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第5回 「絶対伸びない数学勉強法」

枚方本校の佐々木です。


絶対伸びない数学勉強法の動画がアップされました。
見ていただいたらわかると思いますが、少し補足しますね。

タイプⅠ:「数学の勉強をするときに問題を解く前から答えを広げている生徒くん」

まず、タイプⅠの「数学の勉強をするときに問題を解く前から答えを広げている生徒くん」は、経験的に言うと文系の生徒くんに限定されます。
国公立大志望なので数学を避けて通るわけにはいかないけどできれば勉強したくない、そんな生徒くんです。

動画でも言いましたが、最初から答えを広げておかない習慣をつけましょう。
問題集を解くときに最初から答えを広げておく人は、解き方が頭にまったく入りません。
答えは閉じておくようにしましょう。
どうせ答えを見るので同じ事と思うかもしれませんが、全く違います。

次のような感じで取り組みましょう。
「わからない
→答えを見て理解する
→答えを閉じて解いてみる
→やっぱりわからない
→もう一度答えを見て理解する→続きを解く
→やっぱりわからない
→もう一度答えを見る
→続きを解く
(以下繰り返し)」

タイプⅡ:「数学の勉強をするときに答えをすぐ見てしまう生徒くん」

次に、タイプⅡの「数学の勉強をするときに答えをすぐ見てしまう生徒くん」についてです。
実は、この動画をアップしようと思ったのは、高3秋になって「答えを見たらわかるけど自分で気付けない生徒くん」がとても多いからです。

このタイプの生徒くんは、理系・文系どちらにもいます。
数学を暗記科目であるかのように解法暗記型の勉強をしています。
それでは、入試に必要な思考力は身につきませんよね。
1分ですぐに答えを見る人は最初から答えを広げている人とは違い、まじめに勉強すると頭には入ります。
でも高3の秋になると、特に模試を受けたあとに、こんな風に言います。

「先生、答えを見るとわかるんですが、自分で気づかないんです。どうしたらいいですか?」

数学の先生視点では、考える習慣が身についていないので、当たり前なんですね。
高3秋までくると改善する時間がありません。
今のうちに考える練習をしましょう。

模試も高2より高3春、高3春より高3秋の方が難しくなるので、高3秋になり数学の偏差値が下がって初めて気付く人もいます。

次回の動画はその改善策についてです。
魔法のような方法ではないですが、楽しみにしておいてください。

【過去の動画はこちらから】
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第2回 志望校の決まっていない人への「受験生の心構え①」
第3回 志望校が決まっている人への「受験生の心構え②」
第4回 「学習習慣」