勉強地獄

こんにちはKEC枚方本校アシスタントの山内です。

11月も半ばに差し掛かり、かなり寒くなってきたと思います。また、最近ニュースでインフルエンザも流行し始めていると報道されていました。特に受験生はしっかりと食事をとることや、早寝早起きといった規則正しい生活を意識して体調を崩さないようにしましょう!

 

私は、大学では中国の歴史を専攻しています。その中で、昔の中国の子供たちはどのような勉強をしていたのかについて触れる機会がありました。いったい当時の彼らはどのような生活を送っていたのでしょうか?そのため、今回は昔の中国の試験制度について軽く話していきたいと思います。

 

6世紀後半から20世紀初頭にかけて中国では官僚になるためには「科挙」と呼ばれる試験を突破しなといけませんでした。
科挙の試験範囲は主に「四書五経」と呼ばれる儒学のことが書かれている書物から出題されます。
当時の子供たちはそれらを丸暗記して試験に臨むわけですが、その「四書五経」総文字数が431,286文字も存在していたのです!
400字詰めの原稿用紙に換算すると約1078枚分に相当します。
それらを当時の子供たちは通常は、8歳から15歳の間に全て覚えないといけませんでした。
仮に毎日200文字をコツコツ覚えたとしても6年ほど必要です。
本当に鬼の所業だと思います…

そのため、当時の中国では子供たちに学問を進めるためにこのような言い伝えが存在していました。今回はその一部を紹介します。

 

・金持になるに良田を買う要はない 本の中から自然に千石の米が出てくる

・妻を娶る(めとる)に良縁がないと嘆くな 本の中から玉のような美人が出てくるぞ

 

というように、「お金持ちになったり、結婚したいならひたすら勉強をしなさい!」という教えが存在していました。私が思った率直な感想は「生まれたのが現代の日本で良かった~!」と思いました(笑)

中学生・高校生の方たちも、勉強をしていて、辛いことがあったら当時の中国の子供たちのことを思い浮かべて、彼らよりはマシだと自分自身に言い聞かせて踏ん張ってほしいと思います!

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