共通テスト1ヶ月前の心構え

こんにちは。KEC枚方本校アシスタントの神田です。

12月も半分が過ぎ、いよいよ寒さも本格的になってきました。
最近は気温がすっかり下がって体調管理が難しく、そのせいか新型コロナウイルスも第八波を迎えつつあるそうです。いまいちど気を引き締めて防寒、感染対策、規則正しい生活習慣を徹底していきましょう。

さて、共通テストまであと1ヶ月を切り、焦りや不安を覚える受験生の方も多いと思います。今回はこの時期の過ごし方についてお話していこうと思います。少しでも参考になれば嬉しいです。

まずは皆さんが気になっている勉強方法についてです。
この時期となると模試もすべて終えてしまい、市販の実戦形式の問題集で演習に取り組んでいる人が多いと思います。ここで大切にしてほしいのが復習方法です。
共通テストはセンター試験に比べて文章量が大幅に増え、それに伴って分量も増えました。すると時間が大事になってくる訳ですが、問題を早く解くためには、出来なかった問題よりも解けた問題への取り組み方がカギになってきます。例えば実践形式の演習で解くのが間に合わなかったときに、制限時間内に出来なかった部分を解いておくだけでは、解くのに時間がかかった箇所が改善できません。出来なかった問題だけでなく、できた問題にも目を向けてみましょう。
また科目ごとの復習方法ですが、理系科目は1回分の問題に対して2度は解き直しをしておくことをおススメします。特に数学や化学などではある程度、決まった分野から問題が出るので、少し設定が違っていても同じような手順で解けるようになっていることが多いです。そのため解き直しをするほど解き方の見通しも立ちやすくなり、それだけ問題文の理解も素早くなります。
古文漢文、英語リーディングは問題文を繰り返し読みましょう。古文は主語の省略に注意しながら頭の中で品詞分解して逐語訳すると良いです。リスニングは多くの問題集で本番に出そうな表現が扱われているので耳を慣らしておきましょう。
社会は設問ごとにではなく選択肢ごとに復習し、その周辺の知識について参考書を読みながら整理しましょう。ノートにまとめてみてもいいかもしれません。

以上の復習方法はいずれも時間がかかるもので、人によっては煩わしく感じるかもしれません。しかし闇雲に問題をこなすよりは、弱点を着実に補強していく方が実力も身につくはずです。特に点数が伸び悩んでいたり、なかなかスピードが上がらないという人は試してみてください。

続いて、生活習慣についてです。
共通テストを含め、ほとんどの大学入試は朝から実施されます。そのため入試で良いパフォーマンスを発揮するためには朝に頭が働くように調節する必要があります。耳にタコができるほど言われていることかもしれないですが、早寝早起きを徹底しましょう。その上で、朝から勉強に取り掛かりましょう。昼寝や休み時間の仮眠も控えるようにするのが望ましいです。夜に寝て、朝早く起きて、朝から勉強できるように今のうちから体内時計を整えておきましょう。すでにできている人はしっかりと生活習慣を維持しましょう。もちろん上に書いたように健康管理も頑張って下さい。特にこの時期はストレスを抱え込んで生活や体調が乱れる人もいますので気を付けてください。

共通テストまであと4週間。まだまだできることはいっぱいあります。最後まであきらめずに頑張りましょう。