【傾向と対策】関西学院大学の英語

兵庫県西宮市と三田市にキャンパスを構え、兵庫県内だけでなく大阪府、京都府からの受験生も増やしている関西学院大学。

KEC近畿予備校の受講生の多くも関西学院大学を受験します。

今回は、関西学院大学の英語の出題傾向と対策をご紹介します。
<公開日:2022/07/04>

関学の英語

前提として、関学の英語は学部や日程によって問題が統一されていません。「完全にバラバラ」と言う程ではなく、「大まか同じ」と言うことも出来ますが、関関同立の中で英語の問題が統一されていないのは、実質的に関学だけです。

※よって以下の出題傾向と分析は、関学の「学部個別日程(の主流)」についての内容となります。

※「全学部日程」は、大問の数と出題傾向は、ほぼ同じで「記述問題がなし=完全オールマーク」という点が異なります。

**出題方式と概要**

 

制限時間=90分

方式=ほとんどがマーク式。一部記述問題(英文和訳、英作文)あり

大問の数6題(1=長文、2=長文、3=長文、4=文法、5=整序英作と記述の英作文、6=会話  ※長文の中に和訳問題が含まれる)

配点=200点(が基本)

|| 配点

※関学は、小問の数が変動するので、その都度配点が微妙に異なります。大まか「長文の3題で120」「その他の3題で80」と思っておけばいいでしょう。関学の入学センターが出している「入学試験問題集」に、全問の配点が掲載されています。この問題集には、各問題の正答率や、出題者の講評などがかなり詳細に書かれています。めちゃくちゃ親切です。関学を志望する人は、必ずこの問題集を入手して下さい! 大学に請求すると誰でも入手できます。古いものは手に入りにくいと思いますが、KECに過去のものを保存していますので、申し出て下さい。

|| 時間配分

時間配分は、「長文3題に60分」「その他に25分」「見直しに5分」というのが、大まかな目安になるでしょう。

|| 注意点

関学は、文法問題が大問として独立して存在するのにも関わらず、長文や会話問題にも文法的知識が求められます。この点は立命館の出題傾向と大きく異なります。つまり、立命館の場合は、「長文問題は、純粋に読解力のみ」で解くのに対して、関学の問題は「長文問題や会話問題なのに、解答の根拠が文法」という問題が少なからずあるということです。

 

**出題傾向と大問別学習アドバイス**

 長文

空所補充(5問前後)、下線部の同意語句の選択(5問前後)、本文の内容一致問題(2問前後)、下線部和訳(記述)が1問

先述のように、空所補充も下線部の問題も、「読解力だけでなく、文法・語法・語彙力」で解く問題も含まれています。例えば「derive from~=~に由来する」という熟語のfromが解答である問題や、「tellは他動詞だが、confessは自動詞なので」正解はtellのような問題などです(もちろん読解力で解く問題が中心にはなりますが)。

この長文1と長文2には下線部和訳の問題が出題されます。関学の「入試試験問題集」の発表では、1問10~12点となることが多いようです。配点が大きいので、関学の志望者は和訳の対策も当然必要です。主語・動詞を中心に、「文構造に即した和訳」なおかつ「あまりにも直訳にならず、本文に即して意訳されたもの」が模範解答となります。過去問を解いた時は、安易に自己採点せずにKECの先生に添削を依頼して下さい。

 長文

空所補充(3問前後)、下線部の同意語句選択(3問前後)、本文の内容一致問題(2題)、下線部和訳(記述)が1問

長文2も、ほぼ長文1と出題傾向・対策は同じです。

 長文

下線部の同意語句選択(8題前後)、本文の内容一致問題(3問前後)

長文3は、長文1・2と違って、やや短めで、なおかつ和訳問題がありません。よってこの長文3は時間配分を短めに設定しておく必要があります。

「長文1=20分強」「長文2=20分強」「長文3=20分弱(出来れば15分以内)」ぐらいが目安になると思います。

文法

文法の各分野からまんべんなく出題されます。大学入試用の問題集で、まずは単元別になっているものを夏の終わりまでにやり切っておきましょう。その後、9月以降は総合問題タイプの問題集(桐原書店のファイナル:標準編など)を解いて、実践力・入試対応力を身に付けるようにしましょう。9月以降は、週に1回ぐらいはこの総合問題もしくは過去問を解いて、間違った問題を復習して下さい。「解説を読んでも分からない時」は、必ずKECの先生に質問に来て下さい。

整序英作文2問と和文英作(記述)1問

(※全学部日程は、記述がないので、整序英作文の出題が増えます)

整序英作が苦手という受験生は多いですが、もしそれに当てはまる場合は、以下のことを考えてみて下さい。ふだんの文法問題を解く時に、「ちゃんと根拠を元に解いているか?」「何となくそれっぽいものを雰囲気で選んでしまっていないか?」ということです。整序英作文は何となくでは解けないので、過去問を解く時は「きっとこれが正解に違いない!」と自信が持てる答えになるまで、安易に解答を見ないようにして、自分を鍛えて下さい。ここを自分に厳しくやると英語力が伸びますよ!

記述の英作文が出題されますが、国公立大学の問題に比べるとかなり短いです。内容もいわゆる頻出の構文をそのまま流用するような問題も多く、この英作文のために特別にものすごい対策を立てる必要はありません。KECの「英作文対策講座」などの受講も、必要ありません。ポイントは、問題を見た時に、『あっ、これは助動詞have p.p.を使えばいいだろう』『動詞はrememberではなく、remindを使って…』などと発想出来るかどうかです。この英作文は配点が10~12点と大きいので、この点を踏まえて過去問の数は充分こなしておきましょう。和訳問題と同様に、KECの先生に添削をするように申し出て下さい。

会話10問

比較的長めの会話文の空所を選択する問題。

当然「会話の流れ(前後関係)」で解いていくのですが、先述の通り「文法・語法・語彙力」がそのまま解答の根拠になることもあります。この点を踏まえて過去問に取り組んで下さい。

 


 

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