年末年始に家族みんなで考えよう!

みなさん こんにちは。KECの高木です。
急に寒くなりましたね。

さて、中3生は期末結果も返って来て、いよいよ中学校の三者面談に臨みます。
受験校が決まったら、あと70日弱、しっかりと頑張ってもらいます。

ところで、今、大学受験の入試で話題になっている問題を1つ
考えてみてください。

【問題】
あなたは高校の教師である。ある日、授業の一環として稲刈りの体験作業が
あり、農家に田植えの体験授業に生徒を連れて出かけた。稲刈りの体験作業
の後、農家のおばあさんがクラスの生徒全員におにぎりを握ってくれた。
しかし、多くの生徒は「他人の握ったおにぎりは食べられない」と
たくさん残してしまった。

[問1]
あなたは、おにぎりを食べられない生徒に対し、どのように指導しますか。

[問2]
あなたはこの事実を、おばあさんにどのように話しますか。

(2019年 横浜市立大学 医学部医学科小論文試験 改題)

どうですか?いえ、答えを聞いているのではありません。
こんな問題が出題されて、それに答えないといけないんです。

解答の丸覚えやテクニックでは絶対に通用しません。
日々、問題意識を持って『こんな時、自分ならどうするか』を
考えて生活する必要がありますね。

年末年始、家族一緒に自宅でニュースを見た時に、それに対し
「自分やったらどうする?」と、お子さんに尋ねてみてください。
意外な答えが返ってくるかもしれませんよ。

交野校の中3生に「この状況でおにぎりを食べられへん人は?」と
聞くと、女子の数人が申し訳なさそうに「無理」と答えました。

「でも、お婆さんには『今はおなかが空いていないので、
家に持って帰って、家族みんなでいただきます』と言って家族に
食べてもらう」という、優しい気遣いをしている生徒もいました。

『他人の握ってくれたおにぎりが食べられない?
へー、そうなんや。戦時中なら考えられへんな。』と
戦争にも行ったことがない私は感じるのでした。