折れる・・・

こんにちは。KECの塾・予備校部門,高槻本校の数学・理科担当の川渕です。
本日,6月27日(日)は,朝から高校入試説明会,昼から面談,夕方は中1の能力診断テストの間違い直しと,イベントが目白押し。
心が折れそうになりながら頑張っています。

・・・と,「心が折れる」は冗談ですが,空気中から水中に進む光が水面に斜めに進入すると,光は屈折します。
中1の理科で出てくる光の屈折。
塾生に対して戯れに「水の中に光好きの妖精がいて,光を引き込もうとするから屈折するんやで」と説明することもあります。
そこで,妖精が光を曲げるようすを,恒例のスクラッチでコードを書いて表現してみました。
 


 
光は,水中では空気中よりも遅くなります。
UFO達の群れを波面とすると,先に水面に到達した所から遅くなり,曲がっていきます。
光の妖精で満足できない塾生も多いので,まじめな説明(?)も並行して行っています。
理解して覚えることが、実力をつけるためには大事ですね!

先日,KECでは「能力診断テスト」という実力テストを実施しました。
高槻市内の中学校は6月に定期テストがあるところが多いので,学校のテストと塾のテストが並行して塾生は大変そう・・・
でしたが,みんな,頑張って受験しました。
そんな塾生たちに「実力テストは事後の復習が大事!」ということで,能力診断テストの間違い直し補習に引き込んでいます。


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スクラッチで表現してみたシリーズ
1 楕円の焦点
2 放物線の焦点
3 ドップラー効果

扇風機を買ったので

こんにちは。KECの塾・予備校部門,高槻本校のお祭り担当の???です。
最近,暑くなりましたね。
西大津本校の梶山先生から心配されたように,夏にこのマスクはお肌によくありません。
そこで,買いました。
手で持つタイプの扇風機です。

ぜんぜん効かない・・・

・・・気を取り直して,実験です。
扇風機を利用しましょう。
紙に風を当てると舞い上がります。
では,紙の上に風を流すと,どうなるでしょうか。


 
毎度おなじみの微妙な感じ(?)ですが,扇風機の風を受けて紙が持ち上がろうとします。
これは,空気の流れが紙にそって下に曲げられるとき,その反作用で,紙が流れる空気の方に引き寄せられるからだそうです。
ちなみに,実験に使った紙,実は,今度の日曜日に行われる「高校入試説明会」のご案内。

6/27(日)10:30~12:00にて,中3生の保護者様対象の高校入試説明会を実施します。
一般生の方も無料でご参加できますので,ぜひ,お問い合わせください。
説明の担当は川渕です。
本当は???が担当したいところなのですが,実は,私には重大な欠点があります。
ブラックタイガー先生から「先生は授業をしないのですか?」と聞かれたことがあるのですが,このマスクをしていると,あまり声が出ないのです。
扇風機の風が中に入らないように,中の声も外に通らない構造になっています。

???の微妙な理科実験動画シリーズ
1 折れる割りばし
2 踊る十円玉
3 縮む腕

ドップラー効果

こんにちは。KECの塾・予備校部門,高槻本校の数学・理科担当の川渕です。
2020年11月16日のブログ「コーチング研修を受けています」では,KECを代表して研修の話題を取り上げました。
教育の効果を上げるためのコーチングの話でしたが,今回は,ドップラー効果の話です。
例えば,救急車が近づいてくるとき,サイレンの音「ピーポーピーポー」が高く聞こえますが,遠ざかっていくときは低く聞こえる,あの現象です。

空気中を伝わる音の速さは,空気の状態で決まります。
音源が動いても,空気の状態が変わらなければ,音速は変わりません。
そのため,音源がこちらに向かってくると,音波がつまって波長が短くなります。
波長と振動数は反比例するので,波長が短くなれば振動数が大きくなり,音が高くなります。
こんな風に言葉で書いてもわかりにくいので,このようすをスクラッチでコードを書いて表してみました。
下の動画,左からやってくる怪しいUFOが,赤い波をまき散らしていきます。


 
画面右手の波長が短くなり,左手の波長は長くなっています。

この動画,夜中に1人で作成したのですが,癖になって何度も見てしまいました。

・・・と,ここまでは私の趣味の話でしたが,実は,コーチング研修,今年も始まりました。
昨年よりもレベルアップした研修を受けています。
そして,その成果を生かすべく,高槻本校では中学部の塾生対象の個人面談を実施しています。
塾生の皆さんへ,だんだんと面談の予定がつまってきていますので,予約がまだの人はお早めにお申し込みください。

腕を振ってみると

こんにちは。KECの塾・予備校部門,高槻本校のお祭り担当の???です。
KECでは,中2,中3生で定期テストの5教科合計点を450点以上取ると,本科受講料が割引になる制度があります。
高槻市内の公立中学はテスト期間がバラバラで5週にわたっているのですが,そのおかげで(?),毎週,割引対象の塾生が誕生しています。
どんどん割引対象の塾生が出てきてお祭り騒ぎです。

さて,過去2回,私のパワーをお見せしました。
その1
その2
今回は,道具を使わず,筋肉だけで勝負(?)です。
腕を曲げると,腕の内側の筋肉が縮み,外側の筋肉がゆるみます。
腕を伸ばすときは,その反対です。
では,屈伸を繰り返すと,どうなるでしょうか。
左腕だけ繰り返し屈伸すると・・・


 
左腕が縮んでしまいました。
これは,屈伸を繰り返すことで筋肉が縮んだままになるから,だそうです。
骨と骨とのすき間が,筋肉に引っ張られて小さくなることで腕が縮むとのこと。
※お家で試してみる方は,周りに気を付けて実験してください。

腕の長さが異なると心配になりますが,2,3分もすれば,元に戻るそうです。
勉強も同じで,急いで勉強したことは,すぐに元に戻ります。
次の定期テストのときは,もっと計画的に学習して,割引の塾生を増やしていきたいと腕を鳴らして待ち構えています。


小学生・中学生・高校生対象
夏期集中講座
受講生募集中!

黄色いあいつがやってきた

こんにちは。KECの塾・予備校部門,高槻本校の数学・理科担当の川渕です。
6月になり,暑い日が続きますね。
KECで6月といえば,そう,あの黄色いやつの出番です。

ではなくて,昨年,大活躍(その1その2)したバナナです。

ある細工をして,しばらく放置すると・・・

大事なお知らせが浮かび上がってきました。
バナナの皮に爪楊枝などで傷をつけると,その部分が酸化されて黒くなるのでした。
※バナナは肉食系の黄色いやつが食べました。

ということで,6月11日(金)は,年に1回のKECの全体研修の日(今年はオンライン!)。
この日は,残念ながら休校になります。
自宅学習に励んでください。
研修にしっかり参加して,6月12日からはパワーアップして通常通り開校します。
ちなみに,高槻本校の6月の開校予定表はこちらです。


■KEC高槻本校の合格体験談・総集編はこちら

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バラバラなので

こんにちは。KECの塾・予備校部門,高槻本校の数学・理科担当の川渕です。
今日,6月6日(日),高槻本校では,小中学生や高3生の能力診断テストを実施しました。
さらに,高槻市内の一部の中学校がテスト期間のため,テスト対策も実施しています。

テスト対策といえば,高槻の場合,学校のテスト期間が学校によってバラバラという問題がありますが,テスト範囲も学校によってバラバラになります。
特に,中3の理科はなかなか大変で,「遺伝」から始まる学校もあれば,「運動」から始まる学校,中2の「電気」を今回の範囲に含める学校など,さまざまです。
そんななか,またプリントを作りました。
力の合成です。

KEC中3理科_力の合成

方眼紙を作るのに便利なので,今回はエクセルでプリントを作成しました。
力の合成練習プリントです。

これまで,ブログ上でさまざまな理科のプリントを紹介してきました。
元素記号や,化学反応式植物の分類など・・・
これらのプリントは,ワードや,LaTeX,エクセルなど,さまざまなソフトを使って作成しています。
これは,高槻の中学校のテスト時期のバラバラっぷりに影響を受けた・・・わけではなくて,単に私の趣味です。
 

■小学生・中学生・高校生対象■
志望校判定模試(能力診断テスト)
は,一般生の方も受験可能です(無料)。
一斉受験日以降の受験もできますので,ご希望の方は,ぜひ,お問い合わせください。

手を添えると・・・

こんにちは。KECの塾・予備校部門,高槻本校のお祭り担当の???です。
先日,動画をあげましたが,今回はその第2弾。
前回に引き続き,私のパワーをお見せします。
十円玉で空のビンにふたをします。
そのビンに私が手を添えると・・・


 
少しわかりにくいですが,お気づきになられましたでしょうか。
十円玉が,2回,動いています。
これは,私の念力で動いた・・・
のではなくて,ビンの中の空気が手で温められ膨張した結果,十円玉が動いたのでした。
「空気は温度が高くなると膨張する」ことを実感できる,定番の実験ですね。
※実験をするときは,「ビンを冷やし」「十円玉を水で濡らして」おくと良いです。

この実験,ある意味,われわれ塾講師の仕事を表しているかもしれません。
私たちがそっと手を添えることで,塾生の皆さんが成長し殻を破ることができる,そんな様子を表している気がします。
KEC生の皆さんが成長できるよう,わたくし???も日々努力しています。

そういえば,今回の動画,なにが大変って,無色透明なビンを手に入れるのに苦労しました。
コンビニでビンの飲料を買おうとしたのですが,あまり売られていないものですね。
特に,無色透明に限定するとなかなか難しい…
やむを得ず,自宅で愛飲しているウイスキーの空きビンを利用することにしました。
空きビンとはいえ,酒ビンを塾・予備校に持ち込むのはどうかと思ったのですが・・・

銘柄が「TEACHER’S」だからぎりぎりセーフかな,と拡大解釈しています。

まとめて覚える

こんにちは。KECの塾・予備校部門,高槻本校の数学・理科担当の川渕です。
先日,中1の塾生からこんなことを言われました。
「先生,いつも服が青いやん」
たしかに,先日,定期テスト勉強法講座を2日に分けて開催しましたが,来ている服がほぼ同じです。


このときの講座で説明したことの1つに,理科のまとめの話があります。
私の服は青ばかりですが,理科で習うことは多彩です。
考えてみれば,高校から物理・化学・生物・地学と4教科にわかれる内容を1教科で習っているから大変です。
中1であれば,植物や動物,光や音,水溶液や気体,火山や地震など,なかなか幅広い内容を習います。
広く浅くいろんなことを覚えなければなりません。
知識を整理するには,自分でまとめノートを作るのが一番です。
例えば,植物の分類であれば,こういうプリント(植物の分類プリント)も用意してはいますが,自分でまとめてほしいところです。

中1理科_植物の分類_2021
中1理科_植物の分類_空欄_2021
 
それにしても,理科は大変です。
実は,私も苦労しました。
工学部出身なので,物理や化学はまだしも,生物や地学にはあまりなじみがありません。
そこで,この仕事についたときは,苦手なところは自分で表にまとめて覚えたものです。
そんな青かった時代を思い出しながらプリントを作ったのですが,そういえば,この仕事についてからずっと,「先生,いつも服が青いやん」と言われ続けています。

大気圧と???

こんにちは。KECの塾・予備校部門,高槻本校のお祭り担当の???です。
最近,私に似た人が新入社員として入ったようで,喜ばしいです。
先輩の私も,頑張らなければなりません。

ということで,今回は,私の力をお見せします。
割り箸を,手刀で折ってみせましょう。
いざ!
 


 
折れ方がイマイチでしたが,これは,大気圧に関する有名な実験ですね。
大気圧が新聞紙を押さえることで,割り箸が固定され折れる・・・
と説明されることがありますが,実は,正確にはそうではないそうです。

中2の理科で習いますが,大気圧はあらゆる方向にはたらきます。
面に対しては垂直にはたらくので,実は,新聞紙の下の面を下から上に押す↑大気圧もはたらいています。
新聞紙は,上から↓も下から↑も大気圧で押されています。

では,なぜ新聞紙で割り箸を押さえることができるのでしょうか。
新聞紙が割り箸の勢いで上に持ち上げられるとき,「新聞紙の下の面」と「机」の隙間に空気が入り込もうとします。
ただ,空気は摩擦でスムーズに入り込むことができません。
よって,新聞紙を持ち上げようとする割り箸付近では気圧が下がり,下から上に押し上げようとするはたらきが弱くなります。
そのため,新聞紙がめくれにくくなります。
さらに,新聞紙の変形でまわりの空気が加速されることで,新聞紙の動きが遅くなる効果もあるそうです。
この実験をするに際し,「日本機械学会 流体工学部門」のサイトで調べました。

※実験をする際は,まわりの状況に気を付けましょう。

こんな感じで,KECの先生たちは,日々,「教えるものが学ぶ」精神で,業務に取り組んでいます。
いつか,私も授業を持てるようになりたいのですが・・・
私のマスクは空気の流れが悪いので,すぐに息苦しくなって授業にならないのがつらいところです。

優劣 その後

こんにちは。KECの塾・予備校部門,高槻本校の数学・理科担当の川渕です。
高槻市内の公立中学では,いよいよ定期テスト期間を迎えます。
高槻本校は阪急高槻市駅・JR高槻駅から徒歩3分の所にあるだけあって,いろんな中学校から生徒が来ています。
下記の中学校の塾生がいますが,テスト日程がバラバラで楽しいことになっています。

この中で最もテストが早いのが高槻一中。
中3の理科のテスト範囲に遺伝が入っています。
遺伝といえば,今年から一部の用語が変わっています。
変更は今年からですが,以前から改訂の話はありました。
4年前(2017年9月14日),こんなブログを書いています。

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1週間ほど前,理科に関するニュースがありました。
中3の遺伝で習う「優性」と「劣性」。
この2つの用語が,今後,変更になるそうです。
というのも,“優性・劣性”とは特徴が“現れやすいかどうか”を表す言葉ですが,字面的に“優劣がある”かのような誤解を招きやすい表現,とのこと。
そこで,日本遺伝学会では見直しをすることになり,それぞれ「顕性」,「潜性」との表記に変えるそうです。

ということは,いずれ,教科書でも,この言葉が使われる時代が来ることでしょう。
そうなると,われわれ理科担当としても,指導の仕方を替える必要があります。
遺伝の授業をするとき,「“優性・劣性”といっても“優れている・劣っている”って意味じゃなんだよ・・・」というのは,私の中では,定番の授業の流れです。
でも,教科書が変わったら,この言い回しは使えません。

遺伝の授業で定番といえば,血液型もあります。
優劣の説明で例として取り上げられがちです。
A,B,Oと3つのタイプがありますが,このうち,A,Bが優性で,Oが劣性です。
ここでA型,といっても,AAタイプとAOタイプがあります。
例えば,AとOの両方を持っているAOタイプの場合は,優性であるAの特徴が現れることになります。

ここで,注意しないといけないのは,“優性”と“劣性”です。
あくまで“現れやすさ”を表すだけなので,Aが優性,Oが劣性といっても,A型が優れている,という訳ではありません。
決して,O型が劣っている訳ではありません。
この部分は,声を大にして説明するのが定番になっている,理科担当の川渕(O型)なのでした。

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ということで,上記のネタが使えなくなりました。
その結果,どうしたのかというと・・・
「むかしは優劣でひとネタあったのに,用語が変わったせいでネタが無くなってん」
と塾生に舞台裏を発表することになったのでした。