【傾向と対策】関西学院大学の英語

兵庫県西宮市と三田市にキャンパスを構え、兵庫県内だけでなく大阪府、京都府からの受験生も増やしている関西学院大学。

KEC近畿予備校の受講生の多くも関西学院大学を受験します。

今回は、関西学院大学の英語の出題傾向と対策をご紹介します。
<公開日:2025/04/04>

関学の英語

前提として、関学の英語は学部や日程によって問題が統一されていません。「完全にバラバラ」と言う程ではなく、「大まか同じ」と言うことも出来ますが、関関同立の中で英語の問題が統一されていないのは、実質的に関学だけです。

※よって以下の出題傾向と分析は、関学の「学部個別日程(の主流)」についての内容となります。

※「全学部日程」は、大問の数と出題傾向は、ほぼ同じで「記述問題がなし=完全オールマーク」という点が異なります。

**出題方式と概要**

 

制限時間=90分

方式=ほとんどがマーク式。一部記述問題(英文和訳、英作文)あり

大問の数6題(1=長文、2=長文、3=長文、4=文法、5=整序英作と記述の英作文、6=会話  ※長文の中に和訳問題が含まれる)

配点=200点(が基本)

|| 配点

※関学は、小問の数が変動するので、その都度配点が微妙に異なります。大まか「長文の3題で120」「その他の3題で80」と思っておけばいいでしょう。関学の入学センターが出している「入学試験問題集」に、全問の配点が掲載されています。この問題集には、各問題の正答率や、出題者の講評などがかなり詳細に書かれています。めちゃくちゃ親切です。関学を志望する人は、必ずこの問題集を入手して下さい! 大学に請求すると誰でも入手できます。古いものは手に入りにくいと思いますが、KECに過去のものを保存していますので、申し出て下さい。

|| 時間配分

時間配分は、「長文3題に60分」「その他に25分」「見直しに5分」というのが、大まかな目安になるでしょう。

|| 注意点

関学は、文法問題が大問として独立して存在するのにも関わらず、長文や会話問題にも文法的知識が求められます。この点は立命館の出題傾向と大きく異なります。つまり、立命館の場合は、「長文問題は、純粋に読解力のみ」で解くのに対して、関学の問題は「長文問題や会話問題なのに、解答の根拠が文法」という問題が少なからずあるということです。

 

**出題傾向と大問別学習アドバイス**

 長文

空所補充(5問前後)、下線部の同意語句の選択(5問前後)、本文の内容一致問題(2問前後)、下線部和訳(記述)が1問

先述のように、空所補充も下線部の問題も、「読解力だけでなく、文法・語法・語彙力」で解く問題も含まれています。例えば「derive from~=~に由来する」という熟語のfromが解答である問題や、「tellは他動詞だが、confessは自動詞なので」正解はtellのような問題などです(もちろん読解力で解く問題が中心にはなりますが)。

この長文1と長文2には下線部和訳の問題が出題されます。関学の「入試試験問題集」の発表では、1問10~12点となることが多いようです。配点が大きいので、関学の志望者は和訳の対策も当然必要です。主語・動詞を中心に、「文構造に即した和訳」なおかつ「あまりにも直訳にならず、本文に即して意訳されたもの」が模範解答となります。過去問を解いた時は、安易に自己採点せずにKECの先生に添削を依頼して下さい。

 長文

空所補充(3問前後)、下線部の同意語句選択(3問前後)、本文の内容一致問題(2題)、下線部和訳(記述)が1問

長文2も、ほぼ長文1と出題傾向・対策は同じです。

 長文

下線部の同意語句選択(8題前後)、本文の内容一致問題(3問前後)

長文3は、長文1・2と違って、やや短めで、なおかつ和訳問題がありません。よってこの長文3は時間配分を短めに設定しておく必要があります。

「長文1=20分強」「長文2=20分強」「長文3=20分弱(出来れば15分以内)」ぐらいが目安になると思います。

文法

文法の各分野からまんべんなく出題されます。大学入試用の問題集で、まずは単元別になっているものを夏の終わりまでにやり切っておきましょう。その後、9月以降は総合問題タイプの問題集(桐原書店のファイナル:標準編など)を解いて、実践力・入試対応力を身に付けるようにしましょう。9月以降は、週に1回ぐらいはこの総合問題もしくは過去問を解いて、間違った問題を復習して下さい。「解説を読んでも分からない時」は、必ずKECの先生に質問に来て下さい。

整序英作文2問と和文英作(記述)1問

(※全学部日程は、記述がないので、整序英作文の出題が増えます)

整序英作が苦手という受験生は多いですが、もしそれに当てはまる場合は、以下のことを考えてみて下さい。ふだんの文法問題を解く時に、「ちゃんと根拠を元に解いているか?」「何となくそれっぽいものを雰囲気で選んでしまっていないか?」ということです。整序英作文は何となくでは解けないので、過去問を解く時は「きっとこれが正解に違いない!」と自信が持てる答えになるまで、安易に解答を見ないようにして、自分を鍛えて下さい。ここを自分に厳しくやると英語力が伸びますよ!

記述の英作文が出題されますが、国公立大学の問題に比べるとかなり短いです。内容もいわゆる頻出の構文をそのまま流用するような問題も多く、この英作文のために特別にものすごい対策を立てる必要はありません。KECの「英作文対策講座」などの受講も、必要ありません。ポイントは、問題を見た時に、『あっ、これは助動詞have p.p.を使えばいいだろう』『動詞はrememberではなく、remindを使って…』などと発想出来るかどうかです。この英作文は配点が10~12点と大きいので、この点を踏まえて過去問の数は充分こなしておきましょう。和訳問題と同様に、KECの先生に添削をするように申し出て下さい。

会話10問

比較的長めの会話文の空所を選択する問題。

当然「会話の流れ(前後関係)」で解いていくのですが、先述の通り「文法・語法・語彙力」がそのまま解答の根拠になることもあります。この点を踏まえて過去問に取り組んで下さい。

 


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【傾向と対策】関西学院大学の国語

兵庫県西宮市と三田市にキャンパスを構え、兵庫県内だけでなく大阪府、京都府からの受験生も増やしている関西学院大学。

KEC近畿予備校の受講生の多くも関西学院大学を受験します。

今回は、関西学院大学の国語の出題傾向と対策をご紹介します。
<公開日:2025/04/20>

**講評**

関西学院大学の国語は難解な出題は少なく、基礎・基本レベルで合格点は取れる。全学部日程は国語の配点が高い学部があるため、8割を目指したい。他大学に比べ設問数が多いのが特徴で、文学史等の知識問題も出題される。

 

**傾向**

・制限時間=75分

・配点は原則 全学部200点 学部個別150 現古配分は推定1:1

・大問2問 小問は15題前後と多い。

・形式 全学部はマーク、学部個別は記述式併用だが、数問の短い記述

・構成 (1)現代文・評論

    (2)古文

 

**問題レベルや難易度**

関関同立の中では簡単な部類と言える。ただ問題文自体はやや長め。

古文の文法・知識問題の対策が必要。最低でも70%は確保したい。

 

**対策**

・おすすめの問題集

古文

単語帳・文学史:学校で使っているものでOK

文法:(河合塾)古文文法ドリル

読解:(河合塾)中堅私大古文・有名私大古文・関関同立大古文 

現代文

漢字・語彙:学校で使っているものでOK

読解:(河合塾)入試現代文へのアクセス

過去問

現代文は10月頃から、古文は公募推薦終了頃から

同志社・関大・立命と同じ古文が出題されることがあるので、他大学の問題もやるべき。


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【傾向と対策】関西学院大学の化学

兵庫県西宮市と三田市にキャンパスを構え、兵庫県内だけでなく大阪府、京都府からの受験生も増やしている関西学院大学。

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今回は、関西学院大学の化学の出題傾向と対策をご紹介します。
<公開日:2025/04/20>

**出題方式**

・制限時間=75分
・大問の数=3題
(1=記述式、2=記述式、3=記述式)

論述問題は出題される年とされない年がある。

理論、無機、有機まんべんなく出題されるが、その割合は年によって異なる。

合格ラインは化学だけでみると、およそ70%前後になることが多い。

 

**勉強アドバイス**

論述問題が出題されることがあるが、多く出題されるわけではないので、過剰に意識する必要はない。論述問題に対する取り組み方だが、満点を取ろうとするのではなく、キーワードを外さないように、という意識で取り組むのがよい。設問によって何がポイントになるかを把握するような日頃の習慣が重要である。

また、基本的な問題も出題されるので、取りこぼさないように知識を固めることも重要である。

次に、今から夏にかけて取り組んで欲しいことであるが、高校で習ったところまで、学校で使っている教科書傍用問題集の発展問題までだいたい解けるレベルまでやりこむことである。ただ難しい問題に取り組むより、基本問題から比較的易しめの発展問題を確実に解けるようになることが重要である。

教科書傍用問題集の発展問題まで解いた後、重要問題集などの入試問題に取り組むようにしよう。その際も、難問に取り組むより標準的な問題を確実に解けるようになることが重要である。

過去問を解くのは、11月以降で十分。まずは、それに十分に取り組めるよう単元ごとに入試の基礎力を身につけよう。


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【傾向と対策】関西学院大学の物理

兵庫県西宮市と三田市にキャンパスを構え、兵庫県内だけでなく大阪府、京都府からの受験生も増やしている関西学院大学。

KEC近畿予備校の受講生の多くも関西学院大学を受験します。

今回は、関西学院大学の英語の出題傾向と対策をご紹介します。
<公開日:2025/04/20>

**出題方式**

・制限時間=75分
・大問の数=3題
(1=記述式、2=記述式、3=記述式・選択式)

大問の中に,さらにAとBの2問に分かれていることがあるが,Aで扱った内容をBで深めるといった形になっている。さらに細かく小問で構成され,徐々に内容が深まるように出題されている。

出題分野としては,力学と電磁気が頻出,他に波や熱力学も要注意である。

易しい設問も多く含まれるため,合格のためには75%の得点が欲しい。

 

**勉強アドバイス**

基本となる現象の理解と,それらに伴う公式などは必須事項である。教科書傍用問題集で,それらの扱い方を習得した後に,入試で頻出といわれる問題を演習し,こう来たらこうだなと考え方の流れも覚えてしまいたい。

今から夏にかけて取り組んで欲しいことは以下のとおり。

①既習範囲について,傍用問題集A問題レベルを取り組むことで,基礎知識の穴がないかを確認する。

②次に,B問題レベルの演習を通じて,定番問題を習得する。

過去問は夏明けから挑戦したい。そのために今は入試の基礎力を身につけよう。


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【傾向と対策】関西学院大学の数学

兵庫県西宮市と三田市にキャンパスを構え、兵庫県内だけでなく大阪府、京都府からの受験生も増やしている関西学院大学。

KEC近畿予備校の受講生の多くも関西学院大学を受験します。

今回は、関西学院大学の数学の出題傾向と対策をご紹介します。
<公開日:2025/04/20>

 

**文系数学**

・制限時間=60分
・大問の数=3題
(1=空所補充形式、2=空所補充形式、3=記述式)

数ⅠAⅡBから様々に出題される。特に,微分積分・数列・確率は頻出のため,克服しておきたい。

空欄補充形式の2題はいずれも中問2セットずつの構成のため,実質的には5項目が出題されていることになる。それぞれの問題間の難易度はばらついており,解けなさそうな設問は一旦飛ばして次に手をつけるといった割り切り感も大切である。

合格のための得点率は60%超を期待する。

 

*KEC近畿予備校の関学担当の考察と対策*

関学数学では,ひととおり様々な分野項目から出題される。大きな弱点を抱えたままで入試を迎えることのないよう,「いろいろ得意」ではなくとも「なんとかいろいろできます」になりたい。

さて,得点できるところを確実に取れる学力と,未知の設問に対して見切りをつけて次へ進む眼力を備えるために,広く経験値を稼ぐことと,確実な計算力を身に付けることが必要である。今から夏にかけて取り組んで欲しいこととしては,まず,数ⅠAⅡB全分野の基本技術で漏れがないかチェックする。次に,入試の基礎問題に挑戦する。一般的な入試問題集の基礎頁には,入試の定番問題が網羅的に掲載されているので,これらをつぶしにかかろう。特に,関学入試でよく狙われる,微分積分・数列・確率は意識しておきたい。数学を得点源として戦いたい場合,今は自力では考えも及ばない解法が必要な問題に対して,そういう考え方が大事なのだなと経験しておいてください。

過去問は秋から挑戦しましょう。そのために,今は入試の基礎力を身につけよう。

 

**理系数学**

・制限時間=90分
・大問の数=4題
(1=空所補充形式、2=空所補充形式、3=空所補充形式、4=記述式)
・配点=100点(が基本)

関関同立理系の中では,数Ⅲ比率の目立たない大学である。数Ⅰを除く全分野からまんべんなく出題されている。大問1は4問程度の小問集合で,それぞれ独立した項目からの出題となっている。

空所補充形式の問題,記述式の問題いずれも,標準的な問いがほとんどであり,解答するのに戸惑うことはないはず。

合格には60%超の得点が欲しい。

 

*KEC近畿予備校の関学担当の考察と対策*

空欄補充形式の設問の中には,流れに沿って考えていくものがあるが,丁寧に書かれており戸惑うことはない。定番の解法を身に付けてあれば高得点が期待できる。さらにライバルに差をつけるために必要なことは腕力(計算力)である。数Ⅲ比率は少ないながらも,数Ⅲになると計算が煩雑になりがちなので,日頃から丁寧にかつ正確に研鑽しきるよう心掛けたい。

今から夏にかけて取り組んで欲しいことは以下のとおり。

まず数Ⅲについては,高校での既習範囲については,傍用問題集のB問題(発展問題)を再度解き,完璧を目指そう。

次に数ⅠAⅡBについては,全分野の入試での基礎~標準レベルを網羅し,苦手項目の洗い出しとその改善に努めよう。

入試での定番問題を経験し,定番ならばほぼ獲れるという自信につなげたい。

過去問は夏明けから挑戦したい。そのために今は入試の基礎力を身につけよう。


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