【傾向と対策】関西大学の数学

法、文、経済、商、社会、政策創造、外国語、人間健康、総合情報、社会安全、システム理工、環境都市工、化学生命工の13学部を擁する総合大学である関西大学。

KEC近畿予備校の受講生の多くも関西大学を受験します。

今回は、関西大学の数学の出題傾向と対策をご紹介します。
<公開日:2022/06/17>

**理系数学**

・制限時間=100分
・大問の数=4題
(1=記述式、2=空所補充形式、3=記述式、4=空所補充形式)

数Ⅲ全分野および三角関数,ベクトルは頻出項目である。数Ⅲ占有率は50%以上。大問4は4~6問の小問集合で,それぞれ独立した項目からの出題となっている。

 空所補充形式の問題は,決してテクニカルな式変形の過程を埋めるようなものではなく,実質的に単解答ものであるので,恐れるものはない。また,記述式の問題は標準的な問いがほとんどであり,解答するのに戸惑うことはないはず。

合格には60%超の得点が欲しい。

 

*KEC近畿予備校の関大担当の考察と対策*

解法で戸惑うことは少ない。むしろ答えを出し切る腕力(計算力)で差が出るようだ。定番の問題は100%自力で解決できるように,シンプルな計算問題から論証問題まで,取り組んで欲しい。また,数Ⅲの出題比率が高いので,極限・微分・積分は当然ながら,複素数平面や2次曲線分野での穴がないようにしたい。

今から夏にかけて取り組んで欲しいことは以下のとおり。

まず数Ⅲについては,高校での既習範囲については,傍用問題集のB問題(発展問題)を再度解き,完璧を目指そう。

次に数ⅠAⅡBについては,全分野の入試での基礎~標準レベルを網羅し,苦手項目の洗い出しとその改善に努めよう。入試での定番問題を経験し,定番ならばほぼ獲れるという自信につなげたい。過去問は夏明けから挑戦したい。そのために今は入試の基礎力を身につけよう。

 

**文系数学**

・制限時間=60分
・大問の数=3題
(1=記述式、2=空所補充形式、3=空所補充形式)

数ⅠAⅡBから様々に出題される。特に,微分積分・ベクトル・数列はできるようにしておきたい。

記述式・空欄補充形式のいずれの出題も,難問はなく,よく似た出題を練習してきているはず。ただ,文字式を扱うことがあり,戸惑うことのないようしっかり計算する力も不可欠。

合格のための得点率は60%超を期待する。

 

*KEC近畿予備校の関大担当の考察と対策*

見たことのある問題なら必ず解ける,が目標。今後の経験の差が合否の分かれ目になる。

今から夏にかけて取り組んで欲しいこととしては,まず,数ⅠAⅡB全分野の基本技術で漏れがないかチェックする。このチェック作業には,高校で使用している傍用問題集Aレベルで十分である。次に,入試の基礎問題に挑戦する。一般的な入試問題集の基礎頁には,入試の定番問題が網羅的に掲載されているので,これらをつぶしにかかろう。特に,関大入試でよく狙われる,微分積分・ベクトル・数列は意識しておきたい。

過去問は秋から挑戦したい。そのために,今は入試の基礎力を身につけよう。


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