤読や理解力の低下に加え,
語彙力や知識量の不足です。

物事を考えるにあたって,バックボーンとなる
知識がなくては,理解どころか批判することも
ままなりません。

2230は,新たにKECをお訪ねの方や,
入学テスト国語での出来が良くなかった方に,
「新聞を読んで」と申し上げることがあります。
 
単なる現代文対策のためだけでなく,
現代社会を中心とした問題点に触れ,
大学進学後の知のバトルのため,
社会人となって世に出てからのため,
大切な知識を今から吸収なさることをお勧めします。
EdTechが成功するためにも,
まずはこちらが先でしょうね。