タイムスリップするなら・・・

こんにちは!枚方本校アシスタント西田です(^ー^)/
まだまだ寒いですが、梅が少しずつ咲き始め春が近づいて来ましたね。
先日以前から行きたかった長崎県端島、通称軍艦島に行ってきました。炭鉱として栄えた当時は世界一の人口密度と日本一の家電普及率を誇っていたそうです。小さな島の中に理髪店、映画館なんかもあったみたいです。1960年代の軍艦島にタイムスリップしてみたい思いました笑

さて今回は私が大学で学んでいることと絡めながら“個人的にタイムスリップしてみたい時代としたいこと3”を紹介したいと思います!

①1960年代の端島に行きたい!
冒頭でもお話しました軍艦島です。炭鉱の仕事は高収入を得られますが大変過酷で危険を伴います。そこで、炭鉱を管理する三菱は労働者の家族を優遇することで端島で働いて貰おうと考えました。労働者とその家族には一般の家庭ではなかなか手の入らない冷蔵庫や洗濯機などの家電が充実したコンクリート造り住居を与えられ、端島で生活していました。端島はそんな最先端な生活に魅了された人々で賑わっていたいたそうです。私もちょっとだけ生活してみたいです。

②室町時代の狂言をみたい!!
私は文学部国文学科で主に平安と室町の文学について学んでいます。特に最近興味を持っているのは狂言です。狂言は簡単に説明すると喜劇です。当時の流行に合わせた話題を面白おかしく上演していたそうです。今でも狂言は伝統芸能として上演していますが、内容は江戸時代に確立した台本の内容なので、室町時代に上演していた内容ではありません。アクセントや衣装なんかも室町時代のことはあまり分かっていないのが現状です。当時のアクセントが分かる辞書を見ながら狂言台本を読み解く授業を受けたりもしました。そんなことを学んでいる内に手っ取り早く室町時代にタイムスリップして狂言を鑑賞したい!と思いました。

③平安時代の文学者に話を聞きたい!!!
平安時代は中国との関わりを立っていたので、国風文化という日本独自の文化が盛んでした。文学もその一つ。源氏物語や枕草子なんかが有名ですよね。実は、今教科書に載っているそれらの内容は、紫式部や清少納言の直筆の内容ではありません。コピー機がなかったこの時代、写本といって本物を書き写したものが出回っていました。今現代に伝わっているものは、そうして何度も書き写されてきた写本です。当然人間の手で書き写す訳ですから、ミスが発生します。何行か飛ばしてしまう、なんてこともあり得ますよね。中には「こっちの表現の方がいいや!」といって作者に断りなく改変する人もいたそうです。現代だったら著作権云々で大問題ですね(^^;
大学では、何冊もの写本を見比べ作者が本当に書きたかった事を推測するという授業受けました。しかし、あくまでも“推測“です。ホントのことは作者しか分かりません。そんな時、平安時代にタイムスリップして直接紫式部に聞きたい!なんて思うのです。笑

以上“個人的にタイムスリップしてみたい時代としたいこと3選”でした。国文学科でどんなことを学んでいるかということも、少しは分かって頂けたかなと思います。皆さんは未来か過去、どちらにタイムスリップしてみたいですか??