みなさん、こんにちは。大和田本校の小林です。
さて、昨日の続きです。
保護者様と面談させていただいて、よくいただく質問の一つに、読書に関するものがあります。
「先生、やっぱり本を読ませないとダメですか。」
「先生、うちの子全く本、読まへんのです。」
「うちの子、全然本を読まんから国語アカンのですわ。」
「本を読むのか読まないのか」
この二者択一なら、当然読むほうがいい。それは間違いありません。
ただし、ここで親の(あるいは大人の)覚悟が必要となります。
「本を読みなさい」と言っている当の親(大人)自身が本を読んでいるか。
自分が読んでいないのに子どもに「読め」というのは虫が良すぎます。
もしこのブログをお読みいただいている方が、小さいお子さんをお持ちなら、ぜひお子さんと一緒に読書をしてあげてください。
「パパもママもいつもご本を読んでるけど、ご本を読むのは楽しいの?」
「楽しいよ。じゃあいっしょにご本を読みましょうか。」
「大人は忙しいからそんな時間はない」というのは言い訳です。
子どもだって学校にクラブに塾に、それぞれの宿題に、その他習い事に……、と忙しいのです。
大人が言い訳をするのなら、子どもの言い訳も認めなければフェアじゃありません。
親が読書する姿を見せること。これが、子どもが読書をするきっかけとなります。
「偉そうなことを言いやがって。じゃあお前は読んでいるのか。」
居丈高に言うつもりはないのですが、こう思われている保護者様もおられるでしょう(ごめんなさい)。結論を言うと読んでます。
小林は往復の通勤時間を含めると半日以上を仕事に取られます。帰宅は夜12時前。その後、自身が入浴し、家族のお弁当と朝食作って……、などを終えると大体深夜2~3時(小林は主夫でもあります)。それから読書。朝10時に起きて洗い物等をして出勤しますから、読書タイムを取ることは厳しい。ですが、教えるものが学べ。教師が学びをやめるわけにはいきません。(今月だけでも、小林が読んだ(でいる)本のジャンルを列挙すると、哲学、社会学、宗教学、詩集、ビジネス書、古典、歴史、英語関係となります)。
忙しくても時間のやりくりをして何とか活字に触れる。
忙しい大人だからこその覚悟が問われますね。
次回はどんな本を読むとよいのかについてお話しします。