過去問(赤本)の取り組み方と注意点

こんにちは、KEC枚方本校アシスタントの神田です。

共通テストも終わり、いよいよ大学受験も佳境ですね。
この時期は高校も多くのところが授業を終え、自分のための勉強に打ち込める絶好の期間になっています。
寒さも本格化してくるこの時期ですが、負けずに最後の追い込みをかけていきましょう。

さて、そういうわけで今回は直前期の勉強に関してお話していこうと思います。

この時期はすでに基礎が固まっている受験生がほとんどで、過去問への取り組み方が重要になってきます。
過去問といえば、本番を想定して制限時間を設けたうえで取り組むのが一般的でしょうか。

そこで、いくつか注意事項があります。とはいっても私が受験生のころに失敗したことなどをお話しますので、あくまで一つの意見として考えてください。

過去問(赤本)の取り組み方

1⃣ 過去問を惜しまないこと

過去問は数に限りがあります。これを出来るだけ本番と同じ状況で演習したいと考えるのは自然なことですが、これにこだわるあまり、過去問の難易度に実力が追いつくまで過去問を取っておこうとする人がいます。
これは私が高校3年生の時にやってしまったことで、非常にもったいなかったと後悔しています。
よほど特殊な形式の入試であればこうした対策は効果的ですが、大抵の一般入試では過去問を早めに演習してしまって、自己分析に活かしていった方が有効です。
過去問演習を通して、入試の傾向や目標点数に対する今の自分の実力などなど、いくつもの課題が見えてきます。
残り少ない勉強時間、こうした課題を克服していくのはとても大事なので、ぜひ過去問には早くから取り組んでください。

2⃣ 解いた過去問はしっかり復習する

過去問を解いたあと、その点数が気になると思いますが、それよりも重要なのが出来なかったところ、できたけど時間がかかった所などを明らかにすることです。
さきほどの話にもつながりますが、入試問題には大学側が受験生に要求する能力を試すような問題が多くあります。こうしたつまずいた部分をしっかり対策することは、入試で問われる能力を身に着ける近道になります。
ここまでして初めて傾向の分析になると考えることもできます。過去問から得られるものは余さず身に着けてしまいましょう。

3⃣ 過去問にこだわりすぎない

何度も言うように過去問は大事です。ところが、本番で必要になってくる能力は必ずしも演習から得られるとは限りません。
知識や計算力などの基礎的な能力は典型的ですね。しっかりと過去問以外の参考書も忘れず活用しましょう。
特に単語帳などは直前期だからと慢心せずに毎日時間を取りましょう。
さらに言えば、本番数日前は、過去問で終わっていない部分があったとしてもやらなくてもいいと思います。
不足があると感じたところの対策に充てましょう。

入試本番まで残り少ないですが、悔いが残らないように最後まで頑張りましょう。

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