第11回 「模試受験後の復習について」

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枚方本校の佐々木です。


今日は模試受験後の復習についてです。

成績表の偏差値及び判定だけ見て、復習を全くしない生徒くんがいますが、それでは模試を受ける意味が激減します。
模試は実施時期の生徒の学習レベルを考慮して問題レベルを調整し、実力を評価するとともに、習得すると学習効果が上がるように作られているので、復習してこそです。

ポイントを3点にまとめます。

①試験時間とほぼ同じくらいの時間をかけて復習する。

②復習は、理解したというレベルではなく、次に同じ問題が出たら確実に解けるレベルまでする。

③記述模試の場合は、どこで減点されたor加点されたかを学習する。

補足します。

①かなりの時間をかけて復習をすることを勧めます。
勉強計画に模試の復習を組み入れてしまうのがよいでしょう。

②解き直した方が良いか、解答・解説を確認するだけで良いかは問題によって異なると思います。
その判断力も養うように心がけると、応用力もついて成績も伸びてきます。
また今の時期、もし基本知識が不足していると実感したとき(現段階で確実に解けるレベルまでいかないと感じたとき)は、1~2ヶ月放置しておいて、知識が増えた段階で再度復習というのもありです。

③これは、国公立2次や同志社理系数学など、入試が記述式の人向けです。
模試を受けた直後(次は解けるように学習)と、答案が返ってきてから(減点or加点のポイントの学習)と、2回行うのがよいでしょう。

新高3の人は模試を受ける機会が増えると思いますので、ぜひ心がけてみて下さい。

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第2回 志望校の決まっていない人への「受験生の心構え①」
第3回 志望校が決まっている人への「受験生の心構え②」
第4回 「学習習慣」
第5回 「絶対伸びない数学勉強法」
第6回 「改善策!絶対伸びない数学勉強法」
第7回 「数学への取り組み方」
第8回 「学習計画の立て方」
第9回 「模試の活用法」
第10回 「模試の活用法-模試当日の心構え」

第10回 「模試の活用法-模試当日の心構え」

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枚方本校の佐々木です。

今日は模試当日の心構えについてです。

ポイントは3点

  1. 入試につながるレベルを実感する。
  2. 戦略的な取り組み方の練習をする。
  3. 諦めず1点でも多く得点する習慣をつける。

今回の映像は、趣旨はわかっていただけると思うので、2番目の「戦略的な取り組み方の練習」に関して・・
先日まで実施していた国公立2次対策でも話した「数学の国公立2次試験の戦略的な取り組み方」について補足することにします。

模試の延長線上に入試があると考えて、模試でも同様に取り組んでもらえればと思います。

大学・学部によって、試験時間や問題数が異なりますが、平均的にみて、100分4題くらいのイメージで考えてみましょう。

戦略的な取り組み方、時間配分は以下の通り。

①10分、各問題の難易度チェック。

よく話すのが、1問あたり2~3分で、解ける、解けそう、やってみないとわからない、パス、の4段階で評価し、解きやすそうな問題から順に解く順を決める。
この時のポイントはあせらないこと。
ここの判断の精度があがると、安定して自分のベストが出せるようになります。

②70分、完答狙いでじっくり答案作成。

このときのポイントは、余白を使って計算の下書きをすること。
解答用紙には清書のつもりで書くこと。
時間のロスと思うかもしれませんが、その方が明らかに得点が安定します。

③20分、部分点を取る。

最終的には1点でも多く取ったら合格なので、3点でも5点でも取りにいく。
論理が先に進んだら点があると思って下さい。

尚、上記②について、完答0問では合格確率はぐっと下がるので、時間が十分あるときに、あせらずに完答を狙うのはとても重要です。
時間が十分あるうちから、まずは部分点と思わないようにしましょう。

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第9回 「模試の活用法」

第9回 「模試の活用法」

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枚方本校の佐々木です。


今回の動画をアップしようと思ったのは、生徒くんの多くが、模試を受験したとき、成績表、それも志望校判定だけを見て、十分に活用していないなあと思ったからです。

模試は、将来の入試を見据えた上で、実施時期の生徒の学習レベルを考慮して問題レベルを調整し、実力を評価するとともに、習得すると学習効果が上がるように作られています。
従って、最大限に利用しない手はありません。

動画でも言ったように、ポイントは3点。
①入試本番を想定した受験
②模試受験後の復習
③課題の抽出

学校の定期テストと違い出題範囲も広いので、事前準備は全くせずに実力で受けてもよいと思います。

特に、復習はとても勉強になりますので、模試の復習を勉強計画に入れるようにして、頑張ってみて下さい。

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第8回 「学習計画の立て方」

第8回 「学習計画の立て方」

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枚方本校の佐々木です。


この動画をアップした理由は、伸び悩んでいる生徒くんの中に、下記のような生徒くんが目立つからです。
①「その日の気分で勉強する科目を決めてるねん。」
②「最近、日本史ばっかりやってるねん。」

ポイントは2点。

①きちんと習得すること。

別の言い方をすると、その問題がテストに出たら解けるようになること。

②一度入れた知識は極力忘れないようにすること。

動画では、アドバイスを3点に絞りましたが、4点目のアドバイスを追加するなら、寝る前10分くらい単語などの知識チェックをするといいと思います。

以前にも言いましたが、習慣化がとても重要です。
適切な学習計画を立てて、実行できるよう練習してみて下さい。
その方が間違いなく、学力が伸びますよ。

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第7回 「数学への取り組み方」

第7回 「数学への取り組み方」

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枚方本校の佐々木です。

数学への取り組み方についてです。

実際に、問題を解いてみましょう。
【練習問題】2015年度大阪府立大学
問題をダウンロード※PDFが開きます。

【解説書】動画の内容を参考に考えるとこうなります。
解説を見る※PDFが開きます。

練習してみて下さい。

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第6回 「改善策!絶対伸びない数学勉強法」

第6回 「改善策!絶対伸びない数学勉強法」

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枚方本校の佐々木です。

前回に引き続いた内容、絶対伸びない数学勉強法の改善策についてです。

何事でも、また生徒でも先生でも年齢に関係なく、何かを継続して行うには習慣化が必要だと考えています。
また、偉そうですが人を評価・判断するとき、習慣の有無で評価・判断できることがほとんどです。

勉強の習慣は高校生になってからの話ではなく、小・中学生もしかしたらそれ以前からの習慣によって形成されているような気がします。

すぐ答えを見てしまう習慣は、すぐには答えを見ずに考える習慣に変えていかないといけません。
それには練習が必要。

動画の内容を参考に練習してみて下さい。

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第5回 「絶対伸びない数学勉強法」

第5回 「絶対伸びない数学勉強法」

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枚方本校の佐々木です。


絶対伸びない数学勉強法の動画がアップされました。
見ていただいたらわかると思いますが、少し補足しますね。

タイプⅠ:「数学の勉強をするときに問題を解く前から答えを広げている生徒くん」

まず、タイプⅠの「数学の勉強をするときに問題を解く前から答えを広げている生徒くん」は、経験的に言うと文系の生徒くんに限定されます。
国公立大志望なので数学を避けて通るわけにはいかないけどできれば勉強したくない、そんな生徒くんです。

動画でも言いましたが、最初から答えを広げておかない習慣をつけましょう。
問題集を解くときに最初から答えを広げておく人は、解き方が頭にまったく入りません。
答えは閉じておくようにしましょう。
どうせ答えを見るので同じ事と思うかもしれませんが、全く違います。

次のような感じで取り組みましょう。
「わからない
→答えを見て理解する
→答えを閉じて解いてみる
→やっぱりわからない
→もう一度答えを見て理解する→続きを解く
→やっぱりわからない
→もう一度答えを見る
→続きを解く
(以下繰り返し)」

タイプⅡ:「数学の勉強をするときに答えをすぐ見てしまう生徒くん」

次に、タイプⅡの「数学の勉強をするときに答えをすぐ見てしまう生徒くん」についてです。
実は、この動画をアップしようと思ったのは、高3秋になって「答えを見たらわかるけど自分で気付けない生徒くん」がとても多いからです。

このタイプの生徒くんは、理系・文系どちらにもいます。
数学を暗記科目であるかのように解法暗記型の勉強をしています。
それでは、入試に必要な思考力は身につきませんよね。
1分ですぐに答えを見る人は最初から答えを広げている人とは違い、まじめに勉強すると頭には入ります。
でも高3の秋になると、特に模試を受けたあとに、こんな風に言います。

「先生、答えを見るとわかるんですが、自分で気づかないんです。どうしたらいいですか?」

数学の先生視点では、考える習慣が身についていないので、当たり前なんですね。
高3秋までくると改善する時間がありません。
今のうちに考える練習をしましょう。

模試も高2より高3春、高3春より高3秋の方が難しくなるので、高3秋になり数学の偏差値が下がって初めて気付く人もいます。

次回の動画はその改善策についてです。
魔法のような方法ではないですが、楽しみにしておいてください。

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第4回 「学習習慣」

第4回 「学習習慣」

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枚方本校の佐々木です。

今回のYouTubeチャンネルは、学習習慣をつける方法についてです。

というのも、学年によらずKECに新しく来る高校生の約半数が、定期テスト前以外はほぼ勉強していないという現実があります。
大学入試は質・量とも高校入試とは比較にならないので、「毎日の勉強」が不可欠です。

その方法ですが、以下3点に注意。
得意科目優先。
60分を1セットとして、毎日2セット行う。
③「ちょっと疲れているから今日はパス。」と言わずに、病気で発熱などの場合を除き、必ず毎日勉強する。

補足します。

①苦手科目克服も大事ですが、勉強習慣をつけるのが目的なので、苦手科目ばかりだと疲れてしまいます。

②は1日何時間勉強しなければ・・と思うと気持ちが疲れます。

1時間を1セットにして考えると、気持ちがかなり楽なようです。
60分持続するのがしんどい人は50分でもOK。
1日2セットがしんどい人は1日1セットから始めるとよいでしょう。

③持続が大事。

1ヶ月継続できるともう大丈夫。
高2の人は、もうすぐ受験学年になることから、セット数を増やしていきましょう。
中3時にしっかり受験勉強した人は、高校に入って部活ばかりの生活を送っていたとしても、受験学年になると、勉強モードに入ることができるようです。

勉強習慣のついていない人は、まずは1週間持続できるかがポイント。
2~3週間目がちょうど毎日持続するのがしんどくなる頃です。

また、時間の関係で映像では言っていませんが、習慣づけが大事なので、「1日2セットと決めたら、3セット以上はしない」ようにしましょう。
セット数を増やすのは、1ヶ月持続できてからにしましょう。

こんな感じで頑張ってみて下さい。

第3回 志望校が決まっている人への「受験生の心構え②」

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枚方本校の佐々木です。

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

今年は、センター試験に代わる新入試を受験する学年が中3になります。
KEC大学受験科としては、新入試に向けたテキスト・カリキュラム作成が本格化します。
2021年度新入試、更には新入試の本格導入および教科書改訂まで、順次改訂していきます。

各大学が新入試の考え方を先行導入もしていて、また全体的にはみなさんの総合能力アップにつながる改訂と思うので、現中3・高1・高2のみなさんも、他人事と思わず能力アップに取り組んで欲しいと思いますね。

さて、YouTube動画の補足です。

今回は「受験生の心構え2-志望校の決まっている人向け」についてですね。
2点補足しておきます。

①正直に言うと実は10年前と比較し高3の1学期の勉強量が減っています。

逆に言うと、高3の1学期から受験生モード(学校から帰って来たらメシとフロ以外は勉強)になれたら、80%くらいの確率で受かるような気がします。

②「高校受験と比較してこれくらいで間に合うかな・・」と考える人が多いのですが、質・量ともに、大学入試は高校入試の5~10倍です。

脅すわけではないですが、勉強しても勉強しても終わる感じがしないくらいです。
従って、模試の成績もそんなにすぐには上がらないことが多いです。
ただ着実に努力している生徒くんは、確実に上がってきます。
努力を継続しましょう。

それでは、みなさん頑張って下さい。

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第2回 志望校の決まっていない人への「受験生の心構え①」

第2回 志望校の決まっていない人への「受験生の心構え①」

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枚方本校の佐々木です。

YouTubeチャンネルで配信したときは、できるだけブログで補足説明を行いたいと考えています。
映像では時間の制約があり、すべてを語るのは難しいからです。


今回は「受験生の心構え1-志望校の決まっていない人向け」についてですね。

毎年、年に10~15回くらいは、内外の入試説明会で話をしています。
その時に話す内容は学年や志望に応じて若干異なりますが、
どんな場合でも
①志望、②入試、③勉強
のいずれかもしくはすべてについてです。

志望に関しては、高3などで志望校がほぼ決まっている場合でも、映像で言った内容については伝えるようにしています。

映像で言った内容は要約すると、以下の2点。
①最終的には自分で志望校を決めよう
②学部、学科の名称に惑わされないように内容を確認しよう

映像で言っていないのは、志望学部・学科は決まっているけど、志望校がまだ決まっていないケースです。
大学のHPで教員一覧を確認した方がいいのは、映像で言った通り。
その上で「実力的にみて、○○大志望でいけるかなあ・・?」と思っている人も多いです。

こんな時、自分のモチベーションが最大になるような志望校選択を勧めています。
高3の秋になると現実を見ないとダメですが、それまでは現実が理想に近づくように頑張るのがいいと思いますよ。

それでは、みなさん頑張って下さい。

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