【傾向と対策】立命館大学の物理

こんにちは!KEC近畿予備校の藤原です

京都、滋賀に加え、2015年、大阪府茨木市にもキャンパスを構え、大阪府、兵庫県からの受験生も増やしている立命館大学。

滋賀県、大阪府の阪急沿線にも、教室があるKEC近畿予備校の受講生の多くも立命館大学を受験します。今回は、2027年度入試(2027年2月実施)に向けた立命館大学の物理の出題傾向と対策をご紹介します。

<最終更新日:2026/11/01>

この記事のポイント

  • 制限時間は80分、大問は3題、形式はマークと記述を併用
  • 本文の流れに沿って読み解き、誘導に従って空所を埋めていく形式。思考力型の設問も増加傾向
  • 力学・電磁気学に加えて、波動と光・熱・原子からもバランスよく出題される
  • 易しい問題で取りこぼさず、70%程度の得点を目指したい
  • 立命館は独自試験の出題傾向を2027年度も大きくは変更しないと公表

1.物理を受験する日程と2027年度入試のポイント

物理を受験する主な日程(理系・2027年)

入試方式 試験日 出願期間 合格発表(理系)
全学統一方式(理系) 2/2(火)・2/3(水)
※薬学部は2/3のみ
1/6(水)10時〜1/22(金)23時 2/16(火)9時30分
学部個別配点方式 2/7(日) 1/6(水)10時〜1/26(火)23時 2/19(金)9時30分
後期分割方式 3/7(日) 2/12(金)10時〜2/26(金)23時 3/17(水)9時30分

※出願書類は、出願期間最終日の消印有効です。
※学部・学科によって、実施する入試方式や科目が異なります。必ず「入試ガイド」「入学試験要項」(2026年11月上旬公開予定)で最終確認してください。

配点

方式 英語 数学 理科 合計
全学統一方式(理系) 100点 100点 100点 300点
学部個別配点方式(理科1科目型) 100点 150点 150点 400点
学部個別配点方式(理科2科目型) 100点 150点 200点(2科目) 450点

※理工学部の理科は「物理」「化学」のいずれか1科目を選択します(理工学部 物理科学科は「物理」選択必須)。
※学部個別配点方式は、全学統一方式と科目の出題傾向・形式が同一で、配点のみが異なる入試方式です。
※配点は、学部・学科によって異なる場合があります。

2027年度入試のポイント

項目 内容
問題傾向 立命館は、独自試験の出題傾向について「2027年度も過年度から大幅な変更はありません」と公表しています。公開されている過去問題と、合格最低点を目標値にして対策できます。
同一試験日の問題 同一試験日は、学部に関係なく同一の試験問題です。学部ごとに入試対策を立てる必要はありません。
得点調整 試験日間、および理科の科目間で、平均点・標準偏差をもとにした得点調整が行われます。
併願 試験日が異なれば、学部・学科・方式を問わず複数回受験できます。

2.出題方式

項目 内容
制限時間 80分
大問数 3題
形式 マークと記述を併用
出題範囲 物理基礎・物理
目標得点 易しい問題で取りこぼさず、70%程度を目指す

2026年度(2月2日実施分)の出題内容

大問 内容 形式 配点
Ⅰ 力学 マークと記述を併用 33点
Ⅱ 電磁気 マークと記述を併用 33点
Ⅲ 熱 マークと記述を併用 34点
合計 100点

※立命館大学が公表している過年度入試の実施分です。年度・試験日によって、分野や配点は異なります。

理科2科目型(学部個別配点方式)の注意:理科2科目型を選んだ場合、物理は大問ⅠとⅡのみを解答します(Ⅲは解答しません)。理科1科目型は、Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの全問を解答します。

出題の特徴

  • 本文の流れに沿って読み解き、空所を埋めていく形式です。
  • 難関大学レベルでは見たことのある題材が多く、取りかかりやすい印象ですが、深い内容まで聞いてくることもあり、決して侮れません。
  • 設問の流れに誘導され、素直に解き進めることも大切です。
  • 思考力型の設問も増加傾向です。
  • 公式の出題方針では、用語・知識・公式を問う設問、式変形、数値計算、図を用いて考える設問などを配し、受験生の力を様々な角度から測るとされています。

3.勉強アドバイス

基本が最優先

基本となる現象の理解と、それらに伴う公式などは必須事項です。

教科書傍用問題集で、それらの扱い方を習得した後に、入試で頻出といわれる問題を演習しましょう。「こう来たらこうだな」と考え方の流れも、覚えてしまいたいところです。

問題集の進め方

ステップ やること
① 既習範囲について、傍用問題集のA問題レベルに取り組み、基礎知識の穴がないかを確認する
② 次に、B問題レベルの演習を通じて、定番問題を習得する
③ ①②が固まったら、過去問に挑戦する(夏明けからが目安)

立命館の物理で意識したいこと(公式の学習ポイントより)

  • 公式は「使える」ようにする:使えない公式を暗記しても意味はありません。公式が表している物理法則の本質を理解し、問題演習では「どういう物理的な考え方をすればよいのか」を意識しながら1つ1つ進めましょう。
  • 問題文を正しく読む:問題文は、読み進めながら解いていく構成です。誘導に従って順序立てて考えるだけで正答できる問題もあります。解答の指定(文字定数の限定など)に従っていない「もったいない」解答が見られるので、注意深く読みましょう。
  • 単位まで含めて「量」:量は(無次元量を除いて)「数値部分+単位部分」から成り立っています。cmやmm、μmなどの単位や、接頭語がついた基本的な単位も、正しく扱えるようにしておきましょう。
  • 答案は丁寧な字で書く。

4.入試までの過ごし方

時期 やること
夏まで 傍用問題集のA問題で基礎の穴をなくし、B問題で定番問題を習得する。
夏明け〜 過去問に挑戦。80分で通して解き、力学・電磁気・波動・熱・原子のどの分野で失点したかを整理する。
1月 出願(全学統一方式は1/22、学部個別配点方式は1/26が締切)。過去問で間違えた分野を、傍用問題集に戻って復習。
2/2・2/3 全学統一方式(理系)。学部個別配点方式は2/7、後期分割方式は3/7。

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