
皆さんこんにちは!KECの神田です。
明日はいよいよ、大学入学共通テストですね!!
受験生の皆様、今日まで、本当に良く頑張ってきましたね!
さあ、後は、
これまでやってきたこと、
これまで覚えてきたこと、これまで練習してきたことを、
精いっぱい、落ち着いて、いつも通りに、
発揮してきてくだされば、それでOKです!!
毎年この日には同じことを申し上げていますが、
今回は、かつての生徒さんのエピソードを一つご紹介します。
もう何年も前のことになりますが、
当時私は、センター試験(まだセンターの時代でした)の前日には、
万が一のことを考えて、私の携帯番号、アドレスを生徒の皆さんに配っていました。
(今だとちょっと問題ありかもですね)
センター試験が始まり、数時間が経過したころ、ある生徒さんから突然私の携帯に連絡が入りました。
あれ!?なぜこんな時間に?と思い、慌てて出ると、
「・・・せんせえ(涙声)・・・」
「もしもし・・・どうした?大丈夫か?」
「・・・(涙声)やってしもた。一番得意科目で、やらかした。うち、もうアカン(しくしく)」
普段強気な彼女が今にも消え入りそうな声です。
私は、できるだけ落ち着いた口調を心掛けながら、あえて、こう言いました。
「どうする?・・・ずっとこのまま泣いてるんか?それとも、
残りの科目で立て直して、やれるだけのことをやるんか?
どっちにする?自分で決めなさい。」
数秒の沈黙ののち、
「・・・うん・・・わかった。やる。やるわ!
私、残りの科目、精いっぱいやって帰る!」
いつの間にか涙声は止み、いつもの力強い彼女の声に戻っていました。
そこから立て直した彼女は、なんと、第一志望の国立大学に合格します。
皆さん、お分かりですね。
第一志望に合格する人でも、1つくらいはやらかしている、ということ。
そのやらかしに引きずられず、他の教科を立て直すことができれば、
充分活路は開ける、ということ。
共通テストにはたくさんの科目があります。
全教科が自己ベスト、となれば、それに越したことはないし、もちろんそれを目指して頑張ってください。
でも、人間です。ましてや人生がかかった場面、緊張していますから、どこかにミスは生まれます。
そう、ミスしてから、やらかしてからが、勝負どころです。
彼女のように、そこからへこまず、立て直して、残りの教科でベストを尽くせば、
第一志望の合格だって可能なのです。
あと、緊張して力が出せない!
という人のために、毎年お伝えしていることがあります。
「緊張」とは、そもそも、人間がピンチに立った時にいつもよりも大きな力を発揮するための装置、なのだそうですよ。つまり、緊張はしていてもいい。してる方がいい。
もっと言えば、その、
一生に一度あるかないかの緊張感を、
積極的に「楽しんで」ほしい、と思います!
いよいよ明日ですね。
楽しもう!
何を?
生まれて初めて味わう緊張感を!
恐怖心を克服する達成感を!
どちらにしても、自分がやってきたこと。
それをそのまま出してくれば、それでOK!!
大丈夫。
きっと力が出せる。