取扱注意参考書!!!

こんにちは。KEC枚方本校アシスタントの神田です。
暖かい日が続きますね。先週くらいまで華やかに咲いていた桜も今ではすっかり散ってしまいました。みなさんは新年度の生活が軌道に乗ってきたところでしょうか。ここからは25℃を超える暑い日も増えてきそうです。服装に気をつけてしっかりと体調管理をしていきましょう。

さて、今回は参考書の紹介をしていこうと思うのですが、少し趣向を変えまして、取り扱いが難しく手放しにはオススメできない本についてお話をしたいと思います。この時期は入試に向けて参考書を購入しようと思っている方も多いと思いますので、注意喚起もかねて参考書を選ぶ上で有益になるような情報をお伝えしていきます。

さっそく一つ目を紹介していきます。
新・物理入門
こちらは名前に反してかなり難しい内容を扱っています。
微分、積分など、数学IIIで学習する知識を用いて物理現象を解説しているため、取り組むためにかなり高度な能力を要求されます。一方でその分、より高級な内容をごまかしなしで学習できるため、公式についてより根本的な理解が出来るようにはなっています。問題集と解説書の2冊がありますが、どちらも内容は高度です。興味がある人は解説書の方を部分的に読んでみるのが良いかもしれません。

入試数学の掌握
こちらはタイトルの通り数学の参考書なのですが、とにかくレベルが高いです。
三部冊になっているのですが、目次をのぞいてみると教科書のような「ベクトル」「二次関数」のような分野に分かれたレイアウトになっていなくて、代わりに「全称命題」とか「存在命題」のような小難しい単語が並んでいます。
この参考書は分野を問わず、数学の問題を解く際に必要となる論理的な考え方を読者に身に着けてもらうことを目的としているため、数学の基礎が全分野を通して身についていない方では、使うと1問目からさじを投げる羽目になります。購入の際は注意しましょう。
一方で、難しい数学が出題される大学を受験する必要があり、なおかつ数学の基礎がしっかり身についている人であれば、抽象度の高い難解な問題に立ち向かうための重要な考え方が非常に丁寧かつ分かりやすく書いてあるので、文句なしにお勧めできる一冊になっています。特に2冊目は抽象度の高い通過領域の問題に焦点を当てており、この範囲の解説についてはどの参考書よりわかりやすいと断言できます。最難関大学を志望していて基礎に自信のある人は心して挑んでみるといいでしょう。

大学への数学(月刊)
問題集というよりは雑誌なのですが、毎月、異なる分野の問題が簡単なものから難しいものまで幅広く取り揃えてあります。上手く扱えれば実践的な数学力が身につくのですが、なんといっても分量が多く、よほど得意な人でなければ1カ月では取り組み切れないでしょう。また、解説も個人的には淡泊に感じられました。数学力に自信があり、確実に得点源にしたい人のみ取り組んでみると良いでしょう。苦手分野が掲載されてる号を選んで購入するのも良いかもしれません。

以上です。上の参考書はどれも使い方さえ間違えなければ最難関レベルの入試にも太刀打ちできるほどの力がつく本なのですが、考えなしに手を出すと痛い目を見ます。参考書を購入する際は自分の学習状況志望校の入試問題をしっかり鑑みて、時には塾や高校の先生と相談しながら購入しましょう。また、歯が立たないと感じたら別の参考書に切り替えてみるのも手です。
志望校に合格するために何が必要なのか、今一度思い返してみましょう。

これから入試まで長いようであっという間です。
やり方が正しいのか常に考えながら、出来るだけ後悔の無いように勉強しましょう。

 

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