【傾向と対策】関西大学の物理

こんにちは!KEC近畿予備校の藤原です

法、文、経済、商、社会、政策創造、外国語、人間健康、総合情報、社会安全、ビジネスデータサイエンス、システム理工、環境都市工、化学生命工の14学部を擁する総合大学である関西大学。

KEC近畿予備校の受講生の多くも関西大学を受験します。今回は、2027年度入試(2027年2月実施)に向けた関西大学の物理の出題傾向と対策をご紹介します。

<最終更新日:2026/11/02>

この記事のポイント

  • 制限時間は75分(理科1科目選択方式)、大問は3題、形式は空所補充・空所選択(大問3は作図1問を含む)
  • 出題分野は運動力学系・電磁気・波動が頻出
  • 易〜定番の設問で取りこぼさず、難問は無理しない姿勢で、70%程度の得点を目指す
  • 数学と理科で全体の7〜8割を占める方式が多く、物理の得点力が合否に直結
  • まずは基本の現象・公式の理解と、傍用問題集のA・B問題の習得から

1.物理を受験する日程と配点(理系3学部)

物理は、システム理工学部・環境都市工学部・化学生命工学部の理系3学部共通問題として出題されます(物理・化学・生物から選択)。

日程(2027年)

入試日程 試験日
全学日程1(理系3学部) 2/2(火)
全学日程2(理系3学部) 2/5(金)・2/7(日)
※2/6は理系3学部の試験なし

出願期間:1/7(木)〜1/19(火)23:00(ネット出願。必要書類は1/19消印有効)/合格発表:2/16(火)
※全学日程2は、全国29都市で受験できます(2027年度から受験会場が拡大)。学部・学科によって、方式や選択できる科目が異なります。必ず「入試ガイド」「入学試験要項」で最終確認してください。

理科の方式と配点

方式 理科の内容・時間 理科の配点
3教科型(理科1科目選択式)
※全学日程1
物理・化学・生物から1科目選択
75分
150点
3教科型(理科設問選択方式〔2科目型〕) 2科目から、それぞれ3題ずつ(計6題)のうち4題を選択
100分
200点
(150点満点から傾斜換算)
理数重視方式
※全学日程2(2/7)
物理・化学が必須または選択肢となる 225点

※システム理工学部(2科目型・理数重視)や、化学生命工学部の化学・物質工学科では、生物を選択できません(物理・化学のみ)。
※数学と理科を合わせると、全体の7〜8割を占める方式が多く、物理を選択する受験生にとって、この科目の得点力が合否を直接左右します。
※理数重視方式では、物理と化学の両立が必要です。

2.出題方式

項目 内容
制限時間 75分(理科1科目選択方式)。方式により75〜100分
大問数 3題(1=空所補充形式・空所選択形式、2=空所補充形式・空所選択形式、3=空所補充形式・空所選択形式・作図1問)
分野の構成 大問Ⅰ=力学、大問Ⅱ=電磁気学、大問Ⅲ=波・熱・原子(受験塾の資料による)
頻出分野 運動力学系、電磁気、波動
目標得点 易〜定番の設問で取りこぼさず、難問は無理しない姿勢で、70%程度

出題の特徴

  • 本文の流れに沿って読み解き、空所を埋めていく形式です。多くの大学で採用されている形式で、関大でも同様です。
  • 状況を説明するために文章は長くなりますが、扱う現象は一般的な物理現象で、練習していく中で必ず出くわすものです。
  • 本質の理解が乏しいと得点できません。また、各問の後半には、経験の少ない現象や条件が付加されることがあります。

大学の全体講評から(受験塾の資料による引用)

  • 教科書と異なる文字を使った問題文への対応力が不足している
  • 数値計算問題での桁数の間違いや無解答が、頻出の失点パターン

定義から式を導く理解の深さが、こうした失点を防ぐ根本的な力になります。

3.勉強アドバイス

基本が最優先

基本となる現象の理解と、それらに伴う公式などは必須事項です。

教科書傍用問題集で、それらの扱い方を習得した後に、入試で頻出といわれる問題を演習し、「こう来たらこうだな」と考え方の流れも覚えてしまいたいところです。

問題集の進め方

ステップ やること
① 既習範囲について、傍用問題集のA問題レベルに取り組み、基礎知識の穴がないかを確認する
② 次に、B問題レベルの演習を通じて、定番問題を習得する
③ ①②が固まったら、過去問に挑戦する(夏明けからが目安)

答案作成のコツ

  • 運動方程式・エネルギー保存・電荷保存など、用いる物理法則を明示してから立式する習慣をつける。
  • グラフの読み取りでは、傾き(速度・加速度)や面積(変位・エネルギー変化)が何を表すかを意識する。
  • 数値計算の最後に、桁数と単位が妥当かを確認する。
過去問は夏明けから挑戦したいのが、KECの考えです。そのためにも、入試の基礎力を早めに身につけておきましょう。

4.入試までの過ごし方

時期 やること
夏まで 傍用問題集のA問題で基礎の穴をなくし、B問題で定番問題を習得する。
夏明け〜 過去問に挑戦。受験する方式の時間(75分/100分)で解き、力学・電磁気・波動を中心に、熱・原子も取りこぼさないようにする。
1月 出願(1/19締切)。過去問で間違えた分野を、傍用問題集に戻って復習。理数重視方式を考える人は、化学との両立も確認する。
2/2〜 全学日程1(2/2)、全学日程2(2/5・2/7)。

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