確率の講座で・・・

こんにちは。KECの塾予備校部門,高槻本校の数学・理科担当の川渕です。
春期集中講座が始まりました。
みんな勉強に飢えている(?)のか,今年は出席率が高いです。

春期講習では,旧学年の復習と新学年の予習を行います。
新高2の授業では,確率の講座を担当しました。
こんな問題,皆さんは見覚えがあるでしょうか。

AとBが試合をします。Aが勝つ確率は0.6です。
(1) AとBが6試合して,Aが4勝2敗になる確率は?
(2) 先に4勝した方が優勝として,Aが4勝2敗で優勝する確率は?

2つの場合の確率は,似ているようで異なります。
(1)の方は6試合目の勝敗は決まっていませんが,(2)の方は6試合目に必ずAが勝ちます。
6試合目が決まっている分,(2)の方が,パターンが少ないので確率は小さくなります。

ここで野球ファンはお察しだと思うのですが,(2)の問題,「日本シリーズ」で例えることが多いです。
ところが,ここ最近,野球人気が落ちてきたのか,話が通じない場合が増えてきています。
今年の授業では,いよいよ誰にも通じなくなってきました。

ということで,ちょっと計算してみましょう。
昨年の日本シリーズ,1試合目のTV中継の視聴率は8.4%(関東地区)だったそうです。
少し多めに見て日本シリーズに興味のある人の割合が10%とすると,興味のない人は90%。
KECは少人数制の塾なので,私が担当した確率のクラスは9名です。
適当に集まった9人全員が日本シリーズに興味のない確率は,0.9の9乗で0.387420489→約39%。
これなら「全員が知らない」ということもあり得そうな確率です。
かなり乱暴な仮定ですが,計算で確かめてみるのも楽しいですね!

そんな楽しい春期講習ですが,まだまだ始まったばかりです。
昨日(3/26)で1期目が終わりましたが,3/28から2期目のスタート,さらに,3期目,4期目とあります。
後半のみの受講も可能ですので,興味のある方は,ぜひ,お問い合わせください。

春期集中講座
開講中!

そういえば,理科の天体で

こんにちは。KECの塾予備校部門・高槻本校の数学・理科担当の川渕です。
最近,ニュースを見ると,コロナウイルスの話題で持ちきりですね。
生徒がかからないことを祈るばかりです。
そんな気持ちでニュースを見ていた中学理科担当の私は,ふと思いました。
「コロナって,何?」
中学理科でもコロナは出てくるのですが,皆様,覚えているでしょうか?

・・・そう,中3の天体で出てきます。
太陽を取り巻く高温のガスの層です。
コロナ(corona)はラテン語で「冠(crown)」の意味だそうです。
そういえば,コロナは太陽の周りでとげとげしているように見えます。
冠っぽい気がしますね。

コロナウイルスも,電子顕微鏡で見ると表面に突起があってとげとげしているそうです。
その形態から名づけられたとのこと。
ニュースを見て太陽のコロナを連想したのは,あながち間違いでもなかったようです。
コロナについて調べた結果,授業で使えそうな豆知識が増えました。
月並みな感想ですが,知識は関連させて増やすに限りますね!

・・・そこで,ふと思ったのですが,「月並みの月って,何?」
 
 
 
 ↓
 ↓
 ↓
 
 
 
※天体の月のことではなくて,毎「月」決まって行われる⇒非常にありふれたもの,ということだそうです。

恒例のクイズ

こんにちは。KECの塾予備校部門,高槻本校の数学・理科担当の川渕です。
高2の数学の授業で「指数・対数」の説明をするとき,よくする話があります。

私が中学生の頃,同級生とクイズを出し合うのが流行りました。
そこで私が用意したクイズが,

1,2,3の3つの数字を1つずつ使ってできる最大の数は,何でしょうか?

というものでした。
もちろん,答えは321ではありません。
正解は…



3^21(3の21乗)です。

このクイズを出したとき,同級生の1人から疑問を投げかけられました。
「ひょっとして,2^31(2の31乗)の方が大きいのではないか?」

中学生だった私は地道に計算してみたのですが,ちょいちょい間違えてしまうので,どちらが正しいのか,なかなかわかりませんでした。
そんな困っていた私を助けてくれたのが,高校で習う対数です。
対数を使うことによって,3^21と2^31のどちらが大きいのか,簡単に比べることができるようになりました…

という話,KECのブログが旧バージョンだった頃からしています。
では,毎年,同じ話をしているのかというと,実は,違います。
同じ話を毎年すると,私も飽きてしまいます。
最近の授業では,3の21乗の続きで別のクイズを用意しました。

5を3つ使ってできる最大の数は,何でしょうか?

こう聞くと,生徒は,たいてい5^55(5の55乗)と答えます。
ところが,実はもっと大きい数を作れます。
正解は…



5^(5^5)でした。
5^5=3125なので,5^(5^5)=5^3125。
5^55よりはるかに大きい数を作れます。

さらに,クイズは続きます。

では,2を3つ使ってできる最大の数は,何でしょうか?

話の流れ的に,塾生は「2^(2^2)」と答えるのですが,これは,もちろん正解ではありません。
正解は…



2^22でした。
2^(2^2)=2^4なので,それより2^22の方が大きくなります。
冷静に計算したらわかるのですが,意外にノリで間違えてしまいます。
きちんと確認する癖をつけなければなりません。

ということで,授業は盛り上がったのですが,よく考えると,旧ブログの頃よりも,クイズの時間が長くなっています。
これ以上クイズを増やすと授業に支障をきたすので,別の方向でネタのブラッシュアップを図らなければなりません。
話を上乗せすると長くなるのは,今回のブログでも明らかです。

アルファベット

こんにちは。KEC高槻本校の数学・理科担当の川渕です。
高槻の中学2年生は,この時期,学校の理科で,元素記号や化学反応式を習っている生徒が多いです。
そのため,いつもよりアルファベットに敏感になっているようす。
授業中,こんな質問が飛び出しました。
「先生,KECってどういう意味?」

以前も,聞かれたことがある気がするこの質問。
ふつうに答えるのも癪なので,ちょっとボケてみました。
「Kは,“気合”のK」
「先生,じゃあ,Eは?」
「“えらい”のE」
「じゃあ,Cは?」

・・・

「・・・炭素♪」

最近,元素記号を習った生徒が多い中学2年生。
まあまあウケました。
なかには頭がまわる生徒もいて,さらに盛り上がります。
「先生,じゃあ,KECのKはカリウムじゃないの?」
「先生,Eは何なん?」

ウケて喜んでいた私は,この質問に困りました。
“E”という元素は,残念ながらありません。
Eから始まる2文字の元素記号はいくつかあるのですが,中学生にはマイナーな元素ばかり。
なかには,Esで表される「アインスタイニウム」という元素があります。
文字通り,アインシュタインにちなんだ元素なので中学生にも通じそうですが,sが無い方が,この流れでは望ましいところ。

そもそも,理科でボケたのが失敗だったかもしれません。
中2の理科では,Eってそんなに使われないような・・・
電流回路でEを使う可能性はあるけど,中学では起電力という単語が出てこないせいか,あんまり見かけないし・・・
と,1人,帰りの電車の中で反省会をするのでした。

※ちなみに,KECの本当の意味は,このページの上の方のバナーに載っています。

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P’s quiz ⑧

こんにちは!塾予備校茨木本校のPです。

2018年ももうすぐ終わりますね。
今年の4月から茨木本校で働きはじめ、
当初は不安もありましたが、
生徒たちに恵まれて今では毎日塾に行くのが楽しいです。
(小学生からは、「楽しくなかったら仕事続かんもんな!」
と言われました。笑)

そんな2018年最後のクイズですが、
いつも通り高度な知識は必要のない問題と、
もう一つ高校数学レベルの知識が必要な問題を作ってみました。
整数問題が好きな人や数学が好きという人は
ぜひチャレンジしてみてください!
そうでない人は文脈から答えを考えてみてください。笑

では問題です!
次の( ア )、( イ )に入る数字は何でしょう?
「今年は大変お世話になりました。
 ( ア )年も( イ )!」

( ア )のヒント

( イ )のヒント

問題に関する質問や
解けたという報告は茨木本校のPまで。

ではまた来年!
(P’s adviceは年明けに更新します。) 

P’s quiz ⑦

こんにちは!塾予備校茨木本校のPです。

僕は本屋が好きで
時間があるときには
よく本屋に立ち寄るのですが、
蔵書数が多い本屋で長時間いろいろ見ていても
ピンと来るものがなかったのに
ぶらっと立ち寄った本屋では
おもしろそうなものがすぐ見つかったりします。
普段とは違うことをしてみたり
普段行かないような場所に行ったりすると
意外と素敵な発見ができるのかもしれないですね。

さて、クイズですが
前回の問題は簡単だったという声が多かったので
今回は少し難しくしてみたつもりです。
つもりなだけでほんまに難しくなっているかは
自信がないですが(笑)
それでは今回の問題です!

補足ですが、□の中にはそれぞれ異なる漢字が入ります。

問題に関する質問や
解けたという報告は
茨木本校のPまで。

ではまた!

P’s quiz ⑥

こんにちは!茨木本校のPです。

毎月一本は映画館で映画を観ようと10月に決めて
今月ももう観に行ってきたのですが、
(Fantastic Beastsを観ました)
映画を観た後にYouTubeで出演俳優の
インタビュー動画を見てみると、
自分の観た映画の裏には
こんな努力が隠れていたのかという発見があり、
自分の日々の生活への良い刺激になるのでオススメです。

さて今回のクイズですが、
その前に少し説明を。

ひらがなやカタカナにはそのもとになった漢字があります。
たとえば、カタカナの「イ」は
漢字の「伊」の左側がもとになって作られました。
他にも「リ」は「利」の右側をもとに作られましたし、
ある漢字のつづけ字などをもとに作られたものもあります。
このことを踏まえて今回作ったのが、次の問題です。

今回はカタカナのもとになった漢字を
知っている人にとって有利な問題ですが、
そんな人はあまり多くはないでしょう(笑)
知識がなくても解けると思うので、
ぜひチャレンジしてみてください!

問題に関する質問や
答えがわかった!という報告は
茨木本校のPまで。

ではまた!

P’s quiz ⑤

こんにちは!茨木本校のPです。

前回のクイズですが、やはり納得度が低かったようです。
自分の考えの浅さを思い知らされました。
ただ、いろいろな意見をもらえるというのは有難いことです。
より深くおもしろい問題を作れるよう精進しますね!

それでは今回の問題です。

今回は思考よりもひらめきが重要な問題になっています。
ちなみに、色は全く関係ありません。

質問や解けたという報告は
茨木本校のPまで。

ではまた!

P’s quiz ④

こんにちは!茨木本校のPです。

もう12月ですね。
今日から中3対象の日曜受験対策講座も始まり、
いよいよ受験が近づいてきたという感じがしますね。
こういう時期こそ焦らずに
やるべきことを確実にこなしていってくださいね。

さて、本題のクイズですが、
今回はPワールド全開の問題で、
難易度が自分でどのくらいかわかっていません(汗)
確信を持って答えをだせる人が現れると嬉しいです。笑

今回の問題です。
次の図が表す一文字の漢字は何でしょう?

ヒントが欲しい方、
問題に苦情のある方、
答えが知りたい方は
茨木本校のPまでお願いします。

ではまた!

(P’s adviceは11月末にアップする予定でしたが、
12月6日ごろにアップします。)

P’s quiz ③

こんにちは!茨木本校のPです。

前回のクイズは、
初回と比べてぐんと難しくしたつもりですが
解けた!という声をいくつも聞けて
嬉しかったです。

P’s adviceのほうで、
暗記の負担を減らすために
いろんな角度で物事を見よう!
とお伝えしましたが、
このクイズのコーナーを通して
多角的に考える習慣を
身につけてくれればいいなと
実はこっそり思っています。笑

今回のクイズも、
様々な視点から見て
解いてみてください!

問題に関する質問や
解けたという報告は
茨木本校のPまでよろしくお願いします。

ではまた!