KEC動画チャンネル

第12回 「過去問の利用法1/2」

枚方本校の佐々木です。


今日の動画は、過去問の利用法の1回目、まだ入試まで時間があるケースです。

戦略を立てるために、入試直前期に過去問を解くことは必須です。
従って、この時期に何年分も解いてしまうのは望ましくないですね。
入試直前期のために取っておきましょう。

この時期に過去問を解く目的は次の2点

①自分がまだまだ出来ていないことを自覚する。

②今後の勉強戦略をたてる。

補足しましょう。

①ほとんどの生徒くんは、今、受験したとして合格点をとるレベルにはなっていないでしょう。
それを自覚して真剣に勉強に取り組むことが大事。
そのために、1年分で良いので時間を計って入試本番のつもりで解いてみることです。
得意科目だけでもいいかもしれません。
記述問題では難しいところもあるかと思いますが、できるだけ自己採点をして合格最低点と比較してみて下さい。
ただ私立大学は、教科間格差を解消するために合格点が補正されていることも多いので、注意が必要です。

②試験時間、試験問題レベル、出題傾向などすべてを含めて、入試問題を体感し今後の勉強計画に反映して下さい。
しかし一方では、出題傾向を意識しすぎた勉強をする人は高い確率で不合格になっている印象があります。
英語はどんな問題でも英語ですし、数学はどんな問題でも数学です。
基礎学力はどの大学を受験する上でも重要なので、注意して下さい。

まとめますね。

おすすめの方法は下記。

①1年分、時間を計って真剣に解く(答案を作成する)。
②自己採点。
③合格最低点と比較。
④めっちゃ頑張らないと合格しないと思い、気合いを入れ直す。
⑤④とともに、今後の勉強計画を練り直す。

私は高2と高3の間の春休みに、数学だけ時間を計って過去問を解きましたが、全く歯が立たず、得意の数学でこれでは合格するはずがないと思い、気合いを入れ直した記憶があります。

毎年、これから夏までの頑張りで2段階くらいレベルアップする人がいます。
そうなれるように、計画・実行してみてください。

【過去の動画はこちらから】
YOUTUBE動画チャンネルを開設しました!自己紹介
第2回 志望校の決まっていない人への「受験生の心構え①」
第3回 志望校が決まっている人への「受験生の心構え②」
第4回 「学習習慣」
第5回 「絶対伸びない数学勉強法」
第6回 「改善策!絶対伸びない数学勉強法」
第7回 「数学への取り組み方」
第8回 「学習計画の立て方」
第9回 「模試の活用法」
第10回 「模試の活用法-模試当日の心構え」
第11回 「模試受験後の復習について」