大気圧と???

こんにちは。KECの塾・予備校部門,高槻本校のお祭り担当の???です。
最近,私に似た人が新入社員として入ったようで,喜ばしいです。
先輩の私も,頑張らなければなりません。

ということで,今回は,私の力をお見せします。
割り箸を,手刀で折ってみせましょう。
いざ!
 


 
折れ方がイマイチでしたが,これは,大気圧に関する有名な実験ですね。
大気圧が新聞紙を押さえることで,割り箸が固定され折れる・・・
と説明されることがありますが,実は,正確にはそうではないそうです。

中2の理科で習いますが,大気圧はあらゆる方向にはたらきます。
面に対しては垂直にはたらくので,実は,新聞紙の下の面を下から上に押す↑大気圧もはたらいています。
新聞紙は,上から↓も下から↑も大気圧で押されています。

では,なぜ新聞紙で割り箸を押さえることができるのでしょうか。
新聞紙が割り箸の勢いで上に持ち上げられるとき,「新聞紙の下の面」と「机」の隙間に空気が入り込もうとします。
ただ,空気は摩擦でスムーズに入り込むことができません。
よって,新聞紙を持ち上げようとする割り箸付近では気圧が下がり,下から上に押し上げようとするはたらきが弱くなります。
そのため,新聞紙がめくれにくくなります。
さらに,新聞紙の変形でまわりの空気が加速されることで,新聞紙の動きが遅くなる効果もあるそうです。
この実験をするに際し,「日本機械学会 流体工学部門」のサイトで調べました。

※実験をする際は,まわりの状況に気を付けましょう。

こんな感じで,KECの先生たちは,日々,「教えるものが学ぶ」精神で,業務に取り組んでいます。
いつか,私も授業を持てるようになりたいのですが・・・
私のマスクは空気の流れが悪いので,すぐに息苦しくなって授業にならないのがつらいところです。