ちまたで話題の

こんにちは。KECの塾・予備校部門の数学・理科担当の川渕です。
いつも掲示している塾生たちの目標シート。
先日,新年までの目標に張り替えました。
季節ごとに張り替えていますが,意外と世相を表しています。
これまではコロナのことを書く塾生が1人くらいは必ずいましたが,最近,収まってきたせいか,今回の目標では誰もコロナのことを書いていませんでした。
こういうときこそ,油断せずに消毒に励んでいます。

さて,今,ちまたで話題のギリシャ文字といえば,そう,オミクロン。
こんな風に書きます。
英語のO(オー)にそっくりです。

KECの「新中1スタートダッシュ講座」の数学では,通常のカリキュラムとは違い「文字式」から学習します。
中学以降の数学では,文字をたくさん使うからです。
中学では英語のアルファベットしか使いませんが,高校ではギリシャ文字も登場します。
ただ,O(オー)やΟ(オミクロン)は,中学・高校ではあまり使用することはありません。
O(オー)で座標軸の原点を表すくらいです。

ですが,大学ではよく使用します。
私は工学部の情報系に在籍していたので,計算量のオーダー(変化の度合い)を表すのにΟ(オミクロン)をよく見かけました。
ランダウの記号ってやつです(詳しくはwikipediaで)。
例えば,n個のデータをバブルソート(隣り合う要素の大小を比較しながら整列)するとき,比較回数は高々(n2-n)/2なので,次数が高い項に注目してそのオーダーをΟ(n2)と表したりします。
こんな感じで,個人的にはオミクロンは馴染みのある(苦しめられた・・・)文字です。

小中高一貫教育のKECでは,小学生の授業でも,中学や高校,ときには大学の話題も取り入れています。
2月から始まる新中1スタートダッシュ講座
文字式のところでオミクロンの話題を出すかどうか・・・
「オミクロンって何?」っていうくらいコロナが収まっている方が,きっと幸せだろうな・・・と思いながら,ネタを計算しています。

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