能力診断テスト

こんにちは。KEC大和田本校です。

KEC大和田本校では、6月10日(日)に能力診断テストを開催します。
能力診断テストとは、KECが実施する実力テストです。
このテストは現在KECに在籍している生徒だけではなく、一般の方にも受験して頂くことが出来ます。
(一般の方の受験料は無料です。結果判明後、学習アドバイスもいたします。)
各教科とも広範囲に渡る分野から問題が出題されます。
現時点での学力を確認するのに最適なテストです。

そして、KECの生徒にとっては、今後の学習の指針ともなる大事なテストになります。
テスト後には、面談を実施します。
ぜひ、日頃の学習の成果を発揮してください!

大和田本校の各学年の試験日時は、以下の通りです。

KEC能力診断テストの受験をご希望の方は、KEC大和田本校(℡072-883-3506)までお問い合わせください。
(受付時間 14時より22時まで)

本科授業も白熱しています。

皆さん今日は。

大和田本校も無事本科授業が始まりました。

授業のない日も【すき間】の時間に自習室に来て、一瞬だけ集中して勉強するKEC生とか決まった時間に必ず来て勉強する人など自習室の使い方も様々です。

自習室は余計な雑音が入らないので自習室を積極的に活用し尽しましょう。

<自習室の様子>

本科授業スタート

皆さん、今日は。

春期講習お疲れ様でした。思っていた通りの学習は出来ましたか。

もし、まだ分からないと思っているモヤモヤ感があれば、気軽に聞きに来て下さいね。

 

分からないことは早めに消化しておくことが大切です。

 

春期講習の一コマです。

↓↓↓

皆頑張っていますね!

 

 

さて、

本科授業は4月8日から始まります。

学力獲得のために頑張りましょう!分からないことは直ぐに解決して、頭の中をすっきりさせて帰宅しましょうね。
質問待っています。スタッフと共に頑張りましょう。

春期講習も桜も

皆さん今日は。

春期講習も桜も満開な大和田本校です。

毎日の予定を消化しつつ、気分転換に桜を見に行くのも良いですね。

平安時代から花=桜として親しまれてきました。

ちなみに奈良時代は花=梅でしたが。

梅が好きな人間で有名な菅原道真は学問の神様として北野天満宮に祀られています。
近くのお花見スポットではなくて、天満宮に行って気分転換と神頼みをしてみませんか。

春期講習では自習室も盛況でスタッフ一同喜んでいます。(家ではなかなか勉強出来ない)と思っている人は校舎に来て下さいね。

塾・予備校の選び方

皆さんこんにちは。大和田本校の小林です。
公立高校の受験結果が出ましたね。また、大学受験の結果もほとんど出そろいました。
このブログをご覧の方々はいかがだったでしょうか。

公立の二次募集に望みを託す!
今日大学受験を戦ってきた!

なんていう人もいるでしょう。KEC生もそうでない生徒さんたちも、本当にお疲れさまでした。
本気で戦った子たちはきっと大きく成長したことだと思います。

大和田の子たちも本当に成長してくれました。
特に今年の中3生たちは、どこへ出しても恥ずかしくない、小林自慢の愛する子たちです。

あまりにも声を大にして言いたかったので、つい字が大きくなってしまいました。
さて、新年度が始まろうとしています。「塾予備校選びのなかでこのブログにたどり着いた」という人もいるかと思います。今日はそんな人たちに塾・予備校選びのポイントを少しお話ししたいと思います。

塾予備校選びで一番大切なことは何でしょうか?実績?立地条件?お月謝?
いろいろとあるかと思いますが、小林が大事にしてほしいと思うことは口コミ自分の目です。

どこの塾さんだって予備校さんだって、HPやパンフレットで悪いことを書くところなんてありません。
こんないい塾・予備校あるのか?ってことが書いてあります(笑)。

KECが唯一ベストだとは言いません。至らないところももちろんあります。
それは他塾さんでもそう。その中で1年間あるいはそれ以上勉強をするのです。
できればハズレは引きたくない。

だから、その塾や予備校へ行っている友達にまず話を聞けばいい
実際に授業を受けている生徒さんの言葉は、我々の言葉よりも説得力があるはずです。

それからできる限り体験授業を受けましょう。体験授業は検討している塾予備校を片っ端から受けたらいい。その中で、「ああ、ここだったらやってもいいかもな」と思えるところを探す。これが大事です。遠慮なんてする必要ない。だって自分がこれから長らく学ぶ場になるんです。慎重に探せばいいと思います。そうしてその選択肢にKECが入っていると嬉しい限りです。

親御さんへのお願い

KECはもちろん塾・予備校ですから成績にはこだわります。
ただし、成績だけにこだわる場ではありません。
だから、暗記暗記暗記といった授業は行いません。
「考えるな!覚えろ!」という教育も一つの手段としては否定しません。
が、KECはそんな塾ではありたくない。そんな予備校ではありたくない。

もしお子さんの成績だけを伸ばしてほしいとお考えでしたら、KECはまどろっこしいと思います。

けど、お子さんを目いっぱい愛して、そのうえで成績を伸ばしてほしいというのであれば、

KECほどいい塾は、予備校はない

と思います。どうぞお子さんを一度お連れ下さい。

最後に一篇の詩を紹介します。海潮音からカール・ブッセ「山のあなた」

山のあなたの 空遠く
「幸」住むと 人のいふ
噫われひとと 尋めゆきて
涙さしぐみ かへりきぬ
山のあなたに なほ遠く
「幸」住むと 人のいふ

子どもたちと山のあなた(=彼方)に幸いを探しに行ってくれるスタッフがお待ちしております。

不安にかられている子たちへ

こんばんは。大和田本校の小林です。
私立の受験が本格化し、不安な気持ちですね。
先ほども不安で電話をくれた生徒がいました。

空を見上げてごらんなさい。今日は素晴らしい天体ショーがみられます。
宇宙って大きいですね。受験で不安になっているのがなんだか馬鹿らしくなります。

今年の月食は随分と珍しいものですね。
https://www.forbes.com/sites/startswithabang/2018/01/24/how-rare-is-the-all-in-one-supermoon-blue-moon-and-lunar-eclipse-really/#5323dd413cf2

受験で不安なのはよくわかります。
けど、空を見上げてごらんなさい。
不安なのは君だけじゃありません。
「大丈夫、もう受験は完璧!」なんて思って受験に行く子はいません。
みんな不安で行くんです。

不安でいい。けど、一人じゃない。
KECの先生方みんながついています。
不安も緊張も、ぜ~んぶひっくるめて楽しんできなさい。

謹賀新年

あけましておめでとうございます。

旧年中はお世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、大晦日と元旦の合宿も無事終わりました。両日とも小林も参加しました。みんな頑張っていましたよ。小林に質問に来た生徒さんたちもきちんと理解して、いい顔をして帰ってくれました。皆、あと少し!ガンバレ!!

さて、今日は教材作成にいそしむ予定でしたが……。
とりあえず普段通り出勤。教材作成をして昼食。ご飯を食べたらきちんと洗い物。
本来ならここからまた、教材作成に戻れるのですが……。

2018年の小林は一味違うぜ‼

シンクの水の流れが悪い。アレっと思っていたら排水管からから水が⁉辺り一帯水浸し。
急きょ補修作業に入りドダバタドタバタ。パテを買いにコーナンへ。
この作業で数時間を取られました。
「俺、何しに今日出勤しているんだ」(。´・ω・)?

今日は定休日なのがせめてもの救いです。生徒たちがいる時だったらもう大変でしたね。

閑話休題
せっかくですので連載の最終稿もあげちゃいますw
このシリーズも今回で終わり。最後までお付き合いいただきありがとうございました。

さて今まで読書についてさんざん書いてきましたが、現場に立っていると、自発的な読書経験のない生徒たちが大半です。(言い方を変えると、学校の国語の授業以外で文章を読んだことがない)
その子たちもちゃんと大学に受からせています。

最後にでお伝えしたいのは、

読書は読解の(あるいは国語の)基礎体力であって、受験に受かる国語力とイコールではない


ということです。

受験に受かるための国語力をつける術は、授業内外で惜しげもなく生徒たちに披露しています。
ここではそれ以前の話、読書以外で読解の(国語の)基礎体力をつける方法について話をしたいのです。

「読書せずに」なんて虫がよさそうですがいい方法があります。
例えばYou Tubeなども一方ですが、小林がお勧めしたいのは次です。

大人との会話

大人は当然子どもよりも語彙が豊富です。「この言葉は通じないかな」と思っても、どうぞ使ってみてください。そしてそのあと、それを優しく言い換えてあげてください。

身近な親や教師との会話を増やす。
実はこれが後々の国語力、ひいては人格の形成に大きな影響を与えます。

大人の豊富な語彙を使って様々に子どもに語ること。
ですが、子どもに語るためには、我々大人も読書をしなければいけません。

親と子の会話なら、親子関係をより深めることができるかもしれません。
教師と生徒の会話なら、教師-生徒の信頼関係がより醸成されるかもしれません。

大人との会話

最後に伝えておきたいことでした。

国語ができる子どもを育てるために⑦ 読解の(国語の)基礎体力その2

みなさん、こんにちは。大和田本校の小林です。
2中のテスト対策でこちらの更新がすっかりおざなりになりました。
申し訳ありません。
さて、長かった基礎体力2のまとめです。

人が「自分が直接体験したこと」からのみで知を蓄えるとなると、
それはそれは乏しいものになってしまいます。

そこはそれ。先人が学んだものをいただけばいい。
悲しいかな、私たちに与えられた有限の時をすべて使っても、
読み切れないほどの古典的名著や現代の優れた書物があります。
読まない手はないと思います。

乱読のすすめをしたのは上記のようなことからです。
つまり、多ジャンルを乱読することで様々な形の知に触れることができます。
いうなれば(受験的)背景知識が手に入ります。

けれども、受験に限定なんてしたらつまらない、もったいない。
多ジャンルの乱読を積み重ねていくと、やがて全方位的な知識となります。

ある分野の知Aと、別の分野の知Bが結びついて、新たな知Cを得ることができる。
実はこのことは2020年度以降の新入試制度で求められることでもあります。
(勉強会で分かりました。よかった、出席して。)

一例をあげてみたいと思います。
例えば小林は生徒の合格を祈っています。
この「祈る」という言葉は、いい意味で使われていますね。
一方(そんなことはありませんが)「あいつなんか落ちてしまえばいいのに」と「祈る」とします。
これは悪い意味での「祈り」で、通常それを「呪う」と我々は言いますね。

では、「祈る」と「呪う」は反対かと思うと、実は語源が同一で
ノル」(超越的存在に対して言葉を発する)と言われています。

「祈る」「呪う」という言葉だけを見ていたらそれは(偏った)宗教学的理解にとどまります(知A)。
ところがここに言語学の要素を持ち込み、語源が同一であると知る(知B) 。
すると今までよりも言葉に気をつけるようになる(かもしれない、ちょっと強引かな)(知C)。

ある分野の知Aと別の分野の知Bが結びついて、新たな知Cを得る
受験的にはテーゼアンチテーゼからジンテーゼを見出すと説明してもいいかもしれません。

これを続けていくことができる人、様々な知を紡いでいける人を、我々は教養人と読んでいます。
小林は教え子に教養主義を掲げたい。そして自身が教養人になりたいと思っています。

「教養とはなんぞや。教養主義とは何ぞや。」

その辺りは例えば竹内洋先生の『教養主義の没落』をご一読ください。

国語ができる子どもを育てるために⑥ 読解の(国語の)基礎体力その2

みなさん、こんにちは。大和田本校の小林です。
今日は中3生の能力診断テストがありました。
手ごたえを感じた生徒諸君!その調子で頑張りましょう。
失敗したなという生徒諸君!猛反省&猛復習です。みんなガンバレ

さて、前回の続きです。洋の東西を隔てた自然観の相違について。

創世記第1章26節から31節です。

神は言われた。「我々にかたどり、我々に似せて、人を造ろう。そして海の魚、空の鳥、家畜、地の獣、地を這うものすべてを支配させよう。」
神は御自分にかたどって人を創造された。
神にかたどって創造された。

男と女に創造された。
神は彼らを祝福して言われた。
産めよ、増えよ、地に満ちて地を従わせよ。海の魚、空の鳥、地の上を這う生き物をすべて支配せよ。
神は言われた。
「見よ、全地に生える、種を持つ草と種を持つ実をつける木を、すべてあなたたちに与えよう。それがあなたたちの食べ物となる。
地の獣、空の鳥、地を這うものなど、すべて命あるものにはあらゆる青草を食べさせよう。」
そのようになった。神はお造りになったすべてのものを御覧になった。見よ、それは極めて良かった。
夕べがあり、朝があった。第六の日である。

つまり、キリスト教では自然を支配の対象と見ます

一方、日本では八百万の神々がいます。
山には山の神様がいて、海には海の神様がいます。
トイレにだって神様がいます(笑)。
それら神々に比べたら、人間なんてちっぽけな存在です。

だから自然を支配するなんて考えも及ばない
そこで日本人は自然を敬い、一体化しようとします。
古文を読んでいて出家者が山中に草庵を結ぶことがありますが、
これはまさに自然との一体化です。
すると自然を支配というキリスト教とは逆ベクトルが発生する。

ベクトルが逆なのでこれらが本文中で対比されます。

が、ここからが重要です。

日本の自然観では、自然とは偉大なものなので
ちっぽけな人間に保護されるような存在でもない
のです。

すると次の図式が成り立ちます。
西洋=自然を支配→人間が住みよいように自然を変える→自然破壊
日本=自然を敬う→人間は自然の恵みに感謝する→自然を保護しない→自然破壊

ベクトルが逆なのに結論は同じなのです。
受験では上記のような論調を基軸にした文章が出題されることが多い。
以上のことを知っているのと知らないのでは、本文の理解度が随分と違いますよね。

次回、基礎体力編2のまとめです。
基礎体力編2で一番伝えたいところです。
やっぱり次回も必読ですね(笑)。

国語ができる子どもを育てるために⑤ 読解の(国語の)基礎体力その2

みなさん、こんにちは。大和田本校の小林です。
さて、今回は読解の(国語の)基礎体力のお話後半です。

前々回のブログでは基礎体力とは語彙力だと言いました。
もう1つの基礎体力とはズバリ

背景知識

です。
話を分かりやすくするために、ここでは評論文に絞ってお話ししたいと思います。

「解答の根拠は本文中にある。
国語は論理的に書かれており、論理を追うことで筆者の主張を見つけ解答していく。」

巷の国語の参考書を見るとたいていこのようなことが書いてあります。
小林も全く異論はありません。

ただし……、です。やっぱり背景知識を持っておいて損はありません。

例えば、先日小林に質問に来た高3生の場合。
国語の問題集を解いていて、どうにも腑に落ちない……。

見てみると記述問題に関しての質問で、課題文は次のようなものでした。
「欧米のキリスト教文化圏では、聖書(創世記)に基づいて自然を支配し環境を……云々」。というものでした。
出古された感のあるほどよく出題されるパターンです。

この時、キリスト教について、あるいはそれの対比に持ってこられやすい、アジア特に日本それぞれの自然観について、背景知識を持っていれば、「ああ、あのことか」と途端に読みやすくなります。

もちろん、自分の背景知識がバイアスとなって課題文を曲解してしまっては元も子もありません。ですが、知っているテーマが出題されたら、知らない受験生より読みやすいことは確かですね。

彼女には背景知識としてキリスト教(唯一の創造新)における自然観日本の自然観(八百万の神々)を伝え、本文の対比を紐解いて説明しました。

よく出題されるので、せっかくですから次回その一部ご紹介をします。
(次回は必読ですね 笑)。
ただし、これらはあくまでも受験業界での言説です。
「真のキリスト教理解から外れている」とか、
「神道を理解していない」と言った
宗教的論争からは距離を置きます。