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第24回 「マーク模試の成績表の見方」

枚方本校の佐々木です。

今日は、マーク模試の「成績表の見方」を予備校の先生視点でお送りします。

5~6月実施のマーク模試では、多くの生徒くんはまだまだ知識不足で、
これから頑張ろう。」という結果になっていると思います。

こういう生徒くんには、「これから伸びたらええねん。」と励まして、
現段階でそれ以上は言いようがありません。
生徒くんの頑張りが点数に現れ始めてから、技術的なアドバイスを送ることになります。

ある程度勉強がすすんでいる生徒くんの場合、私が見るポイントは2点しかありません。

教えているのは数学ですが、数学はほとんど見ません。
理由は簡単で、知識が入れば伸びてくるからです。
同じ理由で、理科、社会、古文、漢文もほとんど見ません。
見るのは、英語と現代文です。

①英語の問3,問4より問6の点数が高い人は要注意。

②国語の問1より問2の点数が高い人は要注意。

大問毎の難易度によっても異なりますが、
一般に英語で見ると、問6と比較し問3,問4はきちんと読解しないといけない問題であることがほとんどです。
国語も同様に問2が小説、問1が評論であることが多いので、問2と比較し問1はきちんと読まなければいけません。

センターでも一般入試でも、入試問題は、問題文を正しく読み、
正しい知識を頭から引き出して、正しく組み合わせると、解けるようになっています。

要注意タイプの人は、問題文を何となく読んでしまっていて、正しく読み取る(解読するように読む)習慣が不足している事が多いです。
そのままにしておくと、秋になって模試の応用度が上がると偏差値が下がる傾向にあります。

正しく読み取ろうと意識をするだけでも改善する場合があるので、ちょっと自覚のある人は心がけてみて下さい。

【過去の動画はこちらから】
第17.5回番外編 「KECってこんなところ!」」
第18回 「高1・2向け 国公立大学志望者向けアドバイス」
第19回 「高3向け 国公立大学理系志望者向けアドバイス」
第20回 「高3向け 国公立大学文系志望者向けアドバイス」
第21回 「高3向け 関関同立大志望者向けアドバイス」
第22回 「高3向け 産近甲龍大志望者向けアドバイス」
第23回 「高校1年生向け 学習アドバイス」