こんにちは!KEC近畿予備校の藤原です
法、文、経済、商、社会、政策創造、外国語、人間健康、総合情報、社会安全、ビジネスデータサイエンス、システム理工、環境都市工、化学生命工の14学部を擁する総合大学である関西大学。
KEC近畿予備校の受講生の多くも関西大学を受験します。今回は、2027年度入試(2027年2月実施)に向けた関西大学の数学の出題傾向と対策をご紹介します。
<最終更新日:2026/11/02>
この記事のポイント
- 理系数学は100分・大問4題。数Ⅲの占有率は50%以上。計算力(腕力)で差がつく
- 文系数学は60分・大問3題。微分積分・ベクトル・数列を押さえる
- 合格のための得点率は、理系・文系とも60%超が目安
- 文系は「見たことのある問題なら必ず解ける」が目標。経験の差が合否を分ける
- 総合情報学部の数学は学部独自問題のため、この記事の対象外
1.数学を受験する日程と配点
日程(2027年)
| 区分 | 入試日程 | 試験日 |
|---|---|---|
| 理系数学 (システム理工・環境都市工・化学生命工) |
全学日程1 | 2/2(火) |
| 全学日程2 | 2/5(金)・2/7(日) ※2/6は理系3学部の試験なし |
|
| 文系数学 (地歴・公民との選択) |
全学日程1 | 2/1(月)〜2/3(水) |
| 全学日程2 | 2/5(金)〜2/7(日) |
出願期間:1/7(木)〜1/19(火)23:00(ネット出願。必要書類は1/19消印有効)/合格発表:2/16(火)
※総合情報学部の数学は学部独自問題(学部独自日程:2/4)で、共通問題とは異なります。全学日程2は、全国29都市で受験できます(2027年度から受験会場が拡大)。学部ごとの試験日・科目は、必ず「入試ガイド」「入学試験要項」で最終確認してください。
配点
| 区分 | 配点 |
|---|---|
| 理系数学 | 200点が基本。理数重視方式(全学日程2)では225点に傾斜される場合もある |
| 文系数学 | 100点が基本。3教科型【同一配点方式】では150点に換算される。ビジネスデータサイエンス学部の2教科型(英数方式)では200点に拡大 |
※配点は、学部・学科・方式によって異なります。入試ガイドで確認してください。
2.理系数学
出題方式
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制限時間 | 100分 |
| 大問数 | 4題(1=記述式、2=空所補充形式、3=記述式、4=空所補充形式) |
| 出題範囲 | 数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列)・C(ベクトル、平面上の曲線と複素数平面) |
| 頻出項目 | 数Ⅲ全分野および三角関数、ベクトル。数Ⅲの占有率は50%以上 |
| 大問4 | 4〜6問の小問集合。それぞれ独立した項目からの出題 |
| 目標得点 | 合格には60%超の得点が欲しい |
出題の特徴
- 空所補充形式の問題は、決してテクニカルな式変形の過程を埋めるようなものではなく、実質的に単解答ものです。恐れるものではありません。
- 記述式の問題は標準的な問いがほとんどで、解答するのに戸惑うことはないはずです。
KEC近畿予備校の関大担当の考察と対策
解法で戸惑うことは少なく、むしろ答えを出し切る腕力(計算力)で差が出るようです。定番の問題は100%自力で解決できるように、シンプルな計算問題から論証問題まで取り組みましょう。また、数Ⅲの出題比率が高いので、極限・微分・積分は当然ながら、複素数平面や2次曲線分野での穴がないようにしたいところです。
| 分野 | やること |
|---|---|
| 数Ⅲ | 高校での既習範囲について、傍用問題集のB問題(発展問題)を再度解き、完璧を目指す |
| 数Ⅰ・A・Ⅱ・B | 全分野の入試での基礎〜標準レベルを網羅し、苦手項目の洗い出しと改善に努める。入試での定番問題を経験し、「定番ならばほぼ獲れる」という自信につなげる |
| 過去問 | 夏明けから挑戦する |
3.文系数学
出題方式
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制限時間 | 60分 |
| 大問数 | 3題(1=記述式、2=空所補充形式、3=空所補充形式) |
| 出題範囲 | 数学Ⅰ・Ⅱ・A・B(数列)・C(ベクトル)から様々に出題 |
| 頻出分野 | 特に微分積分・ベクトル・数列はできるようにしておきたい |
| 目標得点 | 合格のための得点率は60%超を期待 |
出題の特徴
- 記述式・空所補充形式のいずれの出題も、難問はなく、よく似た出題を練習してきているはずです。
- ただし、文字式を扱うことがあり、戸惑うことのないよう、しっかり計算する力が不可欠です。
- 選択科目として、地歴・公民と競合する科目です。自分の得点期待値を判断したうえで、科目を選びましょう。
KEC近畿予備校の関大担当の考察と対策
見たことのある問題なら必ず解ける、が目標です。今後の経験の差が合否の分かれ目になります。
| ステップ | やること |
|---|---|
| ① | 数Ⅰ・A・Ⅱ・B全分野の基本技術で漏れがないかチェックする。このチェックは、高校で使用している傍用問題集のAレベルで十分 |
| ② | 入試の基礎問題に挑戦する。一般的な入試問題集の基礎頁には、入試の定番問題が網羅的に掲載されているので、これらをつぶしにかかる |
| ③ | 関大入試でよく狙われる微分積分・ベクトル・数列を特に意識する |
| ④ | 過去問に挑戦する(秋から) |
4.入試までの過ごし方
| 時期 | やること |
|---|---|
| 夏まで | 基本技術のチェックと、入試の基礎問題(定番問題)の習得。理系は数Ⅲの傍用問題集のB問題を完璧に。 |
| 夏明け〜秋 | 過去問に挑戦。文系は60分、理系は100分で通して解く。理系は計算ミスの傾向を記録し、文系は文字式の計算を丁寧に。 |
| 1月 | 間違えた分野を、問題集に戻って復習。出願(1/19締切)。 |
| 2/1〜 | 文系数学は全学日程1(2/1〜3)・全学日程2(2/5〜7)。理系数学は全学日程1(2/2)・全学日程2(2/5・2/7)。 |
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