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第13回 「過去問の利用法2/2」

枚方本校の佐々木です。


今日の動画は、過去問の利用法の2回目、入試直前期のケースです。

入試直前期に過去問を解く目的は、

①時間配分など、制限時間内で自分の持っている力を最大限発揮する戦略を立てる&実践すること。

②自分の弱点、課題を検出すること。

補足します。

①模試を受けた後で、「時間が足らなかった」とか、「テンパった」とか、解答を見て「この問題、解けたし・・」・・などなど。
そんなふうに思ったことはありませんか?

模試だと、次からはミスしないように・・と思えばいいですが、入試本番でやってしまうと痛いですよね。
そうならないように、「制限時間内のコントロール習慣をつける」という意味です。

②問題ごとの出来不出来によって、例えば熟語が十分覚えられていないとか、気付くことがあると思います。
そのときは、普通の問題集で確認をしましょう。
過去問は単元別や問題タイプ別にはなっていないので、課題の改善のための勉強には適していません。

このように、過去問を解くのは、戦略検討と課題の検出が目的です。
通常の勉強は普通の問題集で行い、過去問を解くのは、1週間から2週間に1回くらいでOK。

また、過去問を解くときは、出来れば得点(配点が不明であれば正答率でもよい)を出して、戦略検討に役立てて下さい。
合格のためには、あと何点くらい取らないといけない、そのためには○○をしないといけない、と考えることはとても重要です。

話は変わりますが、毎年と言っていいくらい、スベリ止めの大学を、過去問を1回も解かずに受験して不合格になる生徒くんがいます。
スベリ止めの大学でも戦略確認は必要です。
注意しましょう。

【過去の動画はこちらから】
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第2回 志望校の決まっていない人への「受験生の心構え①」
第3回 志望校が決まっている人への「受験生の心構え②」
第4回 「学習習慣」
第5回 「絶対伸びない数学勉強法」
第6回 「改善策!絶対伸びない数学勉強法」
第7回 「数学への取り組み方」
第8回 「学習計画の立て方」
第9回 「模試の活用法」
第10回 「模試の活用法-模試当日の心構え」
第11回 「模試受験後の復習について」
第12回 「過去問の利用法1/2」