地球儀

こんにちは。KECの塾・予備校部門,高槻本校の数学・理科担当の川渕です。
11月19日は,各地で月食を観測できるとのこと。
大阪では,18時3分が月食のピークだそうです。
高槻本校の中3理科の授業では,つい最近まで天体をしていたので,ちょうど良いタイミングです。
ちなみに,理科の授業では以下のような小道具を使います。
天体の授業に地球儀は欠かせません。

ずいぶんとこじんまりしたこの地球儀。
私がKEC大和田本校で理科を教えていた12年前に,京阪電鉄の大和田駅近くの100円ショップで買いました。
結構ボロボロなのですが,100円で買っただけに軽くて取り扱いやすく,授業で重宝しています。
どれぐらい軽いのかというと,水に浮きます。

ここで突然クイズです。
本当の地球は,水に浮くほど密度は小さくありません。
しかし,太陽系の惑星の中には,水に浮くほど密度が小さい星が存在します。
次の3つから選んでください。

A 水星
B 土星
C 海王星

正解は・・・
 
 
 
 
 
Bの土星です。
名前は「土」なので重そうですが,密度は小さいとのこと。
高槻市内の中学校で使われている理科の教科書「科学3」(学校図書)のP194,195によると,密度は以下の通りです。

地球 5.51
水星 5.43
土星 0.69
海王星 1.64
※単位は全て[g/cm3]

水の密度は,ほぼ1g/cm3なので,それより密度が小さい土星は水に浮くそうです。
ちなみに,わが地球儀の地球部分(?)の質量は約27g,半径は約5cm。
そこからはじき出される密度は約0.34g/cm3です。
土星よりも密度が小さいので,余裕で水に浮くはず。
ということで,計算の結果が正しいかどうか,水に浮かべて確かめてみました。

ぜひ,月食もこの目で確かめてみよう。

2022年度からの新科目「歴史総合」について

こんにちは!枚方市の塾予備校 KEC枚方本校の藤原です

2022年度から高校での歴史科目が変わることについて少し。
近現代について世界と日本の歴史を横断的に学ぶ「歴史総合」が新しく必修の科目として加わります。
日本史・世界史の紹介的な役割として高校1年生で学び、より詳しい日本史・世界史は選択科目として2年生以降に「日本史探究」とか「世界探究」とかで学ぶ。2021年度までは世界史のみ必修で、高校で日本史を全く学ぶことなく卒業する高校生も多数いたので、全員が日本史・世界史を学ぶことになるということですね。

今までが暗記による部分が多かったことを踏まえて、歴史総合では資料の活用・生徒が問いを立てて主体的に学ぶことを重視するとのこと。
歴史上の出来事や変化について「どうしてそうなったか」といった問いを重視し、文献やインターネットで調べたり、クラスで話し合ったりして、歴史への理解を深めるのが狙いだそうです。

つまり「歴史総合」とは
①世界史と日本史の融合
②歴史の問いに対して主体的に考えることができるようになることを目指す

さらに近現代の歴史と現代の課題の関係を考察していくような流れになっているとのことで、この科目をきっかけに歴史に興味を持つ高校生が出てくると良いですね。

ちなみに理系の私は学生時代は歴史に全く興味がなく、、
興味を持ったのは、「のぼうの城」と「キングダム」を読んでからです。小説と漫画って偉大です。