紙は高級品?!

枚方本校アシスタントの西田です(^▽^)/
まだまだ暑い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。

私は現在放送中のNHK大河ドラマ『光る君へ』を毎週楽しみにしながら夏休みを過ごしています。
主人公は、吉高由里子さん演じる紫式部です。

紫式部といえば『源氏物語』『紫式部日記』が有名ですよね。
皆さんはこれらの作品がどのように生まれたかご存知でしょうか。
紫式部が趣味で書いたと思っている人もいるかもしれません。

作品を書くには最低限まず紙がいります。しかし、平安時代の紙は容易に手に入るものではなく、
高級品だったんです!紫式部の家は下級貴族なのでもちろん紙を無駄使いできません。
そんな彼女が物語を書くことができたのは、藤原道長の存在があったからです。
道長が紫式部のスポンサーになって、紙を支給することで『源氏物語』『紫式部日記』が生まれたのでした。これは、道長側にもメリットがあって簡単に言うと「こんなにいい作品を生み出す人のスポンサーなんだぞ!」と他の貴族に威厳を示すことができるのです。
『源氏物語』に限らずこういったスポンサーあって、生まれた作品はとっても多いです。

古典で作品を読むとき、このようなことを思って問題を解くと、
違った視点が生まれるかもしれませんね。(そんな余裕はないかもしれませんが…💦)
大河ドラマも、ちょうど紫式部が『源氏物語』を書き始めたところなので、
勉強のあいまに、是非見てみて下さい!

以上古典小話でした!

 

 

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