過去問やろうぜ②

こんにちは。KEC茨木本校2230です。
高3高卒の皆さん,過去問とりかかりましょう!
ということで,今回は具体的な過去問の扱い方のお話です。

過去問は大学からのメッセージでありまして。
「こんな感じで出題するよ」「こんなのに取り組める人に来てほしい」
ってことです。それに応えるよう準備し,その大学に相応しい自分を試験本番でアピールしたいですよね。
そのために,過去問はやってて当然なのです。

また,今までの知識やノウハウのインプット学習とは異なり,アウトプット練習を通じて自分に足りないところを少しでも多く見つけ出し改善したいところです。では,過去問の正しい使い方をこれから確認していきましょう。

この後,「入試問題1セット」という表現が出てきますが,これ何だかわかります?
「受験1回分」のことです。例えば「〇〇大学2020年前期A日程なら英国社の3教科,各70分ずつ」のことです。

それではお待たせしました,具体的な使い方はこんな感じです。
①週末午前中に〇〇大××年度の入試問題1セット分を取り組む(2時間~)
②午後に答え合わせと解説確認(2時間)
③合格最低点を超えるためには,どの問題を正解させればいいのかを抽出(*)
④ウィークデーに(*)を意識して復習&演習
▶次の週末も同様に……。
平日には高校がある高3受験生をイメージするとこうなります。高卒生だと平日にも挑戦する時間を確保できそうですね。

ここでご注意!過去問の使い方でよくある失敗例を示しておきます。
✕入試直前期にひたすら解く ←無意味です
✕解くことだけが目的になっている ←解くだけでは力は付きません
✕過去問だけやっていればいいと勘違い ←授業など別観点で突っつかれましょう
✕出来具合に一喜一憂する ←勝ちにまぐれの勝ちあり,負けに不思議の負けなし
✕上記③④をやらない ←伸びる要素を無駄にしないで

過去問は「解いた後の行動」で志望校へより近づくことができます。アウトプット練習と反省改善で合格力を磨きましょう。

さて,高3生ならば毎週末に過去問演習を行いたいのですが,模試や定期試験も避けられず。
9月から年末までで,週末はざっと17回。このうち模試などで5回消えれば残りは12回。
ところで,受験校(ここで共テは1校とみなす)が3校だとすれば,1校あたりでは,たったの4セットしかできそうにない!こりゃ実質2年分くらいっすよって少なっ!週末だけでは足りないです,祝日はもちろん平日も上手に活用したいところですね。