もこし

こんにちは。KECの塾・予備校部門,高槻本校の数学・理科担当の川渕です。
先日,アイスのピノを食べていたら,星形のものが2つ入っていました。
なんだか,いいことがありそうな気がします。

ところで,昨日,11月22日は「いい夫婦の日」だそうです。
だからという訳ではないのですが,先日,妻とクイズ番組を観ていたときのこと。
薬師寺に関するクイズで,「裳層」が出てきました。

皆さん,これ,読めるでしょうか?
私は全然わかりませんでした。
ですが,さすが国語担当の我が妻です。
ふつうに知っていました。
「裳層」または「裳階」と書いて,「もこし」と読むとのこと(wikipediaによる解説)。
飾りの屋根を表すそうです。
※薬師寺の塔は3層ですが,屋根は6層分ついているそうです。

「よく知ってるな~」と感心していたら,妻から「もこしって,KECの現代文のテキストに出てくるよ」と教えてもらいました。
そこで,KECの大学受験科の現代文のテキスト「則天去私」を調べたところ,確かにありました。
現代文を受講している塾生の皆さんは,覚えていますでしょうか。
ちょうど,薬師寺の話題を取り上げた文章がありましたよね!

文章を読むことの効用の1つに「知識・語彙が増える」という点があります。
読書も良いですが,どうしても自分が好きな分野に偏ってしまいがちです。
その点,国語の問題に取り組むと,いろんな分野の話を強制的に読まされるので,知識の幅が広がります。
ということで,「現代文の長文問題をやれば,受験に必要な知識が増えていくよ」と塾生によくお勧めしています。

ちなみに,「ピノ」はイタリア語の「松ぼっくり」が由来だそうです。
松ぼっくりといえば,晩秋の季語。
もうすぐ冬期講習が始まります。

楕円の焦点

こんにちは。KECの塾・予備校部門,高槻本校の数学・理科担当の川渕です。
最近,消毒ばかりしています。

私の担当は数学・理科なのですが,たまに,それ以外の科目の質問を受けることがあります。
先日,現代文の文章で「楕円の2つの焦点」というのが出てきたそうです。
そこで,「楕円の焦点って何?」という質問を受けました。

数IIIで2次曲線を習った人はご存じだと思うのですが,楕円は「2つの定点からの距離の和が一定である点の軌跡」です。
その2つの定点が焦点,と説明したのですが,あまりピンとこないようす。
そこで,ひもを使って説明しました。
ひもを押さえている2本の指が焦点を表します。


※ひもが若干たるんでしまった・・・

これでイメージをつかんでもらえて一件落着。
なのですが,せっかくなので,このようすをデジタル化しよう・・・
ということで,scratchで描いてみることにしました。
右上の猫のところに,楕円と2つの焦点が表れてきます。

 
こんな感じで,質問に対してはいろんな手段(?)で答えています。
特に,今回は,いつも以上に真摯に答えました。
それは,質問してきたのが,私の妻(国語担当)だったからです。