初期微動継続時間

こんにちは。KEC高槻本校の数学・理科担当の川渕です。
高槻市内の公立中学校は2学期制です。
そのため,11月の初旬から中旬にかけ,定期テスト(後期中間試験)のピークを迎えます。

今回,質問が多かったのが理科。
特に,計算が必要な分野で質問が多発しました。
そこで,黒板で説明することになるのですが・・・
中1の生徒からは地震の計算問題の質問が多く,「初期微動継続時間と震源からの距離は比例するから・・・」と,何回も「初期微動継続時間」を書く破目になりました。
こんなに画数の多い用語は大変です。
私が黒板に書いている姿を見た生徒から「初期微動継続時間って書くの大変そう・・・」と同情までされる始末でした。

と,文句を言いながら,実は,「初期微動継続時間」って言葉の響き,嫌いではありません。
以前,歴史で習う「墾田永年私財法」が「響きの良さで覚えやすい」言葉として話題になりました。
個人的には,初期微動継続時間も,墾田永年私財法と同じ「覚えやすさ」がある気がします。
理科の「初期微動継続時間」と社会の「墾田永年私財法」は,響きの良さの双璧,とすら思っています。
しかし,「響きの良さ」と「書きやすさ」は話が別。
正直,何度も書くのは,なかなかの苦痛です。

高槻市内の公立中学で使われている,東京書籍の理科の教科書には「初期微動継続時間はP波とS波の到着時刻の差なので,P-S時間ということもある」と書かれています。
教科書に記載があるので「P-S時間」と書けば楽なのですが,それでも,つい「初期微動継続時間」と書いてしまいます。
むしろ,本音は,苦痛を上回るくらい響きが好きです。
そのため,説明のたびに,まじめに書いています。
あまりにも好きすぎて,今回のブログでは,「初期微動継続時間」が10回も登場してしまいました。

小4,小5,中1,中2生の保護者様対象
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