済まない

こんにちは。KEC高槻本校の数学・理科担当の川渕です。
塾講師の一番の仕事といえば,やっぱり,授業。
方程式の文章題の授業の準備でのこと。
「自転車で50kmの道のりを行くのに,はじめは時速○○kmで走り,残りは時速△△kmで走ったら,あわせて◇時間・・・」という問題を取り上げることにしました。
自転車で50km・・・

こうなると,50kmがどれくらいの距離なのか,気になります。
道のりはややこしいので,直線距離で調べます。
地図を見ながら,KEC高槻本校から50km,例えば,西の方へ向かうと・・・

須磨に行きついたのでした。
直線距離なので,実際に行こうとしたら道のりは50kmでは済まない(シャレではない)ですが,それにしても,50kmと聞くと,案外,近い気もします。
考えてみると,高槻と須磨,今では大阪府と兵庫県に分かれていますが,昔の令制国なら,同じ摂津国。
須磨は摂津の平野部の西端になります。
摂津より西は,畿内ではなくなります。
だから,畿内の“すみ”が訛って“須磨”という地名になった,というシャレみたいな説があるそうです。

・・・と準備をした上で授業に臨みました。
問題を解説中,「ちなみに,50kmって,直線距離やと須磨まで行けるで!」と伝えたところ,生徒たちからは,なかなかの好反応。
「須磨って,あの,水族館のあるところ?」
「自転車で須磨って凄い!」
「先生,なんでそんなこと調べてるん!?」
と,さまざまな反応が返ってきて盛り上がりました。

それは良かったのですが,失敗もありました。
須磨の語源を話しそびれてしまいました。
せっかく調べたことを話さないと気が済まないので,ブログのネタにしています。

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