大学新入試

KEC塾予備校部門 枚方本校 数学担当の佐々木です。

 

ご無沙汰していましたが、大学新入試の報道も多くなってきたので、ブログを再開することにしました。

報道はいろいろ不安を煽るものが多いですが、細かいことを除くと、私立大はほとんど変わりませんし、国公立大もセンター試験が共通テストにかわるだけです。

大きな心配はいりません。

 

センター試験が共通テストになるとどうなるか。

今回は、国公立大志望者、特に理系で英語が苦手という人にとって、英語がどんな風に変わるか、試算してみることにしましょう。

従来のセンター試験では筆記とリスニングの点数比が4:1ですが、共通テストでは、1:1になります。

 

理系で英語が苦手な人の多くはリスニングが苦手だと思います。筆記は頑張って得点率80%、リスニングは60%と仮定しましょう。

この仮定で試算すると、従来のセンター試験では152点/200点、共通テストでは140点/200点となります。

12点の差を大きいとみるかそれほどでもないとみるかは、ビミョーなところですね。理数の得意度合いによるのではないでしょうか。

 

さて、この試算で落胆する人がいるかもしれませんが、前向きに考えてみましょう。

みなさんが、大学を卒業後就職して英語を使ってコミュニケーションをとる必要が生じるとして、今リスニング力を鍛えておくことは決して悪いことではありません。

私も30歳頃、前職で外国人と技術会議を行う必要が生じそうなときは、本気で英会話を習った記憶があります。

 

リスニング力は一朝一夕には身に付きません。

英語が苦手な人は英語が好きではないことが多いですが、嫌がらずにトライしてみてください。

毎日10分リスニング&音読。

少し易しめのものがいいです。

余裕で読解できるレベルでないとリスニングは無理ですから。

尚、リスニング力が上がると、同時に速読力も上がっています。

英語力全体のレベルアップが期待できますよ。

 

私も将来、英語で数学の授業ができるように頑張ろうと思っています。