さいころをふってみた

こんにちは。KECの塾・予備校部門,高槻本校の数学・理科担当の川渕です。
高槻市内の学校は,ほぼ夏休みが終了しました。
午前中から授業をすることもなくなり,少し気持ちに余裕が出てきました。

気持ちに余裕が出てくると,ふと,以前に担当した高校数学の問題を思い出しました。
「さいころを3回ふって,出た目がすべて一致する確率」を求める問題。
答えは1/36ですが,本当にそうなのか,確かめてみたくなりました。

さいころを3回ふるのは大変なので,さいころを3つまとめて同じ目が出るかどうか調べていきます。
これが,案外出なくて,振りつづけること55回。
やっと目が一致しました(ちなみに,オール2でした)。

回数を増やせば確率が1/36に近づいていくとは思うのですが,これを続けていくのはちょっと面倒です。
そういえば,写真の表,エクセルで作りました。
「エクセルで表を作るなら,エクセルに計算させたらいいやん・・・」ということで,シミュレーションしてみたのが以下の画像。
1~6の整数をランダムに3個,10000回発生させて,一致する回数を調べました。

計10回調べたのですが,一致する回数の平均は281.7回。
割合は0.02817です。
一致する確率の理論値は1/36=0.0277…なので,わりと近い値が出ました。
「はじめからエクセルで計算したら良かった・・・」なのですが,実際にさいころをふってわかったこともあります。

さいころの目がなかなか3つ揃わなくて大変だったのですが,実は,2つだけ揃うことはよくありました。
理論的には,2つだけ目が揃う確率は15/36なので,3つ揃う確率の15倍もあります。
さいころをふっている最中,「あ,また2つだけ一致した・・・」と若干イライラしたのですが,15倍も確率が違うならイライラして当然です。
15倍の違いを体感することができました。

ということで,なぜ,さいころを3回ふって同じ目が出る確率が1/36なのか知りたい方,もしくは,さいころをふって確かめてみたい方は,ぜひ,KEC高槻本校までお問い合わせください。