大阪府公立高校入試と英検

こんにちは。KECの塾・予備校部門,高槻本校の数学・理科担当の川渕です。
夏期講習も終わりが近づき,9月6日(月)からの本科開講に向けて準備を進めています。
また,英検も多数のお申し込みを頂いています。
そのとりまとめも大変でした。
高槻本校では外部生の申込枠は早々に埋まりました。
※在校生は9月3日(金)まで受け付けています。

それにしても,本当に英検の受験者が増えました。
大阪府公立高校の入試制度の影響もありそうです。
教育委員会の資料によると,現在,英語資格による入試の点数の保障制度は以下の通りです。

A 100%保障
英検:準1級・1級,TOEFL iBT:60点~120点,ILETS:6.0~9.0
B 90%保障
英検:対応無し,TOEFL iBT:50点~59点,ILETS:5.5
C 80%保障
英検:2級,TOEFL iBT:40点~49点,ILETS:5

つまり,英検準1級を持っている受験生は,当日の英語の点数は100%,満点です。
英検2級では,入試当日の英語の点数が80%保障されます。
大阪府の資料によると,資格保持者のうち,入試で保障点以上の点数を取った受験生は14.8%。
ということで,英検2級以上を持っていれば,入試ではずいぶん有利になります。
そこで,大阪府のサイトにある資料(令和3年度公立高等学校入学状況概要)を基に,今春(2021年度入試)の公立入試でどれくらいの受験生が英語資格を持って受験しているのか,高校別に表にまとめてみました。
※主に旧1学区の公立高校です。
※割合は(A+B+Cの人数)÷(受験者数)で算出しています。

■受験者数に対する英語資格取得者の割合■

募集人員 受験者数 A該当者 B該当者 C該当者 割合
北野 320 425 19 0 317 79.1%
茨木 320 488 3 0 282 58.4%
豊中 360 552 2 0 178 32.6%
春日丘 320 549 1 0 113 20.8%
千里 272 316 0 0 50 15.8%
池田 320 406 0 0 40 9.9%
三島 320 384 0 0 21 5.5%
箕面 315 382 0 0 10 2.6%
北千里 320 432 0 0 10 2.3%
槻の木 240 249 0 0 5 2.0%
桜塚 320 399 0 0 7 1.8%
刀根山 320 427 1 0 3 0.9%
豊島 280 381 0 0 2 0.5%
芥川 320 331 0 0 1 0.3%
山田 320 509 0 0 1 0.2%
東淀川 224 271 0 0 0 0.0%
渋谷 240 291 0 0 0 0.0%
茨木西 240 298 0 0 0 0.0%
北摂つばさ 240 244 0 0 0 0.0%
吹田 240 238 0 0 0 0.0%
吹田東 280 353 0 0 0 0.0%
高槻北 320 326 0 0 0 0.0%
阿武野 240 265 0 0 0 0.0%
大冠 280 350 0 0 0 0.0%
摂津 200 238 0 0 0 0.0%
島本 240 74 0 0 0 0.0%
柴島 240 286 0 0 0 0.0%
千里青雲 240 269 0 0 0 0.0%
福井 227 109 0 0 0 0.0%
箕面東 210 177 0 0 0 0.0%

こうしてみると,たとえば,北野高校。
なんと,英検準1級以上に相当する資格を持っている人が19人,2級に相当する資格を持っている人が317人もいます。
受験生の80%近くが英検2級以上を持っているのだから,すごいですね。
大阪府の資料によると,2020年度入試では英語資格を持って受験する人が1,650名,2021年度入試では2,290名と増加傾向にあります。
たしかに,高槻本校でも,小中学生の英検の受験者がとても増えました。

そんな盛り上がる英検ですが,次回,2021年第3回英検の1次試験は,2022年1月23日(日)実施です。
11月より募集を開始する予定です。
募集開始の際には,こちらのブログの他,高槻本校のFacebookTwitterなどでも告知しますので,ぜひ,ご覧ください。

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