【傾向と対策】関西大学の国語

法、文、経済、商、社会、政策創造、外国語、人間健康、総合情報、社会安全、システム理工、環境都市工、化学生命工の13学部を擁する総合大学である関西大学。

KEC近畿予備校の受講生の多くも関西大学を受験します。

今回は、関西大学の国語の出題傾向と対策をご紹介します。
<公開日:2022/06/17>

**講評**

関西大学の国語は読解中心型で、漢字の出題はあるが、古文の文法や知識問題は出題されない。下線部が極端に少ないのに最初は戸惑うであろう。また注が多く、文章が長く選択肢も長いため、問題数の割には速読力が要求される。以上の特徴に慣れるため過去問演習は必須。出題レベルは標準レベルだが、近年古文に源氏物語が出題されることが多いので注意が必要。

**傾向**

・制限時間=75分

・配点は原則150点だが方式に異なる 現古配分は推定8:7

・大問2問 小問は少なめで1問の配点が高い。

・形式 全学部Ⅰは記述式併用、全学部Ⅱはマーク式

    記述は漢字、現代文要約1題、古文口語訳1題

・構成(1)現代文・評論

   (2)古文

**問題レベルや難易度**

関関同立の中では標準的な部類と言える。満点も可能であるが、古文の出典次第で

はかなり難易度が上がる。古文は平安文学や物語が多い。75%を目標にしたい。

 

**対策**

・おすすめの問題集

古文

単語帳・文学史:学校で使っているものでOK

文法:(河合塾)古文文法ドリル

読解:(河合塾)中堅私大古文・有名私大古文・関関同立大古文 

読解しか出題されないが、口語訳等で文法事項が必須なので、最低限は取り組

んでおこう。

現代文

漢字・語彙:学校で使っているものでOK

読解:(河合塾)入試現代文へのアクセス

共通

センター試験の評論と古文が長い選択肢対策に有効

過去問

現代文は10月頃から、古文は公募推薦終了頃から

出題が非常に特徴的なので、できるだけ多くの過去問で練習を積んでおきたい。

同志社・関学・立命と同じ古文が出題されることがあるので、他大学の問題もやるべき。


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【傾向と対策】関西大学の英語

法、文、経済、商、社会、政策創造、外国語、人間健康、総合情報、社会安全、システム理工、環境都市工、化学生命工の13学部を擁する総合大学である関西大学。

KEC近畿予備校の受講生の多くも関西大学を受験します。

今回は、関西大学の国語の出題傾向と対策をご紹介します。
<公開日:2022/07/04>

**出題方式**

・制限時間=90分

・大問の数=3題

【Ⅰ】会話文と段落整序

【Ⅱ】長文(空所補充問題と内容一問題)

【Ⅲ】長文(同意表現と内容一致問題)

・方式=完全オールマーク(記述なし)

・配点=200点 (1問4点で50問) 目標点数140点(7割)以上

大問 問題 出題内容 問題数 配点 各問
合計点
大問
合計点
解答時間
目安

会話文
段落整序
A 会話問題 5 4 20点 44点 約20分
B 段落整序 6 4 24点

長文
A 空所補充問題 15 4 60点 88点 約30分
B 内容一致問題 7 4 28点

長文
A 下線部同意問題 10 4 40点 68点 約40分
B 内容一致問題・主題 7 4 28点

 

**出題傾向と大問別学習アドバイス**

ⅠA 会話文

会話文の問題は容易な問題が多い。
空所補充形式で会話の流れに合った選択肢を選ぶものがほとんどで、「会話定型表現」を入れる問題は少ない。満点を目指してほしい。

ⅠB 段落整序

関西大学特有の問題。
一つのまとまりのある文が6つの段落(A~F)に分けられていて、最初はA段落から始まることが決められているので、B~Fの段落を前後のつながりを読み取り、意味の通る英文に並べかえる問題。
段落ごとの論理的関係の理解と把握力が問われる。
論理関係を表す接続語句、指示語、代名詞、時の流れなどに注意しながら解くのがポイント。
一か所間違えると自動的に複数間違えることになるので慎重に解くこと。

 長文

設問はAとBの2つに分かれており、Aが空所補充15問、Bが本文内容一致7問で合計22問

A空所補充問題

関西大学の英語の問題の中で、受験生がもっとも苦手とする問題。比較的読み易い英文だが、空所前後の文脈を、意味・文法の両面からしっかりと捉えながら読んでいかないと、正解にならない。意味の上で文脈にあった語句を入れる問題が多く出題されるが、英文法・語法に関する知識を問う問題が出題されることもあるので、英文法・語法の勉強をないがしろにせず、早めに問題集を仕上げておくとよい。

B内容説明問題

選択肢は三択なので解きやすいといえるが、英文量が多いので速読力が求められる。事前に質問文をしっかりと読み、何が問われているのかの把握、または内容を予測してから本文を読み進め解いていくといった練習を日頃から積んでおくことが必要である。

長文

設問はAとBの2つに分かれており、Aが下線部に関する問題10問、Bが本文内容一致7問、の、合計17問。すべて選択肢が3つ。文章レベルは、[Ⅱ]の長文読解問題よりも難しく、専門的な論説文が出題される。

A下線部説明問題

本文に出てくる下線部の内容を変えずに別の表現で言い換える問題である。前後の文脈から解くことができるものと、下線部に文法や構文・語法の知識を必要とするものとがある。

自分で選んだ選択肢を元の下線部分に入れて文意が同じかどうかの確認をしていくとよい。

B内容説明問題

[Ⅱ]長文問題Bを参照。

 


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【傾向と対策】同志社大学の英語

京都府内に複数のキャンパスを構え、大阪府、兵庫県、奈良県からの受験生も増やしている同志社大学。

KEC近畿予備校の受講生の多くも同志社大学を受験します。

今回は、同志社大学の英語の出題傾向と対策をご紹介します。
<公開日:2022/06/30>

**出題方式**

・制限時間=100分
・大問の数=3題
(1=長文、2=長文、3=会話文)
・方式=記述(英文和訳1題、和文英訳1題を含む)
・配点=200点(グローバル・コミュニケーション学部のみ250点
 理系学部の数・理・重視型は100点)

全ての学部、全ての方式で設問形式が統一されている。

**出題傾向 概要**

ほとんどの学部で200点満点。大問1と2で計150点、大問3が50点。
大問1、2は長文読解問題で、小問の設問形式はほぼ同じ。1、2のいずれかに英文和訳問題が出題される。
大問3は会話問題。和文英訳問題が出題される。

 

**出題傾向 大問別**

〔1〕〔2〕長文

*配点*

大問1、2の合計で150点。

*出題内容*

A 空所補充
B 下線部語彙一致
C 波線部内容指示
D 文章完成(変則的な整序英作文)
E 内容一致
F 英文和訳(大問1、2のどちらか一方に出題される)

*KEC近畿予備校の同志社担当の考察と対策*

A 空所補充問題
空所の前後の文意を捉えて適切な接続詞や副詞・副詞句を選ばせる問題、または前置詞を答えさせる問題が多い。接続詞や副詞については、前後の内容が逆接・譲歩や並立・累加の関係になっているかどうか等の判断が決め手。前置詞については、熟語や慣用表現などの知識で解けるものが多い。

B 下線部語彙一致
文中の下線を施した単語の同意語、または文中での意味を答える四択問題。語彙力の充実している受験生なら、本文を読まなくても答えられるものが多い。ただし多義語の場合などは、あくまでも文脈の中で正しく意味を捉える必要があるので、語彙力だけではなく、的確に文意を捉える読解力も必要。

C 波線部内容指示
本文中の波線部で用いられている表現が、正解の選択肢ではパラフレーズ(※注)されている。また、波線部中で用いられている隠喩が、正解の選択肢では直喩で表されているような場合がある。いずれにしても、豊富な語彙力と正確な読解力が求められる。

(※注 パラフレーズとは、同じ意味の内容を違う語句で説明すること。一言で言うと『言い換え』のこと)

D 文章完成(変則的な整序英作文)
他大学のいわゆる整序英作文問題とは異なり、与えられた語を補充する空所が連続していない(すなわち、空所と空所の間に別の語が入っている)場合が多い。また、与えられた語の中に2語程度不要なものが含まれている。英文完成時の和訳が与えられていないので、文意の読み取りと文法・語法面からの考察の同時進行で解かねばならないが、それほど難しいものではない。

E 内容一致
8つの選択肢の中から、本文の内容に一致するものを3つ選ぶ場合が多い。本文を読む前に、各選択肢の中に出てくる印象的な語句(固有名詞なども含めて)や数値などをメモしてから、本文に当たることを勧める。本文中にそれらの語句が登場したら、その前後を含めて当該箇所を念入りに読むことで正誤が判断できる。不正解の選択肢には、本文中で示されている内容と明らかに異なる内容が書かれているもの以外に、本文中には記述のない内容を含むものもある。配点は選択肢1個につき6〜8点と考えられる(公表されていない)。配点が大きいので全問正解を狙いたい。

F 英文和訳(大問1、2のどちらか一方に出題される)
配点は概ね20点と考えられる。国公立大学の2次試験に出題されるレベルの和訳問題に比べれば易しい。文法・語法の面から考えても、読解に困るような複雑な構文が出題されることはまずない。代名詞が指している内容を明示して訳せという指示が与えられることもある。同志社を「押さえ」にしようという国公立志望のライバルが満点の解答を提示してくるであろうことを考えると、絶対に外せない最重要問題と言える。日頃から和訳の演習問題を解く習慣をつけ、そのつど英語の先生に添削してもらうのが理想的。

 

同志社の大問1、2の長文は難しいと言われることが多いが、極端に高度に抽象的で難解なテーマが取り上げられることはあまりない。確かに私立大学の入試レベルからすると、難関であることに間違いはないが、やはりほとんどの受験生にとって、文章が難しい、読みづらいと思われる原因の第一は語彙力の不足である。第二は文章の論理構成の把握ができていないこと。論理構成の把握といっても、文中に however が登場したから、ここからは先ほどまで語られていた内容とは逆接的な事柄が語られるはずだと予想したり、furthermore が出てきたから、ここから後は今まで述べられていた内容と同じ趣旨の事柄が付け加えられて語られるのだな、と判断したりといった、その程度のことに過ぎない。このような「読み」は、日本語の文章を読むとき、ほとんどの人が無意識のうちに行っていることである。今後、英語の長文を読むときは、そのような無意識の作業を「意識的に行う」ことを心がけてもらいたい。もちろん、語彙の増強もお忘れなく。英検準一級の単語集レベルまでは鍛えておこう。

〔3〕会話文

*配点*

配点50点

*出題内容*

問題は以下の2種類。

A 空所補充・・・会話文中の空所8箇所に適切な選択肢を入れる問題。余分な選択肢が2つ含まれている。
B 和文英訳・・・会話文中に日本語で示されている箇所を英語で表現する問題。

*KEC近畿予備校の同志社担当の考察と対策*

A 空所補充
語数が600語を超えることもあり、他大学の会話問題に比べると長いが、2人の登場人物によるごく普通の会話なので、時間が十分にあれば正確に読み取るのはそれほど難しくない。ただし、余分な選択肢が2つ含まれており、限られた試験時間との戦いの中で思わぬ読み違いをする可能性もあるので注意。会話問題は、学校や塾予備校の授業で取り上げられることが少ないので、日頃から自学自習の中で会話問題を解く時間を(週1回程度のペースでもいいから)確保するよう心がけよう。

B 和文英訳
日常会話の中での表現が出題されるので、抽象的な事柄や難解な言い回しなどは出てこない。国公立大学レベルから考えればかなり易しい。ただし、与えられた日本語を見て「ああ、これは仮定法過去完了を使えばOKだ」「譲歩の No matter how… で言い表せばいいな」「ここは take it for granted that S V で行ける!」等々、瞬時に判断できるよう、様々な文法項目を整理し、慣用表現の日本語によるインプットと英語によるアウトプットを習慣化しておくことを勧める。また、与えられた日本語表現を直訳するのではなく、同じような意味を持つ別の日本語表現に置き換えてから英語に直すという、いわば「和文和訳」の作業を日頃から行うようにしておきたい。

最後に

担当者の印象としては、同志社大学の英語長文の内容は、国公立大学に出題されるような長文問題をじっくり読み解く作業を積み重ねてきた受験生にとっては、特に難しいとは感じられないものと思われる。設問形式も素直なものばかり。100分という制限時間も決して短いものではない。ことさらに「○○リーディング」や「××ストラテジー」といった読解のテクニックを駆使せねば読めないような文章でもない。ただし、それゆえに、合格最低点として7割前後は取らなければならないことが多く、さらに合格者のみの平均点は8割程度と高めにならざるを得ない。みなさん、正答率8割以上のレベルの戦いの中で合格を勝ち取る覚悟を持って、自らを鍛えてください!


 

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【傾向と対策】同志社大学の国語

京都府内に複数のキャンパスを構え、大阪府、兵庫県、奈良県からの受験生も増やしている同志社大学。

KEC近畿予備校の受講生の多くも同志社大学を受験します。

今回は、同志社大学の国語の出題傾向と対策をご紹介します。
<公開日:2022/06/20>

**講評**

同志社大学の国語は非常にオーソドックスな出題が中心。、時折難度の高い文章が出題されることもあるが、標準的な文章が多い。現代文は長い文章が出題されるが、古文が比較的短めで時間的には余裕がある。ただ現代文の記述と古文に1題ずつ論述問題があり、配点の1/3を占めるといわれている。合格者の大半が記述以外を80%以上得点していると考えられており、この記述部分が合否の分かれ目となる。

 

**傾向**

 ・制限時間=75分
・ 配点は原則150点 現古配分は推定3:2
・ 大問2問 小問は少なめで、内容一致と記述の配点が高い。
 ・形式 全学部・学部個別とも記述式併用
   記述は現代文1題、古文1題。古文は口語訳ではなく心情や論旨。
   漢文は範囲に含まれるが、単独の出題はないと思われる。
 ・構成(1)現代文・評論
    (2)古文

**問題レベルや難易度**

関関同立の中では標準的な部類と言える。合否の分かれ目となる記述は文字数が少ないため、まとめるのが難しい。古文は平安文学や物語が多いが同志社は近世の出題も見受けられる。古文文法は出題される場合があるが文学史等の知識問題はほぼ出題されない。

 

**対策**

・おすすめの問題集

古文

単語帳・文学史:学校で使っているものでOK
文法:(河合塾)古文文法ドリル
読解:(河合塾)中堅私大古文・有名私大古文・関関同立大古文

現代文

漢字・語彙:学校で使っているものでOK
読解:(河合塾)入試現代文へのアクセス

共通

記述対策として、過去問や短めの記述を課す国公立・関東の私立の過去問を利用
して、添削してもらうのが有効

過去問

現代文は10月頃から、古文は公募推薦終了頃から。記述部分の添削は必須。
関大・関学・立命と同じ古文が出題されることがあるので、他大学の問題もやるべき。

 


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